このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
■石北本線
石北本線を最初に訪れたのは1974年7月のことでした。この時は時間の関係で網走駅でC58を撮影しただけでした。
次に訪れたのはその年の冬の撮影行。学校の冬休みを利用して出かけた2度目の北海道でした。ちょうど行程のまん中に年末年始が挟まってしまい、貨物列車は運休が多く、「走る」と教わった列車も単機回送だったりでがっかりしました。
メインイベントとして期待していた常紋越えも、ほとんどの貨物列車がウヤ。まともに撮影できたのは1列車だけでした。
その大切な1本が写ったフィルム、薬品類の温度管理をしっかりせずに、学校の部室でスチャラカ現像して大失敗。超ドアンダー状態のネガが出来てしまったのです。色々な印画紙を使って焼いてみましたが、とても使い物にならず、それっきり封印状態になっていました。今回HPを作るに当りデジタル化して画像処理すればなんとか見られるかも… と発掘して試してみたのが下のモノクロのカット。試行錯誤のすえ、何とか見るに耐える作品になりました(過去これほどきれいに仕上がったことはないです)。一方のカラーもネガを発掘して愕然。カビと退色でひどい状態になっていましたが、Photoshopでシコシコ加工したら。ここまで復旧することが出来ました。
いや〜、デジタルってホントにすごいものですね。ちなみに、学生時代に自分で現像したモノクロは他にもひどいものがありまして、“幻の送電線”“黒い太陽”“空飛ぶアメーバー”など、多数の超常現象が記録されています。もっと真面目に現像すれば良かったと後悔しきりです。
D51346/1974.12.30/金華〜常紋信号所/退色とカビで状態がひどかったのですが、何とか見られる1枚になりました
D51346/1974.12.30/金華〜常紋信号所/一歩一歩踏み締めるようにゆっくりとした足取りで信号所を目指すD51。本気の爆煙が空を焦がす。 |
D51346/1974.12.30/常紋信号所/難所を超え、足取りも軽やかにたそがれの信号所を遠軽目指して発車するD51貨物。当時は当たり前のように、みんなで並んで撮影していたが、今見るととんでもないカメラポジションだ |
D51444/1974.12.30/留辺蘂駅/発車を待つD51牽引の客車列車 |
D51943/C58119/1974.12.30/北見機関区/ラウンドハウスに憩うカマ |
C5833/1974.8.19/網走で休息する当時最も人気のあったC58。後藤工場デフにJNRマークが光る |
C5898/1974.8.20/網走駅/ツララ切りを装備したC58。右手にキ100の姿も見える |
C58139/1975.1.?/女満別駅/大雪崩れを牽き網走を目指すC58。乗っていた列車なので、ホームに荷物を投げ出し、カメラを手に構内はずれへと突っ走ったが、湯気に包まれ客車が全く見えずがっかり |
C58390&69620/1975.1.?/網走駅/出発を待つ大雪崩れとキューロクが並び、撮影会状態 |
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