沖縄は外国だというと、すごく誤解を受けるかもしれません。でも沖縄を訪問すると、全体の印象は『外国』なのです。
北海道に行っても、日本のどの地域に行っても、日本は日本です。
でも沖縄は違う。言語が違うだけでなく、違う文化を感じるのです。
言語が違うといっても、琉球語と日本語は1400年前に分かれた同一言語であると証明されています。
もし、琉球がずっと昔から日本の一部になっていたら、琉球語は、日本語の方言だということになります。
ある規則で音韻を変えると日本語に戻るそうです。
琉球語は母音が少ないらしいのですが、はっきり知識がありません。
琉球は、明治になって初めて日本国沖縄県になったけれど、それまでは国王が存在する独立国家でした。
江戸時代には薩摩藩から搾取され、明治以降450年続いた王制を
やめさせられて、日本になってからは数々の苦難があったことは、周知のとおりです。
| | | 炎の花『フランボアイヤン』 | | お城の石垣が曲線でした。 |
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もっとも日本は、単一民族単一国家というのが、正しいわけではないのでしょう。
いろいろな民族がいつの段階で溶け合って、同一民族だと思い始めたのか、
という歴史は、どうなっているのでしょう。
私の知識では、隼人、えみし、熊襲、大和ぐらいの民族しかありませんけど、
もっと多くの民族がいて、長い間に溶け合ってきたのでしょうね。韓国、中国からの渡来人もありますし。
溶け合うことができなければ、民族紛争ということになるのでしょうが、
日本は単一民族単一国家という考えが浸透していて、アイヌの問題を除くと近年は民族紛争らしきものはありません。
沖縄と本土の間に表立った民族紛争はないにしても、『沖縄の独立』をうたう文章を目にしたことがありますけど。
沖縄には、今も異国情緒があります。尚氏が築いてきた文化は、今も色濃く残っています。
そういう文化を大切にしたいなーと思います。
本土でも、方言が消滅の危機に瀕し、多かれ少なかれ伝統文化が廃れようとしています。
それが時代の流れなのかとは思うのですが、沖縄のあの異国情緒が長く残って欲しいと願っています。
ところで、琉球語に文字はもちろんあったのでしょうが、ひらがな、カタカナを使っていたとは思えません。
きっと漢文調だったと思うのですが、沖縄でガイドさんや博物館の人に聞いても誰も知りませんでした。
ご存知の方は、教えて下さい。
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