このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください



オーストラリアの旅行記

ゴールドコーストのビーチリゾート
主人の花粉症がひどく、(私もちょっと・・)3月中旬、東京を 逃げ出して、
オーストラリアのゴールドコーストのビーチリゾートに 転地療養(?!)に行ってきました。
青い空と海、42kmも続く白い砂浜、 毎日海を見てのんびりしてきました。
近くにカランビン自然保護区というのが あってカンガルー、ウォンバットなど、
オーストラリアの動物が放し飼い になっているサンクチュアリでコアラを抱いたりも出来ました。
時差が1時間しかないので往復が楽チンでした。
真冬の日本から真夏のオーストラリアへ
オーストラリアに暮れから正月にかけて行ったことがあります。
こちらは冬だけど、あちらは夏と言う事で旅行荷物は簡単だったのですが、
確かコートを空港に預けて行ったような気がします。
私達は一週間ぐらいの短い旅行だったので、ケアンズとエアーズロックを廻って
メルボルンから帰るというコースでした。だからシドニーは乗り継ぎで空港に居ただけです。

ケアンズは亜熱帯雨林で一日中サウナに入っているような気候でした。そして時々雨が襲ってきます。
ラフティングにはとても良い場所があるらしいのですが、私達はそう言う事もしないので、
ただ街をぶらぶらするしかありませんでした。ケアンズは何も見所がありませんでした。

エアーズロックでアボリジニを見ました。
彼らは政府に保護されていると言う事でしたが、実は隔離されているような感を受けました。
大きな国定公園の中に点在する部落のみで生活させられているようです。
伝統芸術を作る仕事だけをあてがわれ、英語も話せないらしいです。
その中のエリート?が数人だけ公園の自然を守る為のレンジャーとして白人と組んで仕事をしていると
現地ガイドが言っていました。
時々買い物にスーパーマーケットに出てくる事があるので、くれぐれも写真をとってはいけないといわれました。
彼らは未だに写真をとると魂を抜かれると信じているからとの事でした。
しかし、絵葉書や土産用のフォトは売っていましたが。
そして我々も彼らが出てきたのを見ました。ヨレヨレのワンピースやシャツを着て裸足でした。
彼らは公園の蛙やや虫や動物や植物を今でも食べるらしく、ガイド達が小さな水溜りを見て、
まだおたまじゃくしだけどこれもそのうち食べちゃうと言っていましたから。
彼らは年に何回かしか降らない雨をシャワー代わりにしていて、日の出と共に起き
日の入りと共に寝る生活をしているとの事でした。
最近では運転を覚えたアボリジニが出てきて、砂漠を縦横無尽に走ってよく事故を起こすから困っているとの事でした。
私達が行った前日も日本人客のレンタカーがぶつけられて、ガイドが日本人の通訳として忙しかったと言っていました。
ニュージーランドでは先住民族のマオリ族が社会に順応して生活しているし、
学校での外国語の選択科目として、日本語と共にマオリ語も取り入れられているそうなのです。
多少の人種差別はあるのかもしれませんし、やはりマオリの人達が住んでいる地区と言うのもありましたが、
ホテルなどでマオリの伝統的なショーをやったり国がマオリ文化を大切にしている感じがしました。
オーストラリアでのアボリジニは隔離されて、部落にはオーストラリア人さえ入ってはいけないらしく
外部と遮断されているとの事でした。
これが国としての彼らの保護政策らしいのですが、ヨレヨレの服を着て裸足の踵は靴の踵ぐらい丈夫な
分厚い皮膚になっていて、髪はごわごわで異臭を放ち、店員とは手ぶり身振りでしか話せず
おまけに迷惑そうに扱われているのを見てこれが保護政策なんだろうかと考えてしまいました。
オリンピックではアボリジニの選手が出ていたみたいですが・・
隣の国でそしてお互い歴史が浅い国で随分違うものだと思いました。

エアーズロックでは初日の出を見に行きました。
前日は夕焼けのエアーズロックを見ましたが、黎明と共にアボリジニが起きだし、
活動しているんだなと思う日の出は妙に感慨深いものがありました。砂漠の日の出は随分黄色い太陽でした。
エアーズロックは太陽によって様々な色に変化する岩でした。
ちょっと名前を忘れましたがこの公園には宮崎俊監督が感動して「風の谷のナウシカ」を製作したと言う谷がありました。
本当に映画そのものでした。この公園内のホテルの庭には大きなトカゲがいました。

メルボルンは明るい綺麗なこじんまりした街でした。ちょうど全豪オープンが始る前だったのですが、
オープン開催中は有名選手が街中で買い物したり散歩したりする姿が良く見られるらしいです。
テニスファンの私としてはそんな時期に行ってみたかったです。

オーストラリアではカンガルーやバッファローも食べるらしいです。
マーケットではルーミンチと言って売られています。ホテルでもバーベキューや料理に入っていました。
ガイドがバッファローは少し臭いけどカンガルーは美味しいと言っていたので、
私もカンガルーのシチューをほんの一口食べましたが、なんか臭くてダメでした。
空港でムーンバットやカンガルーの缶詰を売っていたのにはびっくりしました。

寒い日本から真夏のオーストラリアに行って、サウナのようなケアンズ、
そしてカラカラ天気のエアーズロックの砂漠(立っているだけで汗が拭きだす炎天下)と
短期間で廻ったので同行した友達は相当疲れていました。
小ペンギンが群れをなして海から帰って来るペンギンパレードも見に行ったので
場所取の為に寒い海岸に長い時間毛布抱えてじっと座ってもいましたしね。
後日オーストラリアに詳しい添乗員に訊いたら、オーストラリアはバースの辺りが良いらしいですね。


[ エントランス ] [ 海外・短編旅行記リスト


このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください