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—概況—
本社は高崎市で地元資本の企業。前身の上野鉄道は明治30年に高崎〜福島間が開業し、同年中には全線が開業している。大正10年には上信電気鉄道に改称し、大正13年には改軌、電化が実施されている。現社名に改称したのは昭和39年。
近年では平成2年に東富岡が開業、平成14年には高崎商科大学前(無人)が開業している。また、平成10年には神農原が無人化されている。さらに、平成16年には上州新屋、平成17年には西吉井が無人化された。平成17年には高崎駅の改札が分離され自社で行うようになった。
—各論—
[駅]
上信電鉄の有人駅は高崎・山名・馬庭・吉井・上州福島・上州富岡・上州一ノ宮・南蛇井・下仁田。また、委託駅は根小屋・東富岡・西富岡・上州七日市。
平成13年2月からは高崎・吉井・上州福島(時間営業と思われるが日曜でもやっている模様。詳細不明。)・上州富岡・下仁田の各駅をのぞく上記各駅では、平日と奇数土曜日の6:30頃〜9:00頃と15:00頃〜21:00頃のみ、駅員が配置される。
[列車]
全列車2両編成のワンマン運転になっている。現在は普通列車のみの運行で、28往復(休日26往復)運転。
[切符]
高崎・吉井・上州富岡・下仁田には自動券売機が設置されている。しかし、自動券売機設置駅も含めた各有人駅に硬券が設置されている。ここ最近までは高崎駅にJRの自動改札機が導入されたのに伴って、高崎対応の券が軟券化された以外は仕様の大きな変化は無かったが、近年ではワンマン化の進行に伴い、券の裏に着駅が表示されるようになった。さらに、用紙や印刷が変化した新券も登場してきて、順次変わっていっている。
平成17年7月の高崎駅の改札分離によって、高崎駅の精算所が出札に変わり、自動券売機が設置された。また、このときにJRとの連絡運輸は廃止された。ちなみにJR連絡券はインクジェットプリンターで印刷した定期券サイズの乗車券を発券していた。
高崎駅の改札分離後、軟券だった高崎ゆきの乗車券は売切れ次第、硬券に変更されている。
<入場券>
各有人・委託駅に硬券入場券が設置されている。B型白無地小児断線ありで全て赤インクで印刷されているのが特徴。以前は上州富岡・南蛇井・下仁田の各駅のみが駅名常備になっていて他は駅名補充式だったが、平成17年にはいってから駅名常備に移行し、現在は各駅とも駅名常備となった。ちなみに駅名補充式でも駅名のスタンプはきちんと赤インクで押印してあった。高崎にも改札分離の際に駅名常備のものが設置された。最近は入場券でも若干仕様の変わった新券に移行している。
<片道乗車券>
硬券の乗車券は全駅員配置駅で発売している。B型青地紋で一般式。各運賃帯の口座を設置しているが、同一運賃の駅がある場合、基本的にそれぞれの駅に対応した口座があるが、○○・××(上下2段)間という表記の場合もある。(高崎から東富岡・西富岡間、上州富岡から西富岡・上州一ノ宮間を確認)。また、小児専用券は一部の口座のみで全く設定の無い場合もある。発売を確認しているのは高崎・根小屋・山名・上州福島・東富岡・上州一ノ宮・南蛇井・下仁田。無いのを確認しているのは西富岡・上州七日市。
高崎ゆきの乗車券は自動改札の設置の影響で、各駅ともA型赤地紋で一般式の常備軟券で設備されていたが、高崎駅の改札分離によって軟券である必要性はなくなったので、売切れ次第、硬券に戻っている。ただし、仕様はB型赤地紋一般式と、他の駅着と地紋の色が異なっている。
自動券売機は高崎以外は東武型の金額式で赤地紋。高崎に設置されたものは簡易型で無地紋の整理券のような券。バーコード入りで区間式。
<往復乗車券>
一部の駅では硬券の往復乗車券を発売している。A型青地紋で一般式。発売を確認しているのは根小屋・馬庭・上州福島・上州一ノ宮・南蛇井・下仁田。無いのを確認しているのは高崎・東富岡・西富岡・上州七日市。
また、高崎対応は自動改札の関係でD型赤地紋で一般式の常備軟券になっていたが、こちらも軟券である必要は無いので、売切れ次第、D型赤地紋の硬券に変更されている。
ちなみに、高崎駅の簡易型自動券売機は往復乗車券も発売可能である。
<回数券>
11枚綴りで10枚分の値段の普通回数券の他、10時〜15時の間に乗車する場合に利用できる6枚綴りで5枚分の値段の昼間割引回数券がある。前者は青地紋、後者は黄地紋で切り離しは出来ないタイプ。
<乗車駅証明書>
以前は駅側で証明書を発行していたが、駅員無配置時間の拡大に伴い車内での発券に切り替え、全車両に整理券発行機と両替機つき運賃箱を設置した。(以前は箱だけの運賃箱だった。)券は感熱式。平成17年にはバーコード入りに更新されている。
<車内券>
車内で発売する乗車券は高崎車掌区乗務員発行で駅名式の橙地紋。なお、現在は通常では車掌は乗務しないので使用する機会はほとんど無い。
[地紋]
乗車券は硬券、軟券ともにJPR地紋、自動券売機券はPJR地紋である。
公式ホームページ
http://www.joshin-dentetsu.co.jp/
平成18年9月修正
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