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冬への備え開設:2000/11/16
11月7日は「立冬」です。昔の暦はたいした物で、北京もちょうどこの日を境に冷え込んできました。だいたい日中の最高気温が2度から3度、夜間の最低気温は零下5度以下という日が続いています。そして今日(11月16日)、朝起きてみたら薄っすらと雪が積もっていました。これから1月にかけて気温はどんどん下がります。
今年は私にとって7回目の北京の冬なのですが、一番寒かったのは3年前。ある晩、飲んで宿に戻ろうと外へ出たらかつて経験したことのない冷たさで、翌日の新聞を見たらその晩は零下18度まで下がったようです。北京の人に聞いてみると今年の冬もかなり厳しくなるようです。そこで寮に住む学生たちの防寒策を見てみました。
←寮の部屋や教室に備え付けの暖房。中をスチームだか熱湯だかが循環している。各地方の規則に従って運用され、今年の北京市は11月15日から一斉に本格稼動。語言大では10月半ばから半開で運転開始された。私はこれだけで冬を乗り切る予定。(いつまでもつことやら...)尚、写真のインテリア類は商品に含まれません。
→電気式暖房装置の一つ。330元前後。温風が出るタイプなので短時間で部屋が暖まる。←日本でも最近見かけるオイル循環型の暖房。スーパーで340元。火災の心配が無いので安心。ただしファンが付いていないので部屋全体を暖めるには時間がかかる。前面パネルの水色とそこに描かれている熱帯魚たちの絵が涼しげ。
→壁掛け式で温風が出るタイプ。220元前後。←めぐめぐさんの力作。「黒いビニール製ごみ袋による風除けカーテン」。驚くことに、袋の上部には紐で作った輪が取りつけてあり、カーテンレールに貼ってある洗濯バサミによって吊るされている。つまり着脱自在なのよ、奥さん!
→ガムテープによる標準的な目張り。この扉の向こうは配管設備になっていて、隙間風が厳しい。←私の部屋のドアの上にある換気兼採光窓。廊下から隙間風が入ってくるので、ダンボールと新聞紙で目張り。明かり漏れ防止効果もあり、あるイタリア人男性に追われていたときは夜間に居留守を使うのに役立った。戦中の灯火管制を思い出す一品。
→私の部屋の窓。ある晩、寒いしカーテンが揺れているので窓を閉めようと思ったら隙間風だった。最大で1cm以上の隙間があり、透明なテープで塞ぐ。古いテープの跡に先人の苦労が偲ばれる。尚、空いているベット側の窓は換気用に未処置。
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