このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください



ポーランドの旅行記

グダニスクにて  ポーランド旅行記(3)
ポーランドに行ったら、グダニスクに行きたいと思っていました。
グダニスクといえば、ワレサ元大統領が働いていた造船所があるところ。
どんなことろか見てみたいと思っていました。
記憶がはっきりしないのですが、多分街中から歩いて行ったと思います。
もちろん、中には入れなかったのですが、入口のところに小さな売店があって、
でも何も買いませんでした。

グダニスクには運河があって、運河には大きな木製のクレーンがありました。
この運河沿いには、帆船の模型もあって中に入れました。
このあたりがグダニスクの観光の中心で、刺繍をしながら売っている人が何人かいました。
そこで買った品は、刺繍博物館に展示してありますのでご覧下さい。
この運河付近に琥珀を売るお店がびっしり!
宝石類は、まるで興味がない私ですが、この琥珀店の梯子に夢中になりました。

何軒か観ているうちに、だんだん目が肥えてきて、面白くなってきたのです。
お店の人に虫入りのはないかと尋ねると、「ジュラシック・パークーー。」と歌いながら、
虫入りを持ってきてくれました。
大きい虫が入っていると気味が悪いので、小さい虫が入っているのを買いました。
虫入りも色々で、足がもげていたりするとうーーんと値段が安いのです。
私が買ったのは、よく見ないと虫だと分からないのですが、手足がもげていない完全なものです。

あるお店でネックレスを物色していると、「高いからとても買えないでしょう。」
と言いながら、店員さんが大粒の球のネックレスを持って来ました。ちょっと下品なくらい大粒の球でした。
日本を出る前日本のデパートで、琥珀を見たとき、球になっている
ネックレスは高価だと聞いていたので、ぐらっと来たけれど、買うのはやめて表に出ました。
でも突然気が変わって、お店に戻り「買います。」

お店の人たちはびっくりして、ちょっと呆然!
どう見てもお金持ちに見えない人が、買うなんてという感じでした。
でも、私がカードを出すと、弾かれたように私の首にあててよく似合うと、口々に誉めてくれました。

こういうことをしたのは、後にも先にもこのときだけ。普段、海外旅行で、高価な買い物はしないことにしています。
因みにそのネックレスは、日本円にすると5万円でした。ポーランドと物価がまるで違うので
安い買い物だと言えるのでしょう。
こんなことをするなんて、何軒も何軒も琥珀のお店を見てまわり、脳みそが溶けてしまった結果だと思います。

まぁ、こんなことがあってもいいでしょう。
夜行寝台列車  ポーランド旅行記(2)
クラコフからグダニスクまで、夜行寝台列車にのりました。
乗り心地がよくて、ぐっすり眠れて、ホテル代を浮かすことが出来て、とてもよかったです。
夜行寝台列車はお勧めです。

二人部屋で鍵がかかります。熱いお湯がでる洗面台があります。
その洗面台を蓋する感じでちいさなテーブルにもなります。
朝起きて身支度をすませて外の景色を見ていたら、車掌さんがコーヒーを持ってきてくれました。
そのコーヒーがとても美味しくて、幸せに浸っていたら、突然「グダニスク。グダニスク。」というアナウンス。
荷物を纏めて、列車から飛び降りました。

ところが、この駅がグダニスクナントカというひとつ前の駅。
しかたなく次の各駅停車まで待ちました。美味しいコーヒーが飲みかけで、心残りでした。
初めてのオペラ  ポーランド旅行記(1)
94年にポーランドに行ったとき、初めてオペラを観ました。
ワルシャワで、直接劇場にチケットを買いに行ったのですが、当時一番よい席で、二人で670円ぐらいでした。
あんまり安いので、何かの間違いじゃないだろうかと、いぶかしげにしていると
チケット売り場の人が出てきて、ポーランド語で何か言っていました。
何を言っているか分からなかったのですが、結局それでOKだったのです。
やすーい!
出し物は『マクベス』。
ストーリがほぼ分かっているので、楽しめました。もっとも旅の疲れで、眠った部分もかなりありましたけど。

劇場で驚いたのは、小学生や中学生らしき子供もかなりいたことです。
子供の時代から、オペラなんて観ているんだーと感心しました。文化の育ち方が違うのだと思いましたね。
ポーランドは琥珀ばかり!
ポーランド旅行は、楽しかったです。
ワルシャワ、トルン、グダニスク、 クラクフと行きましたが、私もグダニスクが良かったです。
海さんが、琥珀の店を1日中見ていたとおっしゃっていたとき、 へぇー、と思っていましたが、
行ってみてその気持ちがよく分かりました。
お店の並んだ通りに1日いたとおっしゃっていたのは、きっとこの道 のことだと思いながら歩きました。
でも、全体の印象としては、チェコやハンガリーがどこへ行っても、
移動のバスや電車からの景色もきれいだった印象があるのに、きれいだという感じはしませんでした。
ワルシャワの旧市街もちょっと期待はずれの感がします。
ポーランドでは、いい刺繍のものを見つけられませんでした。 どこへ行っても、琥珀、琥珀で。
何事もなく無事帰りました。何もハプニングがなくて物足りないぐらいでした。
   *ポーランドで刺繍を買うならザコパネです。(海
)


[ エントランス ] [ 海外・短編旅行記リスト


このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください