—概況—

　本社は名古屋市で、ＪＲ東海の１００％子会社。会社の設立は昭和６３年で、当初はＪＲ東海の委託駅業務の受託が主な事業であったが、平成３年の城北線勝川〜尾張星の宮間のの開業に際し、採算が見込めないために東海交通事業が第２種事業者として運行を行うことになった。平成５年には全線開業している。

—各論—

［駅］

　ＪＲ東海に出改札を委託している枇杷島・勝川以外は全て無人駅。ただし、勝川は仮駅でＪＲの駅からはかなり離れているため、事実上は無人駅。

自社の直営駅は無いが、各種乗車券は小田井にある鉄道事業部（９時〜２０時）で扱っている。

［列車］

全列車１〜２両のワンマン運転。運行本数は２６往復だが、朝の３往復は休日運休、夕方の３往復は土休日運休。

［切符］

＜乗車券＞

ＪＲへ委託している駅では自動券売機もしくはマルスで乗車券を発売する。また、鉄道事業部でもＪＲ連絡を含む乗車券を発売している。こちらは補充乗車券での対応。

＜降車駅証明書＞

　枇杷島で降車するときは降車駅証明書（赤地紋の磁気券）が渡される。

＜整理券＞

　整理券は車内で発券する。感熱式で車内に運賃表示器を設置していないため、乗車駅のほかに各駅までの運賃まで記載されている様式の券になっている。

＜企画券＞

「城北線ホリデーフリーきっぷ」

土休日のみ利用できる一日フリー乗車券。勝川・枇杷島・車内（運転士）・鉄道事業部で発売する。発売額は７００円。

［地紋］

　親会社のＪＲＣ地紋をそのまま使用している。

平成１９年１月修正