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2001冬 「北の国から」ロケ地巡りの旅
(札幌のとほ宿 「NADA」)
(天窓のある喫茶店)
(車窓から見る空知川)
(ろくごうふらりんYH)
(五郎の丸太小屋)
(五郎の4番目の家)
(小野田そば)
(布部駅)
(三日月食堂)
(富良野駅前 「我夢舎楽」)
(小樽のとほ宿 「ぽんぽん船」)
(Bさん宅の薪ストーブ)
1月25日から30日まで、冬の北海道を生れて初めて旅しました。
札幌〜富良野〜小樽を周りました。
昨年の秋に、テレビドラマ「北の国から」にハマってしまい、
実際にロケ地を見に行きたくなり旅の計画を立てました。
文中に、ドラマに関係する言葉や場所が出てきて、意味のわからない
事もあるかと思いますが、あらかじめ御了承下さい。
1月25日 羽田から朝一番のJALで北海道へ向けて飛び立った。
新千歳空港駅からJRに乗った。車内に入ると...暑い!
暖房が効きすぎている。(噂には聞いていたが)
午後から札幌市内の藻岩山でスキーをした。
市内の子供達のスキースクールで賑っていた。
みんなこうして上手になっていくんだろう。
今日の宿は札幌市内にある、とほ宿「NADA」。
夕食は最近人気のラーメン店「五丈原(ごじょうげん)」で「とん塩」を食べた。
チャーシューがとっても軟らかくておいしかった。
地下鉄東西線「西11丁目」駅から「円山公園」駅に移動。
「北の国から」で、れいちゃん(横山めぐみ)と純君(吉岡秀隆)
が札幌で再会して入った「天窓のある喫茶店(可否茶館)」を目指す。
PM6:30過ぎ、雪降る中、駅から丸山公園の方向に向かい、
交差点を左に曲がり、やがてお墓が見え、大きなお寺を過ぎた所に
「天窓のある喫茶店」はあった。
この店は1階がコーヒー豆の販売、2階が喫茶になっていた。
(ドキドキしていた...)1階の店員さんに「喫茶店やってますか?」と
一応聞いて2階に上がった。(思ったより入りやすかったので、ホッとした)
先にカップルが1組座っていた。(どの席に座ろうか?)
少し迷ってやはり天窓に面した席に座った。
(れいちゃんと純君の座った席は予習不足でわからなかった...)
「スコーン(¥250)」と、ウインナコーヒーを注文した。
見上げると、天窓に雪が落ちては消えていく。(ドラマと同じだぁ〜)
カップルはいつの間にかいなくなり、一人貸し切り状態になっていた。
(これは現実なのか、夢なのか...完全にドラマの世界に入っていた)
店員さんが「スコーン」を持ってきた。(これって??)
実は「スコーン」を見るのも食べるのも初めてだった。
「どうやって食べたらいいんですか?」(ちょっと恥ずかしかった...)
何となく「れいちゃん」に似ていた店員さんは、親切に食べ方を教えてくれた。
思わず「最近、れいちゃんは来てますか?」と店員さんに聞きそうになったが、
言わなくて良かった。(^_^;)
(それからの事はよく覚えていないんだ...)
30分程して、余韻冷めぬまま、店を後にした。
天窓から漏れる明かりが、雪の中をボ〜っと照らし、とてもきれいだった。
1月26日 札幌駅8:05発の特急「フラノエクスプレス1号」で富良野に向かった。
MDで「さだまさし・北の国から」を聞きながら、車窓を流れる雪景色を眺める。
まるでドラマを生で見ているようだ!(またまたドラマの世界に浸りまくる)
函館本線の砂川駅を越えた辺りで空知川の鉄橋を渡る。
「空知川」の看板に「あっ、空知川だ!」と、おとな気なく声を出してしまった。
「北の国から」では、「空知川」がよく出てくる。それで、思わず反応してしまった。
平日とあってか、乗車率50%くらいの乗客なので、「空知川」の見える席へ
頻繁に移動しても何の問題もなかった。(まったく、落ち着きのない旅人である)
まだ小さかった蛍(中嶋朋子)が、富良野から帰る「かあさん」(いしだあゆみ)を
全速力で走って見送った土手はどの辺りだろう?
よ〜く観察したつもりだけど、わからなかった。
10:00頃、あっという間に富良野駅に到着。
(このホームで、この改札口で...感動のシーンが次々と思い出される)
バイクで何度となく訪れている富良野だが、今回は今までとは全然違う感動があった。
「北の国から」にハマってからは初めての富良野。
これからどんなドラマが待ち受けているのか...。(ワクワクしていた)
PM4:00までスキーをした。雪化粧した富良野岳がくっきりと見えた。
(オープニングのシーンが...)
PM4:30北の峰からYHの車で麓郷に向かった。
今日から3日間、「ろくごうふらりんYH」泊。
1月27日 朝から晴れ。今朝は相当冷え込んだ。
昨晩寝る前の外気温はマイナス19.9℃だった。
「1:00頃、ダイヤモンドダストが見えたよ」と同泊のホステラーさんが言った。
(そんな事は全然知らなかった。もう少し起きていれば...)
今日は、麓郷と富良野市街のロケ地をまわる事にしていた。
朝食後、さっそく「麓郷の森」に歩いて向かった。
青空に白い大地という最高のロケーションに興奮し、手袋を外して
写真を撮りまくっていたら、あっという間に手の感覚がなくなった。
歩き始めて30分程で麓郷の森に着いた。まだ、誰も来ていないらしい。
雪の積もった「五郎さんの丸太小屋」、そして純の作った風力発電のある
「3番目の家」を見学した。家の中に入って「この家で冬を越すのは
相当大変だ〜!」と正直思った。(純の気持ちが、よ〜くわかった)
麓郷街道に戻り、五郎さん(田中邦衛)が愛犬アキナと住みはじめた
「4番目の家」を発見!雪の中にポツンとあった。(こんな所に...)
続いて「中畑木材(麓郷木材)」へ。事務所は閉まっていた。今日は休みらしい。
(中畑のおやっさん(地井武男)、温泉にでも行ったのかな?)
名脇役「麓郷バス停」を通り過ぎ、麓郷郵便局へ。
(ここの電話BOXで、五郎さんが電話したんだ〜)
麓郷の交差点に戻り、「小野田そば」を発見。「小野田旅館」の看板を
掲げているって事は、泊れるのかな?
お昼は富良野市街の「三日月食堂」に行くので、この店の名物と聞いている
「大麓そば」は、次回のお楽しみとした。
午後は、YHの「冬を楽しむ会」という企画があり、「ふらりんライナー」
(YHの送迎バス)でYHのスタッフ、ホステラーのみなさんと富良野市街へ
遊びに行った。
ペアレントのTさんから「行きたい所をリクエストして下さい」との呼びかけに
遠慮なく答えたら、いつの間にか「北の国からツアー」のようになってしまった。(^_^;)
まずは、「三日月食堂」でお昼を食べた。店内は意外と広く、2階もありちょっとびっくり!
(五郎さんや草太兄ちゃん(岩城滉一)も食べに来た)
いかにも「街の大衆食堂」という感じで活気があり、自分の家の近くにもこんな食堂が
あったらいいな〜と思った。「味噌ラーメン」を注文した。
(鍋焼きうどんもおいしそうだった)
続いて、「ふらのワイン工場」、「富良野チーズ工房」を見学した。
途中車内から、ドラマで登場した「つるや金物店」、「富良野神社」、
「あさみつ」、「サンホームビデオ」、「りょーゆー」なんかが見えた。
本当に富良野の街がそのままロケ地なんだな〜と、あらためて感心した。
国道38号線に戻り、ラーメン店「布部札幌軒」に立ち寄った。
(営業していたが、今回は記念写真だけ撮らせてもらった。
今度、ツーリングで来た時は、食べに寄ろう!)
札幌軒から、今回の旅で是非行きたいと思っていた「布部駅」にも寄った。
(五郎さんが、幼い純と蛍を連れて、この駅にに降り立った場面を思い出す)
次に「ニングルテラス」へ。「チュチュの家」という喫茶店の「ケーキバイキング」に
とても引かれたが、またも断念。
「北時計」は、この「ニングルテラス」に隣接していると思い込んでいたが、違った。
けっこう離れた場所に「北時計」はあった。(車で良かった...歩くと結構大変?)
時計の形をしたテーブルへ座り、みんなでお茶した。純君としゅうちゃんが座ったと
思われる席へも、もちろん座ってみた。本物の台本や写真、最初に住んだ家の
模型などがあり、たまらなくうれしかった。
最後に「唯我独尊」(なんて読むのかな〜?)というお店で、地ビールやパンを
買って、「北の国からツアー?」は終了した。
一人で歩いたら一日でこんなに周る事は出来なかっただろう。
ふらりんYHのTさん、そして一日付き合ってくれた皆さんに感謝!
1月28日 今日は朝から雪。関東地方では大雪だったらしく、
僕の勤務先の御殿場もきっと「北の国」状態に違いない。
富良野スキー場まで、「ふらりんライナー」(YHの送迎車)で送ってもらう。
「北の峰ゴンドラ駅」手前で、’95秘密で登場した喫茶店(実際はペンション)
「タンネ小舎」が見えた。
富良野スキー場で札幌の旅友達OさんとSさんに会う約束をしていた。
一年振りに2人に再会し、さっそく滑り始めたが、ゴンドラリフトが強風で
動かない。1時間程滑って休憩モードに入った。
「今日のスキーは満足」と3人の意見は一致し、僕の提案で
またしても「北」巡りをする事になった。
富良野駅までバスで戻り、駅前の喫茶店「エルパセオ」でお茶した。
天井のステンドグラスがきれいだった。窓側の席から見る富良野駅前、
ン〜、なんとも贅沢な時間。
続いて、「北」スタッフ御用達という、喫茶「タケダ」へ。
壁には五郎さんの家など、美術さんのスケッチ画が多数飾られていた。
いろいろなハーブティーがあって、楽しめた。
16:30過ぎ、フラノエクスプレスで帰る2人を富良野駅で見送った。
(蛍のように、走って見送りたかったが雪で...)
雪降る夕刻の富良野駅で急に一人になり、「五郎さんのテーマ」や
「シュウのテーマ」が頭の中を流れる。(ちょっと、さびしい...)
YHの迎えまで時間があるので、また歩いて「北」巡り。
ネオン輝くパチンコ「パーラージャンボ」、歴史を感じる「財津病院(渡部医院)」、
シュウちゃんの勤めていた「つるや金物店」、「7時半くまげらで」の「くまげら」。
本当にこの街は「北の国から」テーマパークだ。(入場無料!ただし交通費は別)
駅に戻る途中、「我夢舎楽(がむしゃら)」という変わった名前の喫茶店を
見つけた。店の前で雪掻きをしていたヒゲのおじさんに「寄ってくかい?」
と声を掛けられ、入ってみる事にした。マスターだった。
壁には、この店を訪れたお客さんと撮った写真がいっぱい飾ってあった。
見ていたら旅友達を何人か見つけ、びっくり!!
「田中邦衛さんも、時々来てくれるんだよ」とマスターが教えてくれた。
邦衛さんのメッセージが残されていた。写真もあった。
偶然入った喫茶店。ここでも「北」を見つけ、とてもうれしかった。
今日も充実した「北」巡りとなった。
1月29日 いよいよ今日で富良野ともお別れ。
思い起せば、昨年の夏に北海道をチャリンコで旅していて、
豊頃町のラーメン屋で偶然見かけた「北の国から」の再放送
(まだ幼い純と蛍が一輪車で何度も石を運んでいたっけ...)、
あの出来事がきっかけで、今回の旅が実現したんだなぁ〜と
つくづく思った。
朝食を済ませ、YHの車で富良野駅まで送ってもらう事になった。
「皆さん、お元気で〜!」と言って、YHを後にした。
ヘルパーのEちゃんが雪の道を一生懸命走りながらずっと手を振ってくれた。
一瞬、蛍が東京へ行く純や、恋人の勇次(緒形直人)を見送った場面を思い出した。
僕も「ほたる〜!」と車の中から叫んで見えなくなるまで手を振った。
途中、麓郷郵便局で旅友達に書いた絵葉書に風景印を押してもらうため、
寄ってもらった。(絵葉書を川に落す事はなかった)
10:20発のフラノエクスプレスで札幌に向かった。
雪の舞う中、列車は空知川を渡り富良野の街を後にした。
来た時と一緒、「さだまさし・北の国から」を聴きながら
充実した富良野の3日間を思い出していた。
札幌から函館本線で小樽に向かった。海が見えた。
今日の宿は小樽市内のとほ宿「ぽんぽん船」。
船見坂から旧「くれよん舎」に移って初めて泊まる。
荷物を預け、雪が強くなってきたが時間があるので、小樽運河を散歩した。
少し遅い昼食を運河沿いにある「とっぴ〜」という回転寿しの店でとった。
さすが小樽だ。回転寿しでもすごくおいしい。ちょっと、食べ過ぎた。
再び運河界隈を歩き始め、「海鳴楼(かいめいろう)」という
オルゴールの店に入り、「北の国から」の小さいオルゴールを買った。
ケースをつけて¥1000だった。右手でハンドルをゆっくり回すと
なんともいえないかわいい音色で曲が流れた。
夕食はラーメンを食べ、「ぽんぽん船」に戻った。
PM9:00過ぎからミーティングが始まった。宿のみんなで飲みながら、
自己紹介、旅の話などして、最後にギターの弾き語りをした。
(僕は、今回は「遠い世界に」を唄った)
1月30日 昨年から小樽に住んでいる旅友達が、
「だるまストーブ」の煙突を付けるというので手伝いに行った。
坂の上にある友達の家は、小樽の街が一望できるすばらしい場所にあった。
借家の一軒家で相当古いが、いろいろと修理して何とか冬を越そうと工夫していた。
部屋の壁にはビニールが貼ってあり、まる五郎さん達が最初に住み始めた
家の状況と一緒ではないか!
「だるまストーブが手に入ったんだ。これ、すごく暖かいんだぁ」と
友達は嬉しそうに言った。
約1時間程で煙突が付いた。さっそくストーブに薪を入れ、火を付けた。
パチパチッと音をたてて意外にすぐ火が付いた。
エアコンや石油ストーブとは明らかに違うこの暖かさ。
「さすが、遠赤外線だぁ!」と、友達は自慢した。
薪の燃える音と煙の匂いがなんともいい感じ。(火事には気をつけよう!)
小樽の街でも偶然「北」気分が体験できた。
夕方、JR「快速エアポート」で新千歳空港に向かった。
20:35発のJAL524便で北海道を後にした。
東京に着いて思った。(北海道の方が暖かいではないか!)
極端に暖房が効いている北海道の室温に慣れてしまったせいだ。
品川駅からJR「ムーンライトながら」で富士に戻った。
1月31日。2:40帰宅した。
2001年、この冬の出来事だ...。
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