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2009年8月11日,12日
飯田線の旅   ページ:  1ページ目 /  2ページ目 /3ページ目

翌日、8月12日。

同じ階には1人だけ別の客がいた事が分かった。しかし客が少ないのには変わりない。
7時47分、313系1700番台で伊那市を出発。乗った車両はクモハ313-1703。これは2年前に上諏訪から豊橋まで6時間半乗りとおした思い出の車両だ。2010/05/06訂正 2年前に乗った車両はクモハ313-1702でした

8時20分、辰野駅に到着。これで飯田線は終わり。今回は景色が一番良い区間が不通で全区間走破できなかったが、走破は2年前にしているし、景色がいい区間もまた乗りに来れば良い。佐久間レールパークが無くなっても、119系が無くなっても、飯田線はまだまだ魅力いっぱい。まだ具体的な置き換え計画が出てないけど、119系が無くなる前にもう一度くらい行きたいな。
↑辰野駅に到着する119系(乗ってきたのとは違う列車です)

さて、辰野駅の標高は722.8m。いつの間にこんなに高い所に。長野県はごくフツーの場所でも標高が超高い。辰野からは123系に乗車。JR東日本の123系は1両しかいないので、車両検査時などは他の車両が代走する。この運の悪さなら乗れないのではないかと思ったが、やってきました123系!!


↑123系
↑クモハ123-1
123系の全区間走行音をお楽しみください。
サウンド再生 ここをクリック 123系 辰野〜塩尻  24分0秒 32.9MB  右クリック保存

8時47分、超ロングシートに乗客は自分も含めて3名で辰野駅を発車。信濃川島で1人降り、小野でドッと乗ってきて、9時8分、塩尻駅到着。塩尻からは再び313系1700番台、みすず長野行きで松本へと向かう。

入ってきた313系1700番台は先ほどと違う車両で、クモハ313-1701を先頭にした車両だ。車内に入ってビックリしたのが、転換シートが見事に全部逆向き。岡谷でスイッチバックしたからだろう。

9時19分、塩尻駅を発車。車内は立ち客多数。松本駅には15分ほどで到着。

サウンド再生 ここをクリック スーパーあずさ松本駅到着 2分30秒 3.4MB  右クリック保存
(乗ってきたのとは違う列車です)

なぜわざわざ松本に来たかと言うと、次の10時24分松本発12時49分中津川行きの座席を確保するため。塩尻〜中津川は普通列車の本数が少なく、車両も短いため、これで座れないと、最悪2時間以上立ちっぱなしとなる。

お土産を買い、ホームへ。時刻は10時5分。すでに中津川行きは到着していた。車両は313系3000番台2両。発車まで20分もあるというのに、もう既に、人のいない4人席が3つしか残っていなかった。当然、10時24分の発車時刻には立ち客多数の満員電車が出来上がりました。

乗客の中で比較的年配の方は奈良井駅で降りるみたいだ。奈良井は最近テレビでよく見る観光地なのに、特急が止まらないからこれに乗るしかない。塩尻では中央東線の乗客も受ける。座席を確保しようとしたのか、ダッシュで来る人もいたが塩尻到着時点で立ち客多数で空席なしですから〜〜〜ッ!!残念ッ!!

松本まで戻ったのは大正解でした、塩尻では混雑に拍車がかかり、御堂筋線の朝のラッシュと同じような状況でした。

2年前に乗った時は西側の席に座って車窓を楽しんだので、今回は東側の席を確保した。やっぱ西側の方が景色が良かったかな。でも東側もなかなかですよ。

奈良井で混雑は一段落、といってもまだ混んでいるが。4人席部分にはパラパラと各ボックス1,2席の空席があるものの、3人以上で来ているグループはすでに着席をあきらめて、ドア付近や車椅子スペースでワイワイ楽しんでいる。木曽福島でまた4人席が埋まった。

12時49分、中津川に到着。次は313系8000番台セントラルライナーに乗車。多治見までなら青春18きっぷだけで乗れる。これがさっき乗っていた313系3000番台と同じ形式の車両とは思えない。
サウンド再生 ここをクリック 313系セントラルライナー 中津川〜美乃坂本  6分17秒 8.6MB  右クリック保存

↑セントラルライナー

↑セントラルライナーの車内
13時39分、中津川を発車。座席がリクライニングしない以外はほぼ特急と同じ。次の美乃坂本駅で通路を挟んだ反対側の席に指定券を持った客が来た。これが青春18切符だけで乗れるのはおいしいが、指定券を持った客が来ると、どかなければいけないので少々落ち着かない。しばらくすると車窓左側に土岐川が流れる。これがまた美しい。

14時17分、多治見に到着。なぜここで降りたかと言うと、多治見から先は乗車整理券が必要だから、という理由もまあ少しはあるのだが、太多線にも乗りたかったから。太多線はずっと「おおたせん」と読むものだと思ったが、先ほどのセントラルライナーのアナウンスで初めて「たいたせん」と読む事を知った。

車両はキハ11形の2両。旅の2日目にして、今回の旅で初めてのディーゼルカーだ。

サウンド再生 ここをクリック キハ11形 可児〜美濃太田  8分10秒 11.2MB  右クリック保存

14時25分に多治見を発車。この列車は高山本線直通の岐阜行き。美濃太田駅の手前にはJR東海で走っていた103系やJR四国で走っていたキハ181など多数の車両が保存されているそうですが、残念ながら全て銀色のカバーがかかっていて見ることはできませんでした。

ここの保存車や、佐久間レールパークにあった車両の一部は名古屋に新しくできる博物館で見ることができるようになります。

多治見から美濃太田までは30分ほど。美濃太田に到着、太多線走破完了。美濃太田からは高山本線に入る。車窓左側には木曽川が流れる。木曽川から離れると周りがひらけてくる。で、都会になったなと思うとすぐに岐阜駅に到着。

岐阜駅から東海道線に乗り換え。ホームには既に313系が来ていて、すぐに発車。12分で大垣駅に到着。時刻は15時46分。次の米原行きは16時10分なので20分以上時間があるが、大垣行きのホームには既に列ができていた。しかし列ができていたのはぴったり4両分だけ。次の列車は6両で足元番号もちゃんと表示されているのに。

自分は1人でポツンと誰もいない最後部の乗車口の前で待つ。きっと「あんな所に電車来ないのに、あいつアホやな」と思われていたに違いない。並んでいる途中(というか、1人でつっ立っている途中)、カメラを持った集団が僕の方へ来て、カメラを構え始めた。何か珍しい列車が来るのか、と思ったらただのEF210+コンテナ車の貨物列車だった。

しばらくすると乗車案内の放送があり、パラパラと自分の方にも列ができてきた。列を抜けてこちらに移動する人もいた。乗車案内の放送はこれが初めてじゃないのだが。駅の案内はしっかり確かめましょう。

発車2分くらい前に313系が入線。もちろん自分の目の前にもちゃんとドアがあります。車内はそれほど混まず、結局全員着席できた。

米原駅に到着。そのまま大阪方面へ行く新快速に乗り換えても良い席が確保できないので、改札を出て平和堂(スーパーマーケット)へ。一度テレビで見た、滋賀でしか売っていない「サラダパン」が食べたかった。

でも売ってなかった(T_T) 仕方なく普通のパンとおにぎりを購入。でも安かったから良いか。駅に戻り、新快速を待つ。しばらくすると223系が到着。が、ドアが開かない。しばらくすると後ろの人がドアボタンでドアを開ける。すっかり米原はボタンでドアを開けなければいけないことを忘れていた。

223系に乗るともう帰りついたような気分になる。18時39分、新大阪に到着。これで今回の旅は終了。一旦自宅に戻りその日のうちに同じ青春18きっぷを利用して実家に戻る。


今回は佐久間レールパークが無くなるとのことで2度目の飯田線の旅となりましたが、まだ飯田線は全然楽しみ尽くせていない感じがするので、近いうちにまた行きたいと思います。佐久間レールパークが無くなるのはただ単に採算が取れないからやーめた、ではなく、名古屋にもっと大きな鉄道博物館を作ってそこに佐久間レールパークの車両を展示するため。一部の車両が移動されないのは残念ですが、佐久間レールパークは拡大移転するといっても間違いではありません。これはとてもうれしいですね。また展示物には多数の新幹線の車両が加わり、大宮のとはまた違った特徴の博物館ができそうなので、今から完成が楽しみです。

最後までご覧いただき、ありがとうございましたm(_ _)m

青春18きっぷ

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