このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

神童寺
(じんどうじ)



山門山門です。ちょっと急な階段の奥には本堂が見えます。創建当時は26坊を有するかなり広大な寺だったようですが、現在は本堂と宝物殿、鐘楼が残るのみです。宝物殿は昭和になって建てられたものですし、聖徳太子創建をしのぶものはほとんど残ってません。
本堂どっしりした感じがなかなか見事な本堂です。中には本尊の蔵王権現像がまつられています。ちなみに中は住職が説明してくれますが、なかなかの話好きな方です。蔵王権現像はめったには目にしないけっこう特徴ある造形をした仏像ですが、宝物殿の仏像の方がけっこう印象的かもしれません。
鐘楼創建当時は壮大な伽藍だったことの名残のような鐘楼です。そばには宝物殿があります。宝物殿の中の仏像はけっこう珍しいものがあります。前鬼と後鬼がそろった役行者像や、弓を引く愛染明王像など、けっこう目を引く特徴的な仏像が多く、ここはけっこう長く見ていてもあきません。(ちなみに仏像はみんな撮影禁止です・・・)
十三重塔本堂わきにひっそりと建つ鎌倉時代ごろの十三重石塔です。仏像だけでなく、桜などがけっこう咲き乱れる境内もなかなか面白いという住職の話でした。あまり手を加えられていない境内ですが、それが逆に素朴さと親しみやすさを与えてくれるような感じです。
交通JR奈良線棚倉駅より徒歩40分。
バスなどはまったくありません。
駅からタクシーを使うのが一番確実でしょう。
それにしても行きづらい・・・
料金☆☆☆境内の拝観はただですが、
本堂内と宝物殿の拝観に400円かかります。
見るものの量を考えると何か高いような気がします・・・
ちなみに住職の案内つきです。
インパクト☆☆☆本堂とかは割とふつう。
聖徳太子の時代の飛鳥風の建築を期待すると
裏切られます。
でも、仏像はユニークなものが多く、
その中でも愛染明王像や役行者像はかなりの出来。
ゆっくりながめると意外といい味してます。
疲労度☆☆☆☆山門前と本堂わきの階段がちょっとつらいだけ。
境内は思った以上にかなりせまいです。
おみやげ周囲にも寺でも何も売ってません。
おみやげは別な場所でどうぞ。
おすすめ☆☆☆何分にもこの遠さが行くのにちゅうちょさせますが、
収蔵されている仏像はいずれも
かなり見事なものが多く、
見る価値は十分にあります。
仏像を思う存分味わいたいのならおすすめでしょう。
聖徳太子の名は頭から消して見た方が
ふんいきを味わえると思います。

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