下鴨神社
（しもがもじんじゃ）
（賀茂御祖神社）
（かもみおやじんじゃ）

• 祭神は玉依媛命（たまよりひめのみこと）、賀茂建角身命（かもたけつぬみのみこと）。
• 記録では紀元前２年に神社の瑞垣の修造が行われたと記録にあり、糺の森周辺に弥生時代の遺跡が見られることより、古代から信仰の対象であったことが確かめられている。
• 創建は不明だが、６９８年、葵祭の警備の命令が出されたことより、このころから大きな社殿があり、盛大な祭りが行われたことが確認できる。
• 平安時代には皇室の氏神として特別な信仰を集め、それ以降も時の幕府などより領地が寄進されるなどで大きな勢力を持った。
• 明治初期に官幣大社の首位におかれている。
• 京都の三大祭り、葵祭が例祭として上賀茂神社とともに毎年５月１５日に開かれる。
• 世界遺産に登録されている。

下鴨神社の境内を取り囲み、境内の大半を占める糺（ただす）の森です。聖域のため入れませんが、周囲の住宅や繁華街と別世界の静寂を保ち続けています。中を流れる泉川の清流が何とも涼しげで風流です。

長い参道を歩くと、真っ赤な楼門が見えます。薄暗い糺の森と好対照で、けっこうハッとさせてくれます。楼門のそばには縁結びの神様として知られる相生社と２本の木が途中から一本にくっついてしまった、京の七不思議の１つでもある「連理の賢木（さかき）」があります。

楼門をくぐると、古式ゆかしい社殿がしぶさを見せてくれます。社殿の他にも、尾形光琳の「紅白梅図」のモデルになった光白梅やみたらし団子のもとになった御手洗の池（あぶくをかたどった）など、けっこう見どころが多いです。ちなみにに境内ではみたらし団子は売ってませんので念のため。

この中門から先が国宝の本殿ですが、本殿は拝殿もあってかあまりよく見えません。ユニークなのは拝殿前の言社。干支ごとに守護神をまつっており、自分の干支に合わせて参拝できます。印鑑、契約の神様の霊璽（れいじ）社なんて言うのまであり、本殿が見られなくても意外と見るところが多いです。

このウィンドウをとじるには右上の×をクリックして下さい。