メキシコは1999年のゴールデンウィークに行きましたが、
首都の メキシコシティーは世界一の犯罪発生率で、本当に危ない国だそうです。
しかし、メキシコは世界遺産もたくさんあるし、民族的なものも残っている 好きな人にはたまらない国でした。
ピラミッドを見に行った時には ピラミッドを前にして 突然足が動かなくなり、
さらに急に吐き気がして立っていられなく なって、結局 登ることができませんでした。
アステカ文明は血と生贄の 文明なので たまにそうなる観光客もいるそうです。(←お〜恐!)
さて、旅行に行って楽しみなのが もちろん刺繍探しですが 食べ物も忘れるわけにはいきません。
メキシコで有名なのは、タコス、チュロス(私は旅行するまで これしか思いつかなかった)など、
とうもろこしの粉が原材料の 食べ物ですが、メキシコで食べたトルティージャは
日本の冷凍食品とかパックになったトルティージャとは全く 違っていました。
店先にはトルティージャを専門に焼いている人が いて、その横では串にささったお肉が
いいにおいをさせながら 焼かれていて、店の前を通っただけで よだれが垂れそうです。
実際に入ったタコス屋さんにでは、
“タコベル”で食べたのが タコスだと思っちゃいけなかったんだ!と、つくづく感じました。
そして、チュロス!
日本だとディズニーランドとかでチュロス屋のスタンドが ありますが、
メキシコのチュロスは、さすが本場だと、うなるほど おいしかったです。
私が食べたのは日本で売っているチュロスの1/3くらいの 長さで、真中が空洞でした。
注文すると、その空洞にジャムやクリームを 入れてくれるのでした。
私はチョコレートクリームで食べましたが、本当に おいしかった! あの味は忘れられませんね。
あと、アイスクリームも おいしかったな。
氷屋さんで フルーツを凍らせたアイスクリームが売っていました。
高級レストランで食べたお料理よりも、スタンドや 汚いようなレストランで食べた食べ物の方が、
おいしかったな。 そういえば、お腹をこわすような事は1度もありませんでした。
海さんのホームページをご覧になっている方は みなさん 刺繍がお好きだと思いますが、
メキシコには刺繍に匹敵する 素敵なタイルがあります。
模様もさることながら、色使いが 本当に素敵なんです。
私は日本でメキシカン・タイルの教室にも 通ったことがありましたので、
旅行したら絶対にタイル屋さんに 行こうと決めていました。
実際に行ってみると、メキシコらしい 色使いのタイル張りシンク、モザイクになっている壁、噴水、
テーブルなど、「きゃ〜、素敵!」、「あ〜、持って帰りたい!」と 叫んでいました。
メキシコへ行ったら是非 タイル屋さんに 行ってみてください。きっと気に入ると思いますよ。
首都メキシコシティーから車で2〜3時間くらい行ったところに銀鉱山で有名なタスコという町があります。
メキシコシティーから タスコへ行く道には昼間から武装した山賊が出るというので
私たちは緊張しながら車に乗っていました。
レンタカーを運転していたのは メキシコに出向中の会社の同僚でしたが、
彼らの方が 襲われた人たちの話を聞いているので恐かったと思います。
タスコはコロニアルの古い町並みが残っていて、色とりどりの ブーゲンビリアが咲き乱れる夢のような素敵な街です。
銀鉱山で有名なだけあって狭い石畳の道の両側には 銀細工の店が軒を連ねています。
そして、細い路地を入っていくと 人々の生活が感じられる衣料品、食品、雑貨の店が 並んでいます。
刺繍の店も見つけましたが、綺麗に刺してある 物が見つけられず、
もっと奥へ入っていこうとしたら 「これ以上は奥へ行ったら ダメ!」と注意され、
回りを見渡すと 確かに危なそうな場所に踏み入れていました。
もっと奥へ行ったら 素敵な刺繍と出会えたかも・・・と思うと今でも残念ですが、
命には換えられないので、しょうがないですね。
表通りのお店にも民族衣装、刺繍のテーブルクロス等を扱っているお店は ありましたので
歩いていて楽しいと思います。ただし、値段は高いです。
銀のアクセサリーは種類が豊富で、(値段は日本で売っているのと 同じくらいの値札が
ついていますが、値引き交渉は、できるそうです) 細工も細かいので、
日本の業者がよく買付けに来ているそうです。 |