このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

☆ 高円寺界隈 ☆  Last Update 23 / June / 2001… 夜景写真を3枚追加

 杉並区の高円寺地区は、初めて駅が出来たのが大正11年(JR中央線高円寺駅)ということもあり、街としての歴史はさほど古い方ではないのですが、街が開けてきた当時の面影を残す建物が、まだまだ随所に見られます。
 ここでは、それらの建物をご覧いただき、当時の雰囲気に思いをはせていただければ…と思います。


・ルック商店街

 高円寺駅(JR中央線)と新高円寺駅(営団丸ノ内線)の間を結ぶ、歩行者専用道に面する商店街で、高円寺南地区では一番のにぎわいを見せている場所です。
 この商店街には、写真にもあるような洋品店の他、飲食店など、様々な種類の個人商店が建ち並んでおり、また、店舗の形状もバラエティーに富んでいるので、ただフラリと散歩するだけでも楽しくなるような雰囲気です。
 大正末期〜昭和初期にかけて建てられた店舗も多数残っており、高円寺の街が開けたばかりの頃にタイムスリップしたような感覚も味わえます。
(ちなみに、"東京阿波踊り"で有名な高南通り(通称:阿波踊りストリート)は、この商店街の1ブロック隣にあります。)


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☆ ルック商店街 ☆



 母屋はとんがった切り妻屋根で、重厚な中にもモダンな雰囲気が漂っていますね…。それにしても、後ろについている平屋のベージュ色の建物(写真左)が何とも言えませんね…。
 ちなみにこの母屋、逆サイドには、(暗くてよく見えませんが)木造2階建ての建物もくっついています。(写真右)



 外壁に銅板を貼り付けた木造店舗。この銅板が防火の役割を果たします。
 関東大震災後に建てられた木造家屋に多く見られるタイプです。




 "看板建築" … 木造店舗の、表通りに面する箇所のみを鉄筋コンクリート建物風に仕上げる方式です。これも大正末期頃から流行しはじめました。
 それでも、↑の建物は比較的、"日本の木造住宅"的な雰囲気を残した看板建築でしょうね…


 本格的に西洋モダン風の雰囲気の漂う看板建築の例。


 ↑と同じ場所で撮影した夜景。
 昼間とはまた違った趣がありますね…


この店は看板も消され、入口の扉も長期間開いた形跡がありません。すでに閉店した店なのでしょう…
営業していた頃の状況がしのばれます。


 この飲食店、建物自体も古そうですが、右から左へと書かれた看板もレトロムード演出に一役買っていますね…

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