このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

壁紙はmimiさん撮影の写真からとりました。

モロッコの旅行記

モロッコの長編旅行記 もご覧下さい。
私がモロッコに行ったとき
フェズにて
私が行った時はハッサン2世が即位して何十年だかの
お祝い行事の直前で、
だから、赤や緑の布で飾られているのです。
どこへ行ってもそんな感じで綺麗でした。
山の中腹の草も「祝ハッサン」みたいな言葉に刈り込まれて
いたりしてね。
どこへ行っても、ハッサンの写真が恐れ多くみたいに飾ってあり、
戦前の日本を彷彿させるような奇妙は光景でした。
この国でクーデターが起きたらえらい事になると思ったほど、
行事に力を入れるんでしょうね。
まぁ、娯楽や教育があまり無い国ですからね。

フェズにて

モロッコの子供達
子供たち
いいですねぇ、モロッコ・・・。私はマラケシュに感動しました。
確かに暑い、臭い、汚いですが・・・。
食べものはエジプトより不味いと思います。
毎日タジンとクスクスの連続でね。
でも、それにも変えがたい感動は未だに忘れられません。
フランスの影響のせいで、ワインは美味しくて安いです。
ルームサービスでワインを頼んだら、少年が持ってきたのですが、
うっかり小銭がなくてチップ代わりにポケットティッシュをあげたら、
すごく喜んでくれた思い出があります。
ベルベル人の集落を通った時も、どこからともなく集まってきた
子供達が、「マダム、ボンボン」と汚い手を差し出して
ねだるのですが、その澄んだ瞳がなんとも言えず、
今でも忘れられません。
後進国独特の光景ですね。
私が行ったのは2月でしたが、8月は暑いのでしょうか?湿気がないから、日本よりは過ごしやすいでしょうけど。
サハラ砂漠の朝日
サハラ砂漠の朝日
モロッコで朝日を見に行ったときのお話です。
私はエルフード?だかに泊まって、3時半頃でしたか、
集合して サハラ砂漠にいきました。
まだ、真っ暗で4WDで何台かに分れて出発しました。
着いたところではラクダのタクシーが待っていました。
私はラクダを予約しなかったので、何人かと歩いて登りました。
ラクダはエジプトで乗って恐かったので、止めました。
歩いても30分ぐらいでしたね。
ホント、サハラの入り口みたいなところですが、
日が昇るまでの静寂、 空の色の移り変わりに感激しました。
もっと、日程がゆったりしているツアーは、サハラを
もうちょっと先まで行かせてくれて、
半日遊ばせてくれたらしいです。
あまり、奥に行くと蛇やさそりがいて危険らしいです。
私は乗りませんでしたが、暗闇の中でラクダに乗って
一列に連なって歩いている光景は月の砂漠、そのものでした。
感激しました。
しかし、ラクダは洗ってやりたいぐらい汚くて臭いです。 人間も臭いです。

一緒だった人が、「水がなくて、人間だって臭いのだから、ラクダまでは しょうがないね。」なんて言っていました。

添乗員さんから言われていましたが、歩く人の手を引っ張ってやると言う子供達が
どこからともなく沸いたように出てきたのは可笑しかったです。
発展途上国では良くある光景ですが、こんな何も無い誰も住んでもいない砂漠で
子供たちが出てくるとは不思議でした。
帰りはベドウインが未だにテントで暮らしているところに連れていかれ、
お茶を ご馳走になり、アンモナイトを拾いました。
これも観光の一環ですが、まだ、観光客が殆どいないところなので
感激の 一こまで、なかなかモロッコは印象深いところでした。 ホテルに着いてから、朝食でした。

ホテルからサハラまでは約30分程度だったと思うのですが、
何台かに分乗して 乗った車の運転手が(ベドウインらしいのですが)民族衣装着て
頭からベールを 垂らして暴走するさまは、これまた面白いものがありました。
彼らは結構、競争に燃えてしまうので、穴ぼこにはまったり、よけたり、
道もない砂漠を勘だけで目的地まで疾走するのです。
ガイドさんがパリ、ダカールラリーもこんな感じでこの辺りを走ると言っていたように 思いましたが、
かなり興奮して楽しめました。 今度チュニジアに行ったらまた、サハラで日の出か日没をみたいです。
雄大で静寂な風景で感動します。

持って帰ってきた砂漠の砂は、ビニール袋に拾った分もありますが、靴の中に存分に
溜まったのを集めたのもあります。 サハラの砂は赤く、今でも家に飾ってあります。
是非是非、モロッコはお奨めしたいところです。
取り立てて何があるわけでもありませんが、私にとっては感動の国でした。
モロッコではマラケシュが一番面白いと行った人は言いますし、私もそう思います。
それとサハラ砂漠は良いですね。 また、行ってみたい・・・でも、観光客の少ない今のうちがいいと思います。



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