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—概況—
北近畿タンゴ鉄道は京都府が筆頭株主の第三セクターで、本社は京都市になっている。前身の宮福鉄道は建設凍結になっていた宮福線を引き継いで昭和63年に開業した。その後、JR宮津線も同社が引き継ぐことになり、平成元年に現社名に改称し、翌年に宮津線を引き継いで開業した。平成8年には福知山〜天橋立間が電化された。
—各論—
[駅]
北近畿タンゴ鉄道の直営有人駅(大半は時間営業)は福知山、西舞鶴、宮津、天橋立、豊岡の各駅。また、時間営業の委託駅が大江、丹後由良、栗田、野田川、丹後大宮、峰山、木津温泉、丹後神野、久美浜の各駅になっている。自動券売機は各駅員配置駅に設置されている他、宮津・天橋立にはマルスも設置されている。
[列車]
普通列車は基本的に1〜2両編成のワンマン運転だが、ラッシュ時は3両で運行する列車もある。宮福線は全線運行が下り14本、上り16本で、このうち1往復はJRの電車での運行。区間列車は福知山〜大江間が1往復、福知山〜荒河かしの木台間が下り2本、上り1本。一方、宮津線は全線運行が12往復で、区間運行は宮津〜豊岡が2往復、西舞鶴〜網野が下り3本、上り2本、西舞鶴〜野田川が下り1本、上り2本。
快速列車はJRの183系もしくは「タンゴディスカバリー」用の車両で運行する。
特急列車はJRの183系による「文殊」「はしだて」が乗り入れるほか、自社の特急用車両が「タンゴエクスプローラー」・「タンゴディスカバリー」としてJR線内に乗り入れる。なお、急行列車は格下げもしくは格上げにより消滅した。
特急・快速(原則的に特急車両を使用)と一部の普通列車には車掌が乗務する。車内発売の乗車券はハンディ端末での発売となる。
[切符]
<入場券>
有人各駅で硬券入場券を発売している。A型白無地で小児断線あり。
<片道乗車券>
有人各駅に硬券の片道乗車券がある。ただし、各駅ともに自動券売機があるので一部の金額のみ設置という場合もある。仕様はA型緑の金額式。小児専用は天橋立など一部の駅にのみ設置。
一方、自動券売機の乗車券は金額式で青のPJR地紋。
<往復乗車券>
ほとんどの駅には社線内の往復乗車券がある。発売区間は主要駅のみで各駅とも数口座となっている。仕様はD型緑の一般式。
<連絡乗車券>
マルスのある宮津などをのぞき、大半の駅には硬券でJRへの連絡乗車券を発売している。ただし、券売機でも買えるため設定口座の少ない駅もあるが、大阪・京都へはほとんどの駅で設置している。久美浜・網野・峰山・野田川の各駅が特に口座数が多い。仕様は100km以下の場合はA型赤の金額式で豊岡連絡、西舞鶴連絡、福知山連絡のいずれもある。100kmを越える場合はA型青の一般式になる。
さらに口座数が多い駅には準常備式も高額であるが存在する。こちらはD型青地紋。
連絡往復乗車券も一部にはあり、主に東舞鶴・京都・大阪への口座がある。仕様はD型青の一般式。
<自由席特急券>
社線内の自由席特急券は券売機での設定もあるが、硬券もある。社線内は料金が3区分になっており、売れ筋はA型で常備の距離式で設置してあるが、だいたいの駅でD型の準常備式もある。いずれも青地紋。また、自動券売機でも自由席特急券が購入できる。仕様はJRと同じ。
一方、JR連絡は基本的にはA型の距離式で西舞鶴・福知山連絡ともにある。ただし、A型矢印式も京都ゆきである。いずれも橙地紋。
また、JR区間だけの自由席特急券や新幹線自由席特急券の設備もある。これは周遊券サイズの常備軟券で赤のJRW地紋。
<整理券>
整理券は車内で発券する。インク式で番号を表記する。また、JR連絡駅ではJRのホームへの連絡口に乗継証明書というヘッダのレシート券が出てくる機械の設置もしている。
<企画券>
「特急回数券」
京都までの特急回数券の発売があるほか、社線内の特急料金回数券も存在する。
・このほか、JRで発売する周遊きっぷの北近畿ゾーンが全線フリー区間に含まれている。
[地紋]
JPRタイプで「北近畿」「タンゴ」「鉄道」が入るオリジナル地紋。
公式サイト
http://www.tango-tetsudou.jp/
・硬券の入場券や乗車券などの画像はmaya氏の
硬鉄のインテルメッツォ
にありますのでこちらも是非ご覧ください。
平成18年8月修正
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