試験研究報告書

地方私鉄の現況について（乗車券類を中心として）

〔目的〕

　地方私鉄の現況を乗車券類を中心として文献や現地訪問時の状況から考察し、地方私鉄の利用促進の一助とする。

なお、この報告書は各鉄道事業者に取材を行ったものではないので、私の事実誤認や経時変化により実際の状況と異なる場合が十分考えられますのでご了承ください。また、この内容について各鉄道事業者に問い合わせることはやめてください。

〔対象〕

　この報告書の調査対象には、「数字で見る鉄道２０００」（旧運輸省鉄道局）の地方交通の概況(平成１０年度)に記載されている鉄道事業者のうち輸送密度が２０，０００（人／１日）未満の事業者を原則として対象とした。

〔用語について〕

　切符の用語についてはＪＲの旅客営業規則に準拠していますが、「○○→××」という表記については一般式の範疇に入るようですが、「○○から××ゆき」と識別するために矢印式と表現しています。また、ＪＲの旅客営業規則では矢印式は本来は「○○←□→××」ですが、これについては両矢式と表現しています。

地紋の色については濃淡にかかわらず、赤・青・緑・橙などの近い色で表記します。