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泊まりばな


泊まってみたくなる個性的な"宿"へご案内

 はじめに・・・  私たち「旅のプロ」である観光バスの乗務員や旅行会社の添乗員に知り合いがいらっしゃる方で、「今まで行った中でよかった所はどこ?」と質問してみた事のある方は少なくないはずだと思います。
 しかし、それは難問です。
 一口に、「旅行に行く」とは言っても、目的も、希望も、予算も、人によってさまざま。
 普段は青春18切符+夜行ム−ンライト号で旅する人だって、新婚旅行まで鈍行で行く人はいないはずです。
 でも、どんな旅をご希望であっても、いろんな特徴のある宿を知っていてソンはないはずですし、実際冒頭のような質問の意図するところもそんなところではないでしょうか。
 で、今回、そういった宿の中でも特に”抜きん出るものを持った”印象に残った宿を紹介しようと思ったのがこの「泊まりばな」です。

なお、私たちはたいていの宿泊施設において、その性格上、「部屋や料理について最低ランクの宿泊料金のお客さん」の扱いを受けていると思われますので、いわゆる”格安チケット”などで宿泊されても、私たちより悪い扱いを受ける心配はないと思われます(苦笑)。
 ちなみに私は個人旅行派なのでLAWSONのLOPPIなどの格安宿泊券、よく利用していますが、不快な思いをしたことはありませんし(笑)。
 ネット予約や宿泊予約系HPを上手に使ってみてくださいね。

 なお、当該施設にHPが用意されている場合、極力リンクしておりますが、熱心に更新されている施設と、そうでない施設があるようです。
 また、業務で行く場合、それなりのキャパシティーを持った宿泊施設に限定されてしまうことをお含みおきくださいますよう、お願いいたします。


第1話@白樺湖池の平ホテル

 さて、この話がクレモンツアーの記念すべき第一話となるわけですが、さすがに初めてだと緊張してしまって何書こうか困ってしまう・・・
 で、このページに入るときに押したボタン、そそ、泊まりばなのボタン画像のところについて話してみたいと思います。
 これは、長野県の白樺湖池の平ホテルの窓から見た白樺湖(白鳥は玄関屋根の飾り物です)の画像です。  通常、観光バスの乗務員や添乗員ってのは裏手の景色の悪い部屋とか、窓が無い部屋など、最悪は”飛ばし”(会社によって呼び方が違いますが)といって、近隣の別の宿泊施設に泊まらされたりすることが多いんですけど、この日は日ごろの行いの良さからか(ここ笑うとこね)、見晴らしのよい部屋でしたので、記念に一枚撮って参りました。

 で、ここのホテル、建物はやや古め、部屋も決して豪華ではないのですが、一つ特筆すべき事が・・・
 それは、ディナーバイキングのスケールの凄さ!
 和・洋・中・エスニックからフルーツ、デザートに至るまで50品以上(100品あるかも?)で、”ネパール人シェフの焼くビーフステーキ(肉は固いが)”や”キーマカレー(何故ここに?と思うがマジ美味い、しかもナンまで!)”などなど、地元名物ってモノはここにはないのか?
と思わせる大迫力で、しかも追加もどんどん出てきます。
味もファミレス料理レベルはクリアしており、そのド迫力を堪能すれば充分納得できると思います。
 もちろん温泉もよく、さわやかな高原の雰囲気を堪能できます。
 ちなみに、私はここのバイキングがあんまり好きではないです・・・なぜなら・・・???

食っても食っても席を立つのがもったいない気がするから(爆!)

 さってと、最後に果物取ってこよっと(^^♪

ダイナミックな白樺湖池の平ホテルのバイキング

第2話@南紀白浜・梅樽温泉ホテルシーモア

古来?日本人は、私も、そしてあなたも?温泉というものが大好きな民族で 、湯治場に代表される古くから歴史ある温泉地が全国各地に点在しています。
 ただ、古くから栄えた、ということは同時に老朽、陳腐化した施設を多く抱えており、 新しい魅力の開拓にも遅れ気味、とゆう温泉場も少なくないんです。
 それでも地域レベルで訪れる観光客数が少なくないのならば、上手に施設を ”魅力的に見せる”アップグレードを施し、人気を集めるところもたくさんあります。

 そんな中で特色を上手に演出している点で私の好きな”梅樽温泉・ホテルシーモア”を ご紹介します。
 ホテル内に海中展望塔を持つユニークさで名を馳せており、ご存知の方も居られると思われるこの ホテルも、決して最新の建物ではなく、この点では劣ると言わざると得ないんです、が・・・
 フロントから広がる開放感タップリのロビーなど余裕ある設備はさすがで、 高級感ではひとクラス上のホテルにも負けていません。
そして、新しい売り物として、地元の特産品の梅干の大樽を湯船として使用 した”梅樽温泉”の露天風呂が登場しました。
 そしてこの梅樽温泉、好評なのでしょう、泊まるたびに樽が増設されています。かなりびっくり。
 できることなら早めに到着して、ゆったりと湯に浸かりながら雄大な水平線に沈む 夕日を眺めて、そんな贅沢な気分を満喫させてくれる露天風呂です。
 また、館内には昭和60年ごろパチンコ屋の内装そのままの懐かしくなる遊技場(換金不可)もあり、ちょっと立ち寄って見るのも良いでしょう。

 なお、系列の「白浜温泉パーク」には梅樽温泉の他に家族風呂(要予約・時間指定) もあるので、カップルでも気軽に仲良く入浴できます。

 (^^;)書き忘れたが、シーモアの梅樽温泉の唯一最大の弱点をひとつ。
天候によっては風が強烈に強く、梅樽に浸かっていても寒い(笑)事があります。
当然屋内風呂は梅樽のような特色はなく、フツーの湯船になります。 ここは是非、屋内にも梅樽を期待したいところです。
目前まで海が迫ったシーモア梅樽露天風呂の爽快感!


第3話@大津プリンスホテル

 日本最大を誇る、琵琶湖。
 その景観は素晴らしく、また、多くの美味しい水産物を生み出しています。
 今回は、その琵琶湖の畔に立ち、また、その威容は客室の景観のためにあるといっても過言ではない、滋賀県大津市の大津プリンスホテルをご紹介します。

 ここ滋賀県は、古くは近江商人を生み出しまた、最近ではなんといっても西武グループの総帥、堤義明氏のお膝元として、関西地域としては珍しく西武色の強い地域でもありますが、この大津プリンスホテルも、西武グループの総力を見せ付けるが如く(大げさすぎか?)琵琶湖にその姿を映しております。

 このホテルのポイントは、建物を半円筒形状とし、部屋は全室レークビューとしたこだわりの建物にあります。この構造は、スペース効率こそ良くないものの、部屋が広く見え(実際広いが)、廊下距離が短くなるなどのメリットをもち、また市街地が死角になっていることも含めて、町の至近に位置しながら、全くの別世界のような景観を作り出す事に成功しています。
 日のあるうちにチェックインして、夕日に輝くホテルを眺め、暮れなずむ琵琶湖の夕景〜夜景を楽しみ、朝は最上層のレストランで、湖上に浮かぶ小船を眺めて小鮎の佃煮(バイキングにあり)でも戴いてみれば、 現代と昔話の世界がごっちゃになったような錯覚にとらわれる事でしょう。
 私の知る限りでは都市部に位置しながら、これほど外の眺めにこだわったホテルは他に無く、その点を特に推薦対象としてご紹介いたします。

 また、HPのネット割引予約も充実しており、金額的には安くはないですが、内容も含めたお得感の高さも魅力といえます。出来るならば、最上階のバー・トップオブオオツと朝食バイキングのセットになったプランをチョイスして、琵琶湖の眺めを飽きるほど堪能してみてはいかがでしょうか? 。
大津プリンスホテルだけの琵琶湖の素晴らしい眺めを楽しめます。

第4話@熱海伊豆山・水葉亭

 みなさんは”温泉旅館”と聞いて、どんな内容の充実した施設を望まれますか?
「温泉には詳しいよ」とおっしゃる方でも結構難問ではないでしょうか? 一口に温泉旅館とは言っても、例えば料理にしたって少量でも純和風が良い方、 ダイナミックにバイキングでもりもり食べたい方ではおすすめ旅館は変わってしまいます。また、温泉 なんだからかけ流しじゃないと話にならん、なんておっしゃる方もおいでになると思います。 ですが、当クレモンツアーの案内方針と致しましては、とにかく”珍しいこと””迫力のあること”クレモンの 度肝を抜いた事”などという、結構曖昧な(笑)視点より皆様をご案内いたしております。
 「私ここに泊まった事もあるよ!!」なんて方は是非、BBSにもご参加いただきますようお願いいたしますm(__)m

 前置き長くてごめんなさい。温泉旅館としては3回目の今回は、クレモン自身も予備知識なしで行って驚いた、 30m×60m(案内資料による)の広さを誇る王朝大浴殿の熱海伊豆山温泉の水葉亭をご紹介します。
 東京からもほど近く、海や山の自然あふれる伊豆半島は関東のリゾート地として古くから人気を集めてきました。
 その伊豆半島の入り口ともいえる熱海も、古くからの温泉地として知られ、また、温泉旅館の激戦地として それぞれ個性や特色のある旅館がお客さんの誘致にしのぎを削っています。
 そんな中、純和風の部屋を特色としながらも、奇抜ともいえる大浴殿を超ビッグスケールにて備える水葉亭。
一番の売り物の王朝大浴殿は、ワンフロアを二層に分けて高い位置からの眺めを演出するなどアイデア満載。
屋内風呂のみでも湯気に煙ると奥まで見通せないほどの巨大さで、私の知る限り単一フロアの浴場として最大級といえます。湯船はここだけでもなんと19!(驚)もあり、宣伝文句のお風呂の迷路!も納得 することも請け合いです。もちろん、一泊でそんなに入れるわけはないんだけど、せっかくなんだから 特別なところにやってきたんだ!!って気分を満喫して行きましょう(^v^)。
もちろん折角なんだからお風呂も和風!!って方からはちょっと残念がる声も聞こえそうですが そんな方にはちゃんと露天風呂が用意されていて、そういったお客さんにも対応する 懐の深さも持ち合わせているのもこの旅館の魅力です。
 ただ、これだけの大浴殿を男女別に用意するわけにはいかず、時間ごとの男女入れ替え制となっている ので、時間に注意することだけは忘れないように!
 また、HPは画像はおろかHPそのものも いつからあるのかわからないほど古臭く、せっかくの旅館の魅力を伝えているとは 言いがたいのが残念です。直接のネット予約は少ないようですが、宿泊プランごとの魅力などをもう少しアピール して欲しいな、ってのが正直な感想です。食事も充分に自慢できる内容なのにもったいないな、と思います (水葉亭の関係者の方には、余計なお世話だ!!って怒られそうだけど)。
 私がお邪魔したときはもちろん乗務員としてで、残念ながら山側の部屋でしたが、それでも 部屋食で用意していただき、大浴殿にてのんびりゆったりな温泉気分を満喫させていただきました(笑)。
一日で入りきれない!!熱海水葉亭の王朝大浴殿!


番外編@記念日には、我が町で贅沢を

 さてさて、今回の泊まりばなはいつもと少し趣向を変えて、どっちかというと旅行業界関係以外の 男性向けのお話にしてみましょう。
 旅行業界関係に勤める方ならホテル泊に慣れて、そんなに特別な感じを受ける事もないと思う方も多いと思うのだけれど、 奥様や彼女が業界関係者ではない方なら聞いておいていただいてもソンのない話題と思います。

 例えば”日航””全日空””ヒルトン””ハイアット””マリオット””リーガロイヤル””メトロポリタン””第一ホテル” などといういわゆる”ブランドもの”の高級シティホテル。 ま、これらはチェーン店のようなものでもでもあり、県庁所在地クラスの比較的大都市圏にはそんなに珍しくないの ですが、実は利用した事がある方って、特に男性ではごく少数なのではないですか?たとえば(あなたが 役員クラスならともかく)ビジネスマンとして日本中駆け巡ったことのある方でも、保安上の 理由などもある海外ならともかく、国内出張でこんなホテルをいつでもポンポン予約してくれる豪気な企業、 そんなにある訳ないですよね?で、男性の感覚では、普段家庭にいて?外に出ない女性なんて、 シティホテルとは無縁・・・って考えませんか?
 でも実は、女性の殆どがこういったホテルを利用した事があるんです。しかも、近所の(笑)。
  え!?俺は知らないのに!まさか浮気かぁ!!!???
って思ったあなた!あなたはいわゆる「オヤジ雑誌」の読みすぎです(笑)。
 試しに、あなたがヒマな平日のランチタイムに、こういったホテルのレストランをのぞいてみてください。  殆ど全てのお客さんが主婦層とおぼしき女性で、占められているはずです。
 パチンコするお金があれば、ランチメニューでも注文してみてください。 「安くておなかいっぱい!それが男のメシの正義」といわんばかりの牛丼や焼肉定食と違って、美しく、雰囲気のある 装飾を施された店内で、丁寧に彩りよい付け合わせを駆使して盛り付けされたおかずから、綺麗にドームのように丸く盛り付けられたご飯まで、 同じ”ヒルメシ”とは全く思えないような食事の時間が過ごせるはずです。
 これでお気づきかと思いますが、女性ってのは普段は100円均一なんかで節約する反面、こういった”ゴージャスな 雰囲気のあるところ”が大好きな方も少なくないんです!!! でも当たり前ですが普通、宿泊する事はありえません。なぜなら女性が自ら電車やマイカーで移動できる範囲内に わざわざお金を払って泊まる事はありませんから。
 しかしこういったふうに女性は、いわゆる”雰囲気”という見えない価値に意外にお金を遣っているので、 男性がたまの記念日に「一発張りこんで食事か何か記念になる事をしよう」と思っても、 ”雰囲気”にお金支払う事に慣れている女性をびっくりさせるほどの演出をするのは至難の業となるのです。ですが 人間は意味もなく近所に泊まる事はないので、これらの高級ホテルへの宿泊経験がない、という、「灯台下暗し」な 状況も作り出しているのです。ただし、”いいホテル”との認識は男性の比ではなく、泊まってみたい願望のある方は決して少なくないと思われます。

 ですので、クレモンツアーとしては、世の男性諸氏にお二人の記念日に、こういった比較的近所の高級シティホテルに泊まって みることをおすすめします。予算は、ネット予約やコンビニの格安チケットを利用して(二人で)一泊1、5〜3万円と食事 代くらいは必要で、決して安い額ではありませんが、同じ金額でブランド物をプレゼントするよりはよほど粋な贈り物 になると思いますよ!?
 ただし、あまりこういったホテルであまり慣れた振る舞いをして、奥様や彼女にあらぬ誤解を招かれても当方では一切 関知致しませんので念のため(笑)  

第5話@準備中


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