2000年6月7日〜9日(2泊3日)で北海道の礼文島を旅しました。
6月7日 急に3連休が取れた。礼文島にある桃岩荘YHは
毎年6月1日に営業再開している(この事を「開所」と言っている)。
とりあえず羽田空港に行って、ANAの稚内便の往復チケットが
取れたら行ってみよう!と思い立った。(取れなかったら沖縄でもいいか...)
JRの夜行快速「ムーンライトながら」で東京に向かった。
心配をよそに、簡単に稚内便の往復チケットも手に入り、
7日のお昼には、稚内の小さな喫茶店「お天気屋」で「リシリアンカレー」と
「ケーキ」を食べていた。(天気は曇り、気温13℃位)
ここで知り合った桃岩荘の常連さん(Sさん)に誘われ、
島に渡る前に、稚内温泉「童夢(ドーム)」でひと風呂浴びる事になった。
15:10発の香深行き最終フェリーで約8ヶ月ぶりの礼文島に帰ってきた。
やはり最北の島「礼文島」。上着二枚では寒すぎてフリースを着込んだ。
出迎えのヘルパーさんに混じって、なんと!NHKが取材に来ていた。
しっかり上陸シーンを撮られ、新型送迎車両「999号」でYHに向かった。
今年の男子ヘルパーは、99年組、98年の復活組と1人新人だった。
ホステラーは15人前後と思ったより少なかった。
夕食後、NHKに禁断(?)のミーティングをしっかり撮影されてしまった。
(こんな場面を本当にNHKが放映するのか?後日、本当に放映された...)
歌唱指導のコーナーで、99年と同様にヘルパーの「サ○デー」さんに
「島を愛す」という唄の歌詞にある「利尻」を何と読むか指され「ピピリ」と答えたら、
やっぱりバツとしてアツモリソウのカツラを被らされてしまった。
(今年も桃ネームは「アツモリ君」になってしまった...)
「サ○デー」さんは、僕の電話予約を聞いて、今夜のミーティングでこのネタを
やるしかないと決めていたそうだ。(ありがとう、サ○デーさん!)
8日 「愛とロマンの8時間コース」を男5人、新人女ヘルの「盗堀(とうほり)」さん
(彼女は、礼文島も桃岩荘も初めてでヘルパーになり、8Hコースも、もちろん
初体験であった)の6人で歩いた。
(ちなみに僕は今回、「リ—ダー」にはならなかった)
天気も曇り時々晴れのまずまずの天気で、風もそれほど強くなかった。
コースの途中、「レブンアツモリソウ」と「レブンウスユキソウ」も見つける事ができて、
とてもお得な8Hコースだった。
そして宇遠内(うえんない)という集落で、またしてもNHKが待ち構えていた...。
予定より1時間程遅れて、桃岩荘に無事到着(18:40)した。
ここでもNHKが...。
ミーティングが始まってすぐ、雲の切れ間から素晴らしい夕陽が顔を出し、
ミーティングを中断して、「夕陽の儀式」(吉田拓郎の「落陽」をYH玄関前で
ギターに合わせてみんなで熱唱する!)が始まった。
桃岩荘で見た夕陽の中でも1、2番になるほどの素晴らしい夕陽だった。
9日 朝、ヘルパーさんから「今日はミニコンだよ〜。連泊しないの〜?」
と声を掛けられたが、会社に辞表を出す勇気はなく、
8:45発の稚内行き0便のフェリーで島抜けした。
稚内に戻り、「お天気屋」でニュースを見ていたら、関東、東海は大雨で
飛行機にも影響が出ていると聞いて焦った。
すぐ、稚内のANAに問い合わせてみて、帰りの便は大丈夫らしい事がわかり、
ホッとした。
ほぼ予定時刻通り、夕方羽田空港に到着し、20:30帰宅した。
数時間前には日本の最北端にいたのか...。不思議な気持ちだった。
今回の旅は、今までになく急な旅となったが、中身の濃い楽しい旅だった。