このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
メル友に付いてであるが、中国の我が社の社員が、文通(?)しているメル友の話しである。私にはメールからの友達は居ないのだが、メールで相手を捜すなんて、何んだかときめくようなものがあって、いいものかもしれない。 中国にもメールで友達を捜すページがあって、結構盛んな様である。そしてその文通の内容は真面目なものらしく、真剣に結婚相手を探す手段でもあるらしい。メールで結婚相手を捜すのはどうも本当らしく、我が社の70人位の独身社員の内、二人もがこの方法でお見合いをした。お見合いという言葉はふさわしくないかもしれないが、メールでのやり取りのからの機が熟して、二人が会うことになったのである。 中国は広いから、一方が一昼夜も汽車の乗って、北京まで会いに来て、北京で若い男女二人が初めて会った。二組とも殆ど同じパターンで、わが社の社員の方は男性で、女性の方は学生(大学院生)。そしてはるばる会いに来たのは女性の方なのである。中国では、こうゆうことに女性も積極的の様である。そうして泊った所は、ホテル代を節約する為か、良く知り合う為なのか、男性の家に一週間位泊まっていった。と言っても同じ部屋に泊まる訳でないらしい。 話しが逸れるが、北京の住宅事情について説明すると、北京には独身者用のアパートなんて殆ど無い。それで地方から出てきた独身者は、一般住宅用の3K位の家を、3人とか4人で借りて住むのである。異性のメル友にはその3Kの内の一部屋を提供するらしい。 若い男女が同じ家に泊まるとか、一緒に住むこことは結構あるらしい。大学の同級生が北京に遊びに来る時は、自分が借りている家に泊めてあげたりする。それも男女の同級生が一緒に押しかけくることもあるらしい。会社の独身寮みたいに利用されている住宅に、若い女性三人のなかに男一人が住んでいるなんて羨ましいのもある。こういったことはどうも日本人の考え方と違うらしい。 メル友の話し戻すと、メールで知合った相手が、結婚相手にふさわしいかどうかを知る為に、遠路はるばる会いに来て、そして女性が相手の家に数日間泊まっていった、その結果であるが、会社の二組の内、一組は相思相愛になり、メール友達を卒業して、電話友達になった。ちなみに中国でのパソコンは日本での値段と同じ位だから、中国人に取っては高価なものである。個人でパソコンを持っている人は少ないから、こっそり会社のパソコンでメールを交換していたのである。 もう一人の組に、その後の経過を聞いたところ、あの相手とは合わないようだと言っていた。うまくいかなかったらしい。それでも二人で、あちこち北京の観光地を回っていた。この二人が会う前には、私が撮ったデジカメの写真をメールで相手に送ったりしていた。又、女性側の友達から電話があり、騙しているのではないか、真面目な人なのかとか、いろいろチェックがあったらしい。女同士の友達は、一緒になって心配してくれるらしい。 熱愛関係になったはずの二人の方であるが、つい昨日その後のことを聞いてみたら、もう分れたのだとか。理由は、女性側の父親が地元で働くのでなくては駄目だと反対したからだと言っていた。この女性は一人っ子のようである。熱愛も中国では、親の反対には勝てないようであった。 それとも結婚の条件を秤りにかけての事なのであろうか。結婚する時の、男性側に対しての結婚の条件は、日本などより遥かにレベルが高いようである。背が高くて、家を持っていなければなどと、経済的な要求も高い。男性側は、ハッキリとわかるセールスポイントが無いと、極めて不利なのだとか。観光がてらにお見合いに来た様でも、冷静にその辺のことは判断しているようである。 こんな内輪話がどうしして分るか言うと、それは日本語を教える時、日本語で話させる為にいろいろ話題を考えて、話題に取上げるからである。中国人はこう言ったプライバシーに属することでも結構話してくれる。 しかし私がいる会社の中の内輪話を、このホームページに書いてしまって申し訳ない。多分、私の会社の社員は、このホームページを見ないと思うのであるが。それにしても、中国女性の結婚に対して積極的なことには驚かされる。確かに中国では、女性は、27才くらいまでには結婚しないと、結構大変なことになる。これはほんとのことです。 |
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