このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

—概況—

 本社は八戸市。平成14年12月に東北新幹線の八戸開業に伴い、東北本線の目時〜八戸間を引き継いで開業した第三セクター鉄道。平成22年12月に八戸〜青森間も移管された。

線路の保有は青森県が行い、青い森鉄道は列車の運行だけを行う第2種鉄道事業者として営業する。

 

—各論—

[駅]

 駅員配置駅は全て直営で、終日配置が八戸、三沢、野辺地、青森(東口出札のみ)の各駅。時間営業が三戸(6:55〜17:15)、剣吉(6:55〜17:15)、下田(6:45〜16:45)、上北町(6:35〜16:45)、乙供(6:40〜16:55)、小湊(6:40〜16:55)、浅虫温泉(6:45〜17:00)の各駅。その他の駅は無人駅だが、一部の駅では朝のラッシュ時に集札要員の配置がある。青森駅の改札業務と西口の出札はJRに委託している。また、野辺地と八戸の在来線の出改札業務をJRから受託している。自動券売機は乙供、上北町、下田以外の各有人駅と東青森、小柳、矢田前、陸奥市川、北高岩、苫米地、諏訪ノ平、目時の各駅に設置。青森駅西口ではJRの券売機で乗車券を発売、野辺地と八戸(在来線)ではJRの乗車券を青い森の券売機で発売、目時ではIGRの乗車券を青い森の券売機で発売している。

 自動改札は青森駅東口と八戸駅に設置。八戸駅はJR時代から引き続き使用している。

 ちなみに、浅虫温泉、野辺地、三沢の各駅はビジネスえきねっとを使ってJRの各種切符を発売している。

 

[列車]

列車の運行は基本的に八戸で分割されていて、一部列車のみ、三戸〜青森間を直通で運行する。目時〜八戸間はIGRへの直通運転が基本で、三戸〜八戸間の区間列車も設定されている。列車は全て普通列車。八戸〜青森間は快速列車が3往復設定されている。また、大湊線直通列車も快速運転する。普通列車は八戸〜青森間が基本だが、八戸〜三沢、浅虫温泉〜青森間の区間列車もある。

直通列車はIGRへの乗り入れが目時〜盛岡間が3往復、目時〜二戸間が1往復で、JRへの乗り入れが青森〜新青森間で1.5往復ある。青い森への乗り入れはIGRが下り9本、上り8本が目時〜八戸間を乗り入れる。JRはキハ40、48系を使用する列車が、三戸〜八戸間と八戸〜青森間が1往復、小鳥谷→八戸が1本、キハ100系を使用する列車が八戸〜野辺地、野辺地〜青森間で各2往復、485系を使用する列車が浅虫温泉〜青森で1往復ある。いずれも乗務員ごとの乗り入れとなっている。

また、IGRが運行する盛岡〜八戸間の一部列車とJRが運行する列車の全列車に車掌が乗務するほかは全てワンマン運転となる。乗り入れは乗務員ごとなので、車掌はそれぞれIGR、JRの乗務員で、青い森鉄道所属の車掌が乗ることは現在のところないと思われる。

 

 

[切符]

 切符は第一期開業時には委託駅の三戸と剣吉に硬券が設置されていたが、全線開業時に直営化され、発券機に置き換えられた。また、第一期開業区間の各駅(八戸を除く)には食券型自動券売機が設置されていたが、こちらもタッチパネル型の自動券売機に置き換えられている。したがって、現在は窓口販売は

発券機で定期券サイズの券、自動券売機はタッチパネル型でA型券に全てなっている。

 

<入場券>

 入場券は発券機と自動券売機で発売。仕様はJRのものに準じている。

 なお、かつて発売していた硬券はB型白無地であった。

 

<乗車券>

発券機、自動券売機ともに矢印式。自動券売機券は食券型券売機の時代と仕様は異なる。ちなみに、自動券売機では往復券も全区間購入できる。また、100km以上であれば、2日間有効で途中下車可能となる。

 なお、かつて発売していた硬券は一般式で片道はB型、往復はA型であった。

 

<連絡乗車券>

 連絡乗車券は目時〜八戸間の各駅は目時連絡のIGRいわて銀河鉄道と、八戸連絡のJR八戸線の設定がある。八戸〜青森間は八戸連絡のJR八戸線、野辺地連絡のJR大湊線、青森連絡のJR奥羽、津軽線の設定がある。また、目時〜八戸間、八戸〜野辺地〜青森間、盛岡〜青森間は通過連絡の設定もある。

 連絡乗車券の仕様はJR連絡は金額式、IGR連絡は矢印式である。接続駅で受託発売している券売機券も同仕様である。逆にJRに委託している券売機券もJRの連絡乗車券の矢印式に準じている。

 ちなみに、JR本八戸駅の券売機では三社連絡でIGRまで(A型矢印式)や、通過連絡でJR大湊線の下北、大湊まで(大型券、矢印式)が設定されてあった。

 なお、かつて発売されていた硬券はJR連絡、IGR連絡ともに一般式で連絡だけ赤地紋であった。サイズは片道はB型(100km以上はA型)、往復はA型であった。

 

<回数券>

 回数券は通常の11枚綴りで10枚分の値段のものを発売。発券機と自動券売機で発売しており、主要駅の窓口ではクレジットカードで購入できる。

 

[地紋]

  地紋は、以前は青い森鉄道の文字が横に並ぶだけのものだったが、全線開業時より文字が斜めになりシンボルマークが入るようになった。色はいずれも青。

 

平成22年12月修正

 

公式サイト  http://aoimorirailway.com/

 

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