—概況—

　本社は広島市で会社規模はＢ。昭和６３年に西日本旅客鉄道から分離して設立された会社で、広島・山口の各県が主なエリア。島根県内のローカル線と岡山県内の一般路線（スクール路線を除く）は平成１５年３月に全て廃止となった。また、国鉄時代から陰陽連絡路線を多く持っていたが、そのうち広島〜大田市・江津線は平成１７年６月に廃止となった。このため、島根県と岡山県の営業拠点が運行する路線バスは各県内を発着する（岡山支店は福山発着の広福ライナーも担当）高速バスのみとなっている。

—広島県・岡山県内の各論—

[営業拠点]

＜営業所＞

広島支店、黒瀬営業所、海田市支所、岡山支店

＜案内所＞

・スワロートラベル広島店（新幹線口）・・・営業時間８：３０〜１８：３０＜高速バス・空港バス乗車券自動券売機設置＞

・スワロートラベル岡山駅前店・・・営業時間９：００〜１８：３０

・広島バスセンター・・・高速バス乗車券発売

・岡山天満屋バスセンター・・・高速バス乗車券発売

・イズミ山陽店・・・高速バス乗車券発売

・ゆめタウン黒瀬店・・・高速バス乗車券発売

・ＪＲ西条駅旅行相談コーナー・・・呉〜大阪線乗車券発売

[運行エリア]
＜長距離バス＞
東京駅八重洲南口〜広島駅新幹線口「ニューブリーズ」（マルス・発車オーライネット）
横浜駅〜広島駅新幹線口「メイプルハーバー」（発車オーライネット）

名古屋駅〜広島駅新幹線口「セレナーデ」（マルス・高速バスネット・発車オーライネット）
京都駅〜広島駅新幹線口「広島昼特急京都号」「広島ドリーム京都号」（マルス・高速バスネット・発車オーライネット）

大阪あべの橋〜広島駅新幹線口「ヴィーナス」「サザンクロス」（発車オーライネット）
ＵＳＪ〜大阪駅〜広島駅新幹線口「山陽道昼特急」「山陽ドリーム広島号」（マルス・高速バスネット・発車オーライネット）

福山駅前〜広島バスセンター〜博多駅交通センター「広福ライナー」（マルス・発車オーライネット）

広島バスセンター〜天満屋バスセンター「サンサンライナー」（発車オーライネット）

広島駅新幹線口〜福山駅前「ローズライナー」

広島駅新幹線口〜高松駅「瀬戸内エクスプレス」（マルス・高速バスネット・発車オーライネット）

広島駅新幹線口〜出雲市駅「みこと号」
広島駅新幹線口〜浜田駅「いさりび号」

広島駅新幹線口〜益田医光寺
広島バスセンター〜呉本通６丁目「クレアライン」
広島バスセンター〜田戸（蒲刈島）
広島バスセンター〜広島国際大学・大坪通「グリーンフェニックス」

大阪駅桜橋口〜呉駅「呉エクスプレス大阪号」「呉ドリーム大阪号」（マルス・高速バスネット・発車オーライネット）
ＵＳＪ〜大阪駅桜橋口〜天満屋バスセンター〜倉敷駅北口〜総社駅「吉備エクスプレス大阪号」（マルス・高速バスネット・発車オーライネット）

東京駅八重洲南口〜倉敷駅北口「京浜吉備ドリーム号」（マルス・高速バスネット・発車オーライネット）

倉敷駅北口〜徳島駅前「徳島岡山エクスプレス号」（マルス・発車オーライネット）

天満屋バスセンター〜出雲市駅「ももたろうエクスプレス号」（発車オーライネット）

＜空港連絡バス＞

広島バスセンター〜広島空港

＜主な一般路線バス発着地＞
・横川

・鯛尾
・海田市駅
・広島駅

・文教女子大前

・鈴張

・大朝
・高陽車庫

・上井原
・広島駅

・深川台
・三次
・西条駅

・呉

[切符]

＜高速バス乗車券＞

　高速バスの乗車券はマルスでの発券、発車オーライネットでの予約・発券がメイン。路線毎に対応状況が異なる。また、平成１８年４月よりＪＲバス三社が運営する高速バスネットでの予約発券も行うようになった。こちらは九州以外のＪＲバス各社のみで共同運行する路線で主に対応している。

　発車オーライネットで発券した券はドットインパクト印刷の大型軟券、高速バスネットで発券した券はレシート券でいずれも青地紋で中国ＪＲバスのマークが地紋である。また、スワロートラベル広島店内の自動券売機で発券される予約不要の路線用の券は矢印式で青地紋でシンボルマークが地紋。

　なお、広島地区の一般路線バスの回数券は２００９年１０月いっぱいで廃止された。

[カード]
「バスカード」
　１９９３年に導入された、広島市周辺のバス会社７者（広電バス・広島バス・広島交通・備北交通・芸陽バス・ 中国ＪＲバス・呉市交通局）と広島電鉄の鉄軌道線、アストラムライン、宮島松大観光船で共通で 利用できる。発売額（括弧内は利用可能額）は１０００(１１００)円・３０００（３３００）円・５０００（５５００）円の３種類を発売している。ＪＲ発行のバスカードは島根県エリアの共通カードとしても利用ができる。なお、バスカードの発売は２００９年１０月いっぱいで終了し、使用も２００１０年１０月いっぱいで終了する予定である。

「ＰＡＳＰＹ」

　２００８年１月に導入開始した広島電鉄（電車・バス）、広島交通、備北交通、芸備バス、鞆鉄道、広島バス、中国ＪＲバス（広島地区）、呉市交通局、、中国バス、広島高速交通の各社が発行する共通ＩＣカード。このほか、ＨＤ西広島、広交観光、第一タクシー、井笠鉄道の各社の路線バス、宮島ロープウェイ、瀬戸内海汽船、宮島松大汽船、ＪＲ西日本宮島フェリーでも利用できる。なお、中国ＪＲバスでは広島支店、東広島支店管内の一般路線バス、県内高速バス、空港連絡バスといさりび号で利用できる。

　発売額は特に決まっていないが２０００円からの１０００円単位で、そのうち５００円がデポジットとなる。車内での発売は無記名式のみで発売額は２０００円となっている。

　ＰＡＳＰＹで乗車時はそのたびに最大１０％割引となる（端数は切り上げ）ＰＡＳＰＹ割引があるほか、バスとバスもしくは広電電車に１時間以内に乗り継いだ場合は２回目が２０円割引となる。

また、ＰＡＳＰＹエリアでＪＲ西日本のＩＣＯＣＡも利用できる。ただし、ＰＡＳＰＹ割引、乗継割引は適用されない。広電電車の電車乗換制度は適用される。なお、ＩＣＯＣＡのチャージは車内では可能だが、窓口、自動チャージ機、広島銀行・広島県内の一部の信用金庫にあるチャージ対応ＡＴＭでのチャージは不可である。

（平成２０年１月修正）

　公式サイト　 http://www.chugoku-jrbus.co.jp/


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