このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

—概況—

 鹿児島市交通局の前身は鹿児島電気軌道で、武之橋〜谷山が大正元年に開業した。その後、大正3年から4年にかけて市内線が開通している。鹿児島市に買収されたのは昭和3年で鹿児島市電気局として運行を開始した。戦後には唐湊線・伊敷線・上町線が開通したが、昭和60年に伊敷線・上町線が廃止され、現在の路線網となった。

 

 

—各論—

[列車]

運行系統は2系統を運行しており、1系統が鹿児島駅前〜交通局前〜谷山、2系統が鹿児島駅前〜西鹿児島駅前〜郡元となっている。この他に臨時系統が平日の朝のラッシュ時に3運用が運転される。電車は全て単行ワンマン運転となっている。運賃は160円の均一運賃で、後乗り前降りの運賃は降車時に支払う。

 

[切符]

<乗換券>

 高見馬場と郡元で乗換制度がある。降車時に運転手に申し出て乗換券をもらうシステム。乗換券は色紙の軟券で日付が大きく印刷されているもの。1系統は黄色、2系統は緑色で午前中は赤の横線が入る。ただし、カード利用の場合は自動的に適用されるため、券の発行は無い。

 

<企画券>

「電車・バス1日乗車券」

 市電と市バス(観光地周遊バス「シティービュー」を含む)全線が1日乗り降りできる切符。発売額は600円。電車・バスの車内や乗車券発売窓口、観光案内所、市内の委託発売所で発売している。

 

[カード]

「RapiCa」

 平成17年4月に導入した、鹿児島交通局・南国交通・JR九州バス(北薩線)の3者共通のICカード。いわさきコーポレーション(鹿児島交通)と林田バスが導入したICカードとも相互に利用できるが、一部のサービスが異なる。なお、ICカード導入時に定期券もICカード化され、紙の回数券は廃止されている。

 発売額は3000円で、このうち500円はデポジット。ただし1割のプレミアがつくため、利用可能額は2750円である。

 発売箇所は交通局・市役所前・谷山・鹿児島中央駅前・桜島の各乗車券発売所のほか、車内やデパート等に設置されている自動券売機でも発売する。また、チャージは1000円単位で乗車券発売所、車内、自動券売機でチャージできる。チャージの際に1割のプレミアがつくほか、それまでの利用額の1%分も還元される。

 また、市バスと乗り継ぐと40円割引になる乗継割引制度もある。ただし、いわさきコーポレーション(鹿児島交通)・林田バス発行のカードでは適用されない。

 

平成17年7月更新

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