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栃木県旅行記

那須・モンキーパークのももちゃん
会津若松から帰る途中、那須で一度見たかった、モンキーパークのももちゃんのショーを見ました。
この子と調教師の写真集をグラビアで見た時、お互いの表情が実の親子みたいな情愛の深さを感じたので、
ぜひ、一度見たいとかねがねおもってい たので。
本当に楽しいショーでした。
ももちゃんの妹分のすももちゃんも出ていましたが、それはまた、違う若手の調教師 なのですが、
すももちゃんが芸をして舞台を降りるときも降りてからもずっと子供を抱きしめるように抱きしめて
耳元に優しく語りかけている姿が感動でした。
温かいショーを見せてくれた心意気が感じられてちょっと感動しました。
チンパンジーだから賢く、その中でも賢いのを選んだのでしょうが、
こうも賢く調教でき
る愛情や技術にも感心しました。
日光さる軍団は私は見たことはないのですが、なかなか面白かったですよ。
桧枝岐(ひのえまた)・平家の落人部落
猛暑の中、8月の初めに桧枝岐村と会津若松に行って来ました。
桧枝岐村と言うのは、尾瀬の山への登山口の一つです。
平家の落人部落と言われている秘境で、村中に苗字が3つしか ありません。
昔は道路状況も良くなかったので、なかなか行く事も大変で陸の孤島と言われていた、
半年も雪に閉ざされているような僻地です。
現在は高速も繋がったので、東京からは東北道の西那須野、塩原インターから国道で行けます。
かなりな山道ではありますが、舗装されていて良い道です。
電車だと浅草から鬼怒川に行き、そこから連絡良くバスと繋がるようです。
何もない集落なのですが、秋に村人による桧枝岐歌舞伎が行われます。
200年以上続く伝統歌舞伎だそうです。
それは鬱蒼とした小さな崖の下で日暮れと共に始まるそうなのですが、
きっと幽玄な世界なのではないかと想像できます。
ここは温泉量は豊富で、各家庭に温泉が引かれているとの事です。
私達も村の公衆浴場の温泉にも行ってみましたが、山の風景と川のせせらぎが素晴らしい露天風呂でした。
村人の憩いの場のようで、賑わっていました。
ここは海抜が高いし、土地も狭くやせているので、昔から米は一切獲れません。
だから昔から蕎麦を作り、蕎麦が名物です。 蕎麦と山菜と川魚ぐらいしかありません。
それらを工夫した山人料理と言うのが名物です。
天然のイワナの刺身は油がのっていて、サーモンの感じです。 山椒魚の天ぷらと言うのもあります。
そば料理がメインなので、そばのすいとんやおやき、田楽といったものがあります。
そば粉ともち米の粉と砂糖を混ぜてお餅のようにした、「はっとう」と言う珍しいお茶菓子もあります。

桧枝岐は交通は便利になったみたいですが、交通が便利になったせいで、
日帰り客が 尾瀬沼には増えたけど、結局桧枝岐は通過されるみたいです。
尾瀬に行きたい、尾瀬の入り口で満足する人は日帰りか、夜行バスで一泊して少し登 山をする人は
山小屋まで登ってみたりするので、桧枝岐に来る人は本当にリピーター になるそうです。
私の友達はそこの老舗旅館の女将をしていますが、リピーターが
更に減ってしまっ て、客足が減る一方だそうです。
子供づれなどは尾瀬に行く前に海外などに行く時代になってしまったとかで・・・。.
六代続いているので、自分たちの代で終わりにしても良いぐらいな覚悟でいるけど、
いろいろあって苦しいと言っていまし た。

だからと言って、この村を観光地にしたくない想いも村にはあるから、目減りする一方だけど、
混むわけでも渋滞するわけでもないから、このままで秘境としてやってい ければ、と・・・ 。
シーズンの夏でも静かなところです。
朝六時に童謡の「久しぶりに来た尾瀬〜」の音楽が村役場から流れ、
その後ラジオ体操の音楽が流れたので飛び起きましたが、窓を開けたら晴天の朝日と青々した木々、
そして新鮮な空気が日頃のストレスを忘れさせてくれる良い旅でした。
リピーターになる人の気持ちも分かります。

私達は翌日尾瀬沼までハイキングをしてきました。
途中の道は全部板が敷かれていて、歩きやすいし、ごみ一つ ないぐらいいつも綺麗に管理されています。
ニッコウキスゲが殆ど終わりかけていました。

会津若松は確かに蔵の街と言った風情ですね。
お城が新しく建て替えられていたのを知らず、ちょっとがっかりしました。
街は碁盤の目のようなので分かりやすいですね。
喜多方まで近いのでちょっと見がてら、ドライブして来ました。
やはりラーメン屋が多かったですね。 食べませんでしたが・・・
栃木の郷土食
栃木県には『しもつかれ』という郷土食があります。
大根と人参を鬼おろし(普通の大根おろしよりも荒くおろせます)で
おろして、節分の残りの豆、鮭の頭、酒粕をいれて
家庭それぞれの味付けで煮ます。
これは初午に作る料理なんです。
義母のしもつかれおいしかったなぁ!
冷た〜いのが私は好きです。
でも、一般に子供は好きじゃないみたいです。
酒の肴にいいのかな?
先日栃木テレビで、しもつかれのコンテストがありました。
今市の方が優勝したようです。
  談・画像 tuboyama 
栃木の伯母が言うには、しもつかれを作るのに大根を鬼おろしですっている間は、
子供が泣こうが席を立ってはいけないんだそうです。  
たぶん、席を立ったりした事でほこりとかが入らないように気をつけなさいという意味なのでしょうね。

鬼おろしでおろすのが子供さんの役目のところもあるんですね〜。
同じ県内でも土地によって違うんですね。  具は同じですね〜。  
栃木出身の友人が学校のサークルに「しもつかれはこれだー!」と持ってきた時のみんなの一目見た反応は
「・・・げろだ・・・」(表現が汚いけど)  でした。。。  でもお酒のお供に合いますよね

                                談 玄山こよ
私は栃木県の粟野町山の中で生れました。
【しもつかれ】【しみつかれ】どちらが正しいかわかりませんが、
二月の初午の時にお稲荷さんに赤飯と一緒にお供えしまします。
鬼おろしで大根をおろすのは子供の役目で土の中に保存していて大根が凍っているのをおろした経験があります。
材料は鮭のあらと大根、人参、炒った大豆、をくたくたになるまで煮て仕上げに酒かすで仕上げます。
見た目は本当にまずそう、我が家の家族は誰も手を出しません。
それでもめげずに毎年作っていますが。
新宿の飲み屋さんでアレンジした【しみつかれ】がよく出てくると主人が言っておりますから
やっぱり酒の肴に合うんでしょうね。
               談 スミ

栃木の郷土料理『しもつかれ』を簡単に作る方法を考え、やってみました。
煮込む時間を入れても15分とかかりません。
作り方
(1)ダイコンと人参を鬼おろしで荒くおろす。
(2)あとは、缶詰を使う。
   大豆の水煮の缶詰
   鮭の中骨の缶詰(一缶99円)
(3)(1)と(2)を混ぜて、酒粕とお好みの調味料を加えて煮込む。
鮭の中骨をたくさん入れると美味しい。
                                       談 海
湯西川温泉
先日、友達と栃木の湯西川温泉に行って来ました。
友達と小学校以来行った事がない、日光でも行って、温泉でゆっくりしようと言う話になって、
知人に道路状況や栃木の宿、温泉について相談したところ、
栃木は秘湯がたくさんあって、
鬼怒川や川治に行くんなら、湯西川やかに湯、女夫淵が良いんじゃないかと言うので、
思い切って湯西川に行きました。
栃木の人に言わせれば、日光や中禅寺湖辺りは温泉と認めていないし、
鬼怒川なんて団体が社内旅行で行くような感覚らしいです。
それで湯西川まで足を延ばしましたが、本当に渓流が綺麗で紅葉も始まっていて、あまり観光客もいないし、
静かに露天風呂に入れて凄く満足しました。
海がないし、関東平野でつまらないと思っていましたが、だんだん栃木が好きになってきました。



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