このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

>> 連動装置
Last update 30 / Aug / '05

 列車にはハンドルがないので、分岐部(分かれ道)では転てつ機開通方向(ポイントの切り替わっている方向)にしか進むことができません。
 従って、信号機の現示(停止/進行)と転てつ機開通方向が矛盾していたり、自分の列車の進むべき方向に他の列車が在線していれば、それは事故の原因となりえます。
 そこで、これらの間には厳格な連動条件が設けられ、この連動条件をクリアした場合に限って信号機が進行現示となり、列車が進めるようになっています。(これを「進路が構成された」などといいます)
 軌道回路・転てつ機・信号機・進路には全て固有の番号が付けられ、例えば、「152T軌道在線、○○駅21転てつ機定位鎖錠、4LA信号機進行現示、1RB進路構成」のような呼び方をしています。(呼び方は鉄道事業者ごとに若干異なるようです)
 なお、各駅の連動条件は「連動図表」というものにまとめられ、連動図表の中でもこれらの番号が大活躍します。

 この連動図表の条件に従って、転てつ機の転換制御や関係信号機の制御を行うのが、「連動装置」と呼ばれる機器です。
 連動装置は、「論理部」(転てつ機開通方向・列車在線状況・他進路との競合などの条件をチェックし、進路の構成可否を判定する部分)・「端末部」(連動装置と他機器との接続を行う部分)・「連動制御盤」(駅の信号扱所に設置され、進路を構成する制御(進路制御)を行う部分)などにより構成されています。
 進路制御は、かつては駅の信号扱所で行うのが一般的でしたが、現在では運輸指令所から自動で遠隔制御することが多くなり、駅での制御は非常時のみとなりつつあります。

 なお、連動装置には大きく分けて、「継電連動装置」と「電子連動装置」の2種類があります。
 継電連動装置は、読んで字のごとく、継電器(リレー)を用いて論理回路を構成している装置です。
 昭和初期から使われてきているため、技術的に十分確立しているとの定評がありますが、他機器との接続が難しい、進路制御が比較的難しい、進路数の多い構内では装置が大規模になってしまうなどの欠点があります。
 電子連動装置は、コンピュータを用いてソフト的に論理回路を構成している装置です。
 他機器との接続が容易である、進路制御が容易である(エラーメッセージ等が制御盤に出るものも多い)、進路数の多い構内でも装置をコンパクトにできるなどの利点がありますが、ソフトを多用しているため、トラブル発生時の原因究明がしにくい、高価である(多くはソフト代)等の欠点もあります。
 最近では、電子連動装置の導入例が増えつつありますが、進路数の少ない構内は継電、多い構内は電子というように、それぞれの利点を生かした使い分けをしている路線もみられます。


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