このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

—概況—

 昭和61年に国鉄越美南線を引き継いで開業した第三セクター鉄道。岐阜県が27.5%を出資するなどした自治体主導である。平成2年から3年にかけて美濃太田〜美濃白鳥間を自動閉塞化し、平成4年にはトロッコ列車の運転を開始している。転換後の新駅開業は昭和62年に梅山・上万場、昭和63年に白山長滝、平成11年に美濃市役所前・松森、平成14年にみなみ子宝温泉となっている。また、転換後の改称は平成8年に白鳥高原に改称されている。

 

—各論—

[駅]

 長良川鉄道の有人駅は美濃太田(営業時間9001735休日休業)・富加・関口・関・美濃市(営業時間9001735休日休業)・郡上八幡・美濃白鳥の各駅で、美並刈安・みなみ子宝温泉が業務委託駅になる。美濃白鳥は末端区間がスタフ閉塞のため終日駅員が配置されるが、この他の各駅は日中のみの時間営業で、一部の駅は休日休業になる。自動券売機は各有人駅に設置してある。

 

[列車]

 列車の方は朝夕の列車が2両になるほかは単行でいずれもワンマン運転になる。また、シーズン中はトロッコ列車を運転する。

 

[切符]

<入場券>

 硬券入場券はみなみ子宝温泉をのぞく有人各駅で発売している。B型白無地で小児断線あり。

 

<片道乗車券>

 美濃市では平成14年8月現在、自動券売機が壊されて使用不能のため(復活するかは不明)一部の区間では硬券で乗車券を発売している。口座は関・関口などで仕様はA型相互矢印式で青地紋。口座が無い区間は駅名式補充券での発売(青地紋)。

 委託駅では駅名式補充券で乗車券を発売する(青地紋)。

なお、自動券売機で発売しているのは金額式の黄色地紋の券。以前は青地紋であったが、いつのまにか黄地紋となった。また、関駅は食券型の自動券売機に変わっており、同じ金額式でもレイアウトが大幅に変わっている。

 

<連絡乗車券>

 名鉄美濃町線の関駅乗り入れにともない、名鉄との連絡運輸を開始したが、平成17年に美濃町線廃止によって連絡運輸も廃止された。当時は駅名式連絡補充乗車券(着駅は新関・田神・新岐阜のみ)で発売していた。なお、JRへの連絡乗車券は平成14年7月に廃止となっている。往時は自動券売機と駅名式補充券で発売していた。

 

<料金券>

 トロッコ列車の指定券を専用の補充軟券で発売する。緑で地紋は社紋。500円。

 

<企画券>

「1日フリー切符」

 土休日のみに使用できる全線乗り降り自由の乗車券。発売額は1500円で、各有人駅で発売。仕様は小ぶりの軟券乗車券で紫地紋。

 

「子宝の湯クーポン」

 みなみ子宝温泉までの割引往復乗車券。本来は入浴料もセットだが、期間限定で鉄道利用だと入浴料が無料になることから、実質的には往復割引乗車券となってしまっている。仕様は赤地紋の大型軟券である。なお、回数券タイプ(5枚・10枚綴り)もあり。

 

[地紋]

 地紋はPJRタイプで、中は社紋でまわりは「ながらがわてつどう」となっているオリジナルのもの。

 

公式サイト  http://www.nagatetsu.co.jp/

 

平成18年1月修正

 

 

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