このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


【番外編】劉老師、再見!
開設:2000/12/07

劉老師は四十を半ば過ぎた女性で、必修科目「中級漢語綜合課」を受け持つベテラン中のベテランの先生です。数少ない男子学生には無茶苦茶きびしい人ですが、授業中にも冗談を欠かさず、学生との交流にも時間を惜しまず、そして教え方は抜群に上手で、この先生の授業を受けるたびに「ここに来て良かったな」と常々思っていました。

ところが新学期の開始から1ヶ月以上が経ちクラスの学生同士も打ち解けてきた10月中旬の授業中、劉老師が静かにおっしゃいました。「今まで黙っていて申し訳ありませんが、私は来週からチェコへ行きます」。学生の誰もが短期の出張か何かだろうと思ってのんきに「何日くらい滞在するんですか」などと尋ねたら、なんと2年間とのこと。聞けば、中国全土の中国語教師から毎年30名程度が選抜されて海外の学校で中国語を教えるという中国政府の政策があり、我らが劉老師はその枠に選ばれて単身チェコへ向かうことになったのだそうです。すごい!!

10月21日、初のクラス飲み会は劉老師の送別会となりました。劉老師、短い間でしたがありがとうございました。そしてチェコでの生活を楽しんできてくださいね。


(2000/10/21)


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