大石神社
（おおいしじんじゃ）

• 祭神は大石内蔵助良雄。
• １７０１年の浅野内匠頭の刃傷ざたののち、大石内蔵助がこの地に移り住み、事件の善後策を協議したがお家の再興は許されず、吉良上野介邸討ち入り、いわゆる忠臣蔵の事件へとつながっていった。
• 明治天皇がこの事件を「百世の下感奮興起せしむ」とほめたたえたことで忠臣蔵の事件が広く知られるようになり、その後、１９３５年にその義挙を顕彰するために全国の崇敬者が創建した。
• 毎年１２月１４日に義士祭りが開かれる。

山林に囲まれ、割合目立たない場所に大石神社はあります。大石内蔵助も事件の善後策を講じるのに、この目立たない上に交通が便利と言うことでこの地で同士とたびたび会合を開いたそうです。また、敵にさとられないようにするために祇園や伏見でわざと遊び回っていたそうです。

社殿はやはり新しめ、でも、内蔵助への信仰のあつさからか、何となく重々しいふんいきを感じさせてくれます。新年近くにはこのように内蔵助の絵馬も飾られます。紅葉がけっこう楽しめる場所ですが、雪がちらつく日に行けば、忠臣蔵の気分そのままです。

社殿のわきにある義人社です。こちらには義士達に武器を調達した大阪の豪商、天野屋利兵衛がまつられています。「天野屋利兵衛は男でござる」のセリフで思い当たる人もいるでしょう。今も商売繁盛の神様として信仰を集めています。

社殿の前にある宝物館には、忠臣蔵に関係する資料が収められています。資料は少な目ですが、忠臣蔵を知る人にはけっこう楽しめる資料があります。手前の石は大石邸の漬け物石で作った大石内蔵助像、奥は浅野内匠頭の肖像画です。

このウィンドウをとじるには右上の×をクリックして下さい。