—概況—

本社は鹿児島市で会社規模はＣ。昭和１６年に北薩自動車として発足し、昭和１９年に北薩地方のバス会社を統合して南国交通に改称した。昭和３２年に鹿児島空港（鴨池）の開港とともに航空代理店事業を開始し、現在では航空事業が大きなウェイトをしめている。

空港バスは昭和４７年の新鹿児島空港の開港と同時に運行開始した。谷山線については平成５年に新たに運行を開始している。また、高速バスは大阪線・福岡線ともに平成２年の運行開始。その後、いくつか夜行高速バスを開設したが長続きはせず、この２路線のみ運行をしている。

—各論—

[営業拠点]

＜営業所＞

鹿児島・川内・大口・出水・空港前（溝辺町）・宮之城・長島出張所

＜案内所＞

　南国日生バスセンター（鹿児島中央駅前）・・・空港連絡バス乗車券発売、自動券売機設置（空港連絡バス・宮崎線）＜営業時間８：３０〜１９：００＞

　出水バスセンター・・・空港リムジンバス乗車券発売

[運行路線]
＜長距離バス＞
大阪梅田〜鹿児島中央駅前（南国日生バスセンター）「さつま号」
博多駅交通センター〜いづろ高速バスセンター「桜島号」

＜空港バス＞
水俣駅前〜大口バスセンター〜鹿児島空港
鴨池港〜南国日生バスセンター〜鹿児島空港

卸本町中央〜鹿児島空港（谷山線）
阿久根駅前〜鹿児島空港
川内駅〜鹿児島空港

＜主な一般路線バス＞
吉松駅〜大口バスセンター（山野線廃止代替）
水俣駅前〜大口（山野線廃止代替）
大口〜宮之城（宮之城線廃止代替）

＜その他路線バス発着地＞

（北薩地方）

・川内駅

・大口バスセンター
・阿久根駅前

・出水バスセンター

・水俣駅

・宮之城バスセンター

・加治木駅

（鹿児島周辺）

・鹿児島中央駅前

・伊敷車庫

・本城

・宮之浦団地

・ハイランド

・中別府団地

・大峯団地

[切符]

＜空港バス乗車券＞

　南国日生バスセンターでは鹿児島空港行きの乗車券を自動券売機で発売しているが、常備軟券も残っている。相互矢印式の小型軟券で、大人用と小人用がある。地紋は社紋なんごくこうつう地紋。

　また、出水バスセンター（出水駅前に移転）でも鹿児島空港行きの乗車券を発売している。相互矢印式の軟券だが、鹿児島市内で発売しているものより大型で、発駅と金額は補充式。また。同所では往復乗車券も発売している。仕様は片道乗車券に往復割引を加刷したものと見られる。往復乗車券に関しては宮之城からも設定がある。

＜高速バス乗車券＞

　大阪線は三共システム工房のシステムを利用して予約・発券をしている。福岡線は九州高速バス予約システム「楽バス」のシステムで予約・発券している。ちなみに、宮崎交通の鹿児島〜宮崎線の乗車券も鹿児島側は南国交通が発売している。ただし、自動券売機のみの模様。

［カード］

「Ｒａｐｉｃａ」

　平成１７年４月に導入したＩＣカードで、南国交通、鹿児島市交通局、ＪＲ九州バス（鹿児島支店）の共通カード。発売額は３０００円でこのうち５００円はデポジット。また、チャージする時に１割のプレミアがつく。なお、カードの導入に伴い紙の回数券は廃止された。また、同年１０月より定期もＩＣカード化された。

　割引としては同じ事業者同士のバスに６０分以内に乗り継ぐ場合には２回目から５％割引となる乗継割引がある。市電と市バスを６０分以内に乗り継いだ場合にも４０円が割引となる。このほか、利用した運賃の１％を次回のチャージ時に還元するポイント制度がある。また、鹿児島市内と鹿児島空港を結ぶ南国交通の空港連絡バスが割引となる。

　このカードは奄美交通以外のいわさきグループのバスでも利用できるが、各種の割引は適用されない。（逆も同様）。　

　公式サイト　 http://www.nils.jp/~nkk101/

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平成１８年６月修正