このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

2011年12月の業務日誌





2011年12月24日「営業制度」
 というわけで久しぶり・・・4年ぶり?に車掌として乗務することになりました。
車掌の教育は半月ほど机上を行い、残り半月ほど実乗務をするって感じです。
机上ではこれまた久しぶりに営業制度を勉強したわけですが・・・やっぱ4年も勉強して
なかったら恐ろしい程に頭から抜けてますねwまぁ大丈夫だろうとか思ってたけれど
全然無理でしたw2週間ほどかけて営業制度をみっちり勉強。
今回は前回(4年前の特急乗務)の失敗を生かし、特に列車が遅れた時の対応などを
重点的に勉強してみました。
で、いざ実乗務となった1本目の列車でいきなりその事象が発生!
在来線が大雨で遅れて、所定乗り換え出来なかった多くのお客が流星の列車に乗車。
こういう時は車内で指定席を充当(指定券を持ってる場合)するんですが、数人ならまだ
いいんですが列をなすほどに多くて多くて・・・見習乗務1本目だし、とにかく先生が対応
するのをただ見てるだけでしたw
1本目ののぞみを降りるともう疲労困憊w改めて車掌さんの大変さが身にしみました。
帰りは上りのように乗車ばかりということでもないので車内改札もそれなりに出来る・・・
と思ってたわけですが、結構(座席を)移動してたりしてて、これはこれで大変。
在来線の時みたいに毎駅ごとに自由席も改札するってことはないのであの時に比べれば
全然大丈夫なんですが、それでもやっぱ慣れるまではしばらく改札恐怖症でした
(あ、今でも改札は苦手ですw)



2011年12月17日「車掌」
 本当にお久しぶりです・・・気がつけばもう年末になっちゃっててw(去年と同じ出だしw)
気がつけば前回の日記から1年近くが立ち、流星も新幹線車掌になってます・・・
というのも、以前の日記にも書きましたし、ご存知の方もいると思いますが、新幹線では
運転士と車掌を行ったり来たりしなきゃいけないことになってます。
なぜかというと、新幹線では走行中に車両の故障を直せるように設計されてます。
これは駅間が長いので、途中で止まることの無いようにってことです。
で、じゃあ車両故障になった時は運転士が直すんですよね?ってことなんですが・・・
100系以降は基本的に運転士が運転台で直せるようにはなってますが、それでも故障の
内容によっては現地に赴いて直す操作が必要なものもあります・・・最新型のN700系でも。
じゃあその都度運転士が電車を止めて直しに行くのか?っていうと、そんなことはありません。
そこで登場するのが「巡視検査車掌」という職名を受けてる車掌。
この「巡視検査車掌」ってのは普通の車掌は就れません。どうすれば成れるのかというと、
車両に対してほぼ運転士と同じ知識を持った車掌がなれます。なので通常は2段階の
試験をパスし、巡視検査車掌の資格を得るようになります。
つまり新幹線の車掌のほとんどは車両構造を良く知ってる車掌、もしくは運転士資格を持った
車掌が担当してます。
 とは言っても、これは東海道・山陽新幹線に限った話かもしれません。
東日本さんは在来の乗務をしながら新幹線の乗務をしたりするらしいですし、九州さんは
そもそも「巡視検査車掌」という職種が無いので、車両故障は全て運転士が担当します。
間違えて欲しくないのは安全か安全じゃないか・・・じゃなく、例えば九州さんの新幹線
(相互直通してる列車も含め)は、本当に運転士が走行しながら全て故障を処置できるように
設計されてますし、東日本さんも基本的に走行中に処置できるようになってると思います。
加えて東海や山陽もそうですが、けれども今でもそういう制度は残ってます。

 そういうのを含め、運転士が車掌を担当するようになってます。
とりあえず今日はここまでで。次回日記では久しぶりに営業制度を学んでだとか、車内での
トラブルだとかを紹介していきたいと思います。




 



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