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—概況—
本社は大洗町で、JR貨物と茨城県が主要株主。当初は鹿島臨海工業地帯の貨物輸送を目的として北鹿島(現、鹿島サッカースタジアム)〜奥野谷浜間が昭和45年に開業した。その後、成田空港の燃料輸送の見返りとして昭和53年から58年まで鹿島神宮〜鹿島港南間(鹿島神宮〜北鹿島間は国鉄線)で旅客営業をしていた。さらに、建設中であった北鹿島〜水戸間を国鉄にかわって運行することになり、昭和60年に大洗鹿島線が開業した。
近年では、平成2年に当時は日本一長い駅名だった長者ヶ浜潮騒はなます公園前駅が開業し、平成6年には北鹿島が鹿島サッカースタジアムに改称して、サッカー開催時のみ旅客営業するようになった。
—各論—
[駅]
駅員の配置駅は新鉾田と大洗で自動券売機ならびにJR東日本と同様のPOSが設置されている。水戸はJRに出改札を委託しているが、専用の券売機が設置されている。臨時駅の鹿島サッカースタジアムではサッカー開催時に職員が配置される。この他、涸沼駅の観光センター・鹿島灘駅の喫茶ポッポ・荒野台駅の時屋タバコ店でも乗車券、回数券、企画券の委託販売がある。
[列車]
平成13年よりワンマン運転が朝・夕のラッシュ時の一部の列車を除いて実施されており、ワンマン列車では大洗と新鉾田以外は車内精算となる。運行本数は水戸〜鹿島神宮間(鹿島サッカースタジアム〜鹿島神宮間はJRに乗り入れ)が23往復で、区間運転は水戸〜大洗間が下り17本、上り18本、水戸〜新鉾田間が下り3本、上り2本、大洗〜鹿島神宮間が1往復となっている。JRへの乗り入れ区間も鹿島臨海鉄道の乗務員が運行している。なお、快速「はなます」ならびに有料の快速「マリンライナーはなます」は廃止されている。
また、貨物列車は平成元年から8年まで大洗鹿島線でも運行されていたが、現在は鹿島サッカースタジアム〜神栖〜奥野谷浜間のみ運行している。
[切符]
<入場券>
直営駅ではPOSでJR東日本のものと同様の様式のものを発売しているが、平成22年よりB型白無地の硬券入場券を通常発売中。
<乗車券>
自動券売機の乗車券はA型赤地紋矢印式。また、POS券はJR東日本のものと様式は同じで赤地紋。
また、委託駅では駅名式の補充乗車券で乗車券を発売する。(ただし、発行は大洗乗務員となっている。)
一般の人にはわかりにくいが鹿島神宮〜鹿島サッカースタジアム間はJR線なので鹿島神宮駅で発売する乗車券は当然JR仕様のもののみ。
<車内券>
車掌が発売する乗車券は端末による機械発券になっている。また、ワンマン列車で水戸駅と鹿島神宮駅で車内精算する場合は精算済証明書(磁気券)が発券されるが、鹿島神宮の場合180円分のJR運賃が含まれているため鹿島サッカースタジアムから180円区間の乗車券となる。
<回数券>
直営駅ではPOSと自動券売機で、水戸駅でも自動券売機で発売しているが、委託駅では常備軟券で発売している。11枚綴りで10枚分の値段のもので、常備軟券は青地紋。
<企画券>
「サッカー観戦回数乗車券」
鹿島臨海鉄道の各駅と鹿島サッカースタジアム間の回数券。6枚綴りで5枚分の値段で発売し、1年間有効となっている。発売箇所は直営駅の他、JR水戸駅のみどりの窓口や鹿島神宮を除く委託販売所でも発売。
[地紋]
地紋はPJRタイプの周囲が「かしまりんかいてつどう」で中が社紋のものとなっている。
公式サイト
http://www.rintetsu.co.jp/
平成23年8月修正
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