このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

—概況—

 嵯峨野観光鉄道の本社は京都市右京区で、JR西日本の100%子会社。現在の形での開業は平成3年だが、路線としてのルーツは明治32年に京都鉄道が開業させたところまでさかのぼる。平成元年に嵯峨〜馬堀間が新線に切り替えられて不要になった旧線を嵯峨野線活性化の一環として活用し、トロッコ列車の運行を行っている。このような経緯から、路線の所有はJR西日本のままで、同社は第2種事業者として運行している。

 

—各論—

[駅]

 トロッコ保津峡が無人駅であるほかは有人駅となっている。全線1閉塞(スタフ閉塞)であるため交換駅は無い。

 

[列車]

 列車の運行期間は3月1日〜12月29日で、春・夏休みと秋の観光シーズンを除き、水曜日は全便運休する。列車の運行本数は8往復。全て全区間運行し、かつてのようなトロッコ嵐山での折り返しは無い。また、トップシーズンには始発前に1往復の臨時便が運行される。

 

[切符]

<乗車券>

 全席指定で、JRのマルスで発売しているが、席に余裕がある場合には当日券も各駅で発売される。また、満席でも適宜、立席券が発売される。

 各駅で発売される乗車券は、トロッコ嵯峨では定期券サイズの常備軟券で大人用と小児用を設備している。仕様は区間表記は棒印式で緑地紋。席を指定する場合はマルスで0円券を別に発券する。トロッコ列車用にしか使用しないためなのか、券紙は白無地という変わったものである。

 その他の駅と車内では車内片道乗車券で発売する。仕様は車急式で緑地紋。トロッコ嵯峨以外は座席の指定は台帳を元に行うため、乗車券の発売は直後の列車の分のみとなる。

 

[地紋]

 地紋は車両についているものと同じエンブレムが使用されている。

 

 公式サイト  http://www.sagano-kanko.co.jp/

 

 

平成16年6月新設

 

 

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