このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

アマチュア無線豆知識

アマチュア豆知識①コールサイン
 アマチュア無線局には世界に一つしかないコールサインが与えられます。日本国内だけでなく、世界中で通用するものです。
        JI2 TXU
       プリフィックス サフィックス
最初の2文字(1文字もあり)で国を表します。日本ではJA,JD,JE,JF,・・・,JS,7J,7K,7L,7M,7N,8Jが使われています。
3番目の数字が地域を表します。1関東、2東海、3近畿、4中国、5l国、6九州(沖縄)、7東北、8北海道、9北陸、0信越となります。
サフィックスはアルファベット最大3文字までです。
お隣の韓国では、HL、DSなどのプリフィックスが使われています。

アマチュア豆知識②QSLカード
 アマチュア無線では、「あなたと交信しました」という証明に、交信証をお互いに交換しあいます。この交信証のことをQSLカードと呼んでいます。特に、海外の珍しい国や地域と交信したときには重要な証明となるわけです。交換方法として、相手に直接郵送するか、日本アマチュア無線連盟(JARL)がカードの転送サービスを行っています。

アマチュア豆知識③コンテスト
 基本的には、どれだけ多くの無線局と交信するかがアマチュア無線のコンテストです。
得点=交信局数×マルチ  で得点の計算をします。
マルチは、運用日数であったり、交信した郡市町村の数であったりコンテストによって様々です。
また、コンテストでは通常の交信以外にコンテストナンバーをお互いに送信します。
(例)RSレポート+001から始まる連続番号
エリア限定の小さなものから、全世界を相手にするものまで多くコンテストが開催されています。

アマチュア豆知識④RSレポート
 アマチュア無線では、相手のコールサインとRSレポートがお互いに確認できたら交信成立になります。
RSレポートとは、Rは了解度(Readability)で1から5までの5段階、Sは信号強度(Signal Strength)で1から9までの9段階で表します。
きわめて強い信号で完全に了解できる場合、相手に59(ファイブナイン)を送信します。

アマチュア豆知識⑤無線従事者免許証・無線局免許状
 アマチュア無線局を運用するためには、まず無線従事者免許証を習得しなければなりません。年何回か行われる国家試験に合格すると免許証が交付されます。国家試験にも第4級アマチュア無線技tから第1級まで4段階あり、免許の種類により運用できる周波数帯や空中線電力(出力)などが違ってきます。
 免許証をとってもすぐに無線局の運用はできません(クラブ局で運用する場合は別ですが)。今度は開局申請をして無線局免許状の交付を受けます。この免許状にコールサインや運用できる周波数帯、空中線電力などが記載されています。

アマチュア豆知識⑥アワード
 アマチュア無線の楽しみ方の一つにアワード(賞状)があります。JARLが発行するものやクラブや個人が発行するものまでいろいろあります。一定のルールにしたがってQSLカードを集め、発行者に申請をすると素敵な賞状がもらえます。 

アマチュア豆知識⑦無線機
 アマチュア無線局を開局するためには無線機(トランシーバー)が必要になります。大きくは、ハンディー機、モービル機、固定機の3種類に分けられます。また、機種によっても運用できる周波数帯が違い、ハンディー機・モービル機は主にU/VHF(430hz帯、144Mhz帯)、固定機ではU/VHFの他にHF(3Mhz〜30Mhz帯)の無線機が主流になっています。。最小限の設備でと思ったら、ハンディー機1台(2万から4万円)で立派な無線局が開局できます。ちなみに、携帯電話も無線機の一つです。

 アマチュア豆知識⑧ラグチュウー
 CQや海外との交信では、RSレポート、名前、運用場所、お天気やQSLカード交換の約束などをして交信を終えることが多いのですが、国内の近くの無線局同士ではラグチュウーと呼ばれる和気あいあいとしたおしゃべりが交信になることが多いようです。QSLカード交換だけが楽しみ方ではありません。

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