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—概況—
会津鉄道の本社は会津若松市。昭和62年にJR会津線を引き継いで開業した第三セクター鉄道で、筆頭株主は福島県。平成2年には会津田島~会津高原間の電化工事が完成し、野岩鉄道・東武鉄道との相互乗り入れを開始した。このとき、全席座席指定の快速急行「おじか」も乗り入れを開始したが、平成3年には急行「南会津」に格上げしている。
近年では平成7年に南若松駅の開業、平成11年にはあまや駅の開業とJRからキハ30を購入して改造したトロッコ列車の運行開始、平成13年には会津山村道場駅の開業、平成14年には名鉄から元「北アルプス」用のキハ8500を購入して「AIZUマウントエクスプレス」の運転を開始した。また、ふるさと公園駅が開業した。
平成17年には急行「南会津」が廃止となり、「AIZUマウントエクスプレス」が鬼怒川温泉まで乗り入れることとなった。さらに、平成18年に会津高原駅は会津高原尾瀬口に改称した。
—各論—
[駅]
終日営業の有人駅は会津田島で、会津田島では同社唯一の自動券売機がある。また、会津高原尾瀬口も終日営業で以前は野岩鉄道に委託していたが現在は会津鉄道の管理に変更されている。会津高原には野岩鉄道の発券機(A型券)も設置されている。また、西若松(営業時間6:50~18:00<土休日16:00>)・芦の牧温泉(営業時間8:30~17:00)・湯野上温泉(営業時間8:30~17:00)・会津下郷(営業時間8:30~17:00)は時間営業。
[列車]
快速列車は会津若松~鬼怒川温泉間の4社を直通する列車が運行している。乗務員は全区間、会津鉄道が担当する。
普通列車は会津高原~会津田島間では朝晩を除き東武・野岩鉄道に乗り入れて浅草まで直通する電車列車での運行。電車列車はワンマンは実施していない。また、乗務員は野岩鉄道が担当している。朝晩の一部は、会津田島~会津高原間の区間運転の気動車列車が運行されている。
一方、西若松~会津田島間の普通列車は気動車による運行。ほぼ全列車が乗務員を含めてJRに乗り入れて会津若松まで直通する。気動車列車は2両編成が中心で一部の列車で単行や3両編成になる。また、気動車列車の大半でワンマン運転が実施されている。
また、土休日とオンシーズンを中心にして自走式トロッコ車両を使用したお座トロ列車「会津浪漫号」を運転する。
[切符]
<入場券>
通常の入場券は機械での発券だが、芦ノ牧温泉と湯野上温泉ではしおりタイプの記念入場券を発売している。発売額は200円で通常の入場料金よりやや高くなっている。
<乗車券>
有人駅では発券機によって乗車券を発売している。平成21年12月に更新されて、回数券なども発売できるマルチ端末となっているが、プリンタは相変わらず簡易タイプでレシート券が発券される。発券される券はA型より大きい変型タイプで緑地紋。
自動券売機の乗車券も同様に緑地紋。入場券や連絡乗車券も発売可能。
車内で発売する乗車券も携帯端末機で緑地紋の感熱レシート券の乗車券を発券している。
ちなみに、湯野上温泉と塔のへつりでは当日限り有効の普通乗車券でも途中下車が出来る。
また、連絡運輸は野岩鉄道・東武鉄道(本線系統)・JR東日本(会津地区)と行なっているが、JR線内からは新藤原、東武線内からは西若松までしか原則として購入できない。しかし、平成17年3月からは浅草・北千住・春日部・栃木・新鹿沼・下今市・鬼怒川温泉と会津若松・喜多方間に限り4社連絡で購入できるようになった。東武側では当初は補片スタイルの常備軟券での発売であったが、現在は端末で発売。JR側はマルスでの発券だが、通常の普通乗車券とはややスタイルが異なるので企画券で入力されている感じである。
<料金券>
かつては会津田島と会津高原に東武の端末を設置していたが、急行「南会津」が廃止された際に撤去され、その後は車急式の軟券で対応していたようであるが、現在は新型の端末で東武の特急券が発売するようになっている。
<乗車整理券>
「会津浪漫号」を乗車するには乗車整理券が必要で、発売額は300円(小児半額)となっている。
<企画券>
「浅草往復列車たびきっぷ」
会津高原をのぞく有人各駅から東武線の杉戸高野台・花崎以南の各駅への往復割引乗車券。4日間有効で、会津田島→春日部で2800円。会津高原以外の各有人駅と車掌が発売する。乗車券は端末での発券。このほか、JR東日本の会津若松・喜多方の各駅から北千住・浅草までの「会津・浅草往復きっぷ」も発売している。
「会津往復列車たびきっぷ」
杉戸高野台・花崎以南の東武線各駅から会津線の各有人駅(会津高原をのぞく)と会津若松・喜多方への往復割引乗車券。発売箇所は各駅と東武トラベル。
「遊・湯さんぽきっぷ」
新藤原~湯野上温泉間のフリー乗車券。発売額は3300円。東武線の切符との同時発売となっており、東武トラベル各支店のみでの発売。
「東武ワールドスクエア&鬼怒川フリークーポン」
会津鉄道各駅(会津高原を含む)と川治湯元~新高徳間のフリー区間との往復乗車券と東武ワールドスクエアの入場券とのセット券。
[地紋]
地紋は社紋をデザインしている。
平成22年1月更新
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