このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

—概況—

 本社は梁川町で、設立当初は福島交通が半数を出資する民間主導の第三セクターであったが、その後の増資の際に宮城・福島の両県が引き受けたため、現在では両県を含めた沿線自治体が大部分を出資する会社となった。

 阿武隈急行の開業は昭和61年に国鉄丸森線を引き受けて槻木〜丸森間が開業し、自社の車両が仙台まで乗り入れを開始した。このとき、北丸森・南角田・横倉の各駅が新設されている。昭和63年には、福島〜丸森間が開業し、全線電化された。この時、自社の車両が郡山まで乗り入れるようになり、JRの車両も富野まで乗り入れることになった。

 近年では、平成12年に福島学院前駅が新設されている。

 

—各論—

[駅]

 阿武隈急行の有人駅は福島・卸町・保原・梁川・やながわ希望の森公園前(営業時間6:38<休日7:32>〜19:33)・丸森・角田。福島は福島交通と共用、槻木はJRに駅業務を委託している。各有人駅には自動券売機や発券機を設置している。槻木については未調査。

 

[列車]

 列車の運行は2両か4両。以前は早朝・深夜のみがワンマン運転であったが、現在は梁川以北は7:00(土休日7:30)〜10:00に槻木を発着する列車以外はワンマン運転で、梁川以南も11:00〜14:30に福島を発着する列車がワンマンとなっている。

運行本数は全区間運行するのは14往復、区間運行は高子→福島が1本、福島〜梁川間が下り5本、上り6本、福島〜富野間が下り6本、上り4本、福島〜角田間が1往復、梁川〜槻木間が下り4本、上り5本、丸森〜槻木間が3往復となっている。

なお、直通運転は阿武隈急行の車両は槻木〜仙台間に2往復乗り入れる。郡山方面への直通運転とJR車両の乗り入れは現在は中止されている。

 

[切符]

 切符は開業当初から基本的に機械券だったと思われるが、梁川とやながわ希望の森公園前の各駅には記念用に硬券が設備されている。

 

<入場券>

 硬券発売両駅で硬券入場券を発売している。緑地紋。サイズは梁川はA型でやながわ希望の森公園前は横長サイズ。基本的には自動券売機で入場券を発売。(発券機では不可?)

 

<乗車券>

 硬券発売両駅で硬券入場券を発売している。緑地紋。口座はやながわ希望の森公園前は梁川ゆき、梁川はやながわ希望の森公園前ゆきのみ。仕様はいずれも一般式だが、サイズはやながわ希望の森公園前はA型、梁川は横長サイズである。

自動券売機は各有人駅に設置されており、仕様はA型青地紋でJR仕様の金額式。また、発券機は回数券や定期券の発券が主な用途であるが普通乗車券も発券可能である。こちらの仕様は定期券サイズの矢印式で青地紋となる。

 

<回数乗車券>

 回数乗車券は自動券売機で発売。また、発券機でも発売できる。

 

<車内券>

 車内で発売する乗車券は携帯端末でレシート券を発券している。

 

<企画券>

「阿武急の日フリー乗車券」

毎月第一日曜日と1月1日、10月14日に限り全線乗り降り自由になる切符。発売額は600円で各直営駅と当日の車内で発売。

 

[地紋]

地紋は社紋が並んでいるものを使用している。

 

平成19年9月修正

 

公式サイト  http://www.abukyu.co.jp/index2.html

 

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