このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

>> 14系座席車さよなら運転 <<
〜平成14年3月30日〜

平成14年3月をもってJR東日本から引退することとなった14系座席客車。
引退に先立ち、お別れ運転が3月30日に東北本線の上野〜黒磯で行われました。

(↑↓の写真について)
 駅コンコースやホームの行き先案内表示器には、"14系座席客車東北本線最終運転"の表示がきちんと出ていました。
 一方、車両の行き先表示器には、イベント列車と言うことで"団体"の表示が出ていました。(往路(上野→黒磯)では全車両が"団体"表示だったのですが、復路(黒磯→上野)では一部の車両が"上諏訪"や"天橋立"の表示を出していました…)
(↑↓の写真について)
 機関車は往復で異なり、往路ではEF65標準色の重連(黒磯方からEF65 1101・EF65 1100)が、復路ではEF81・EF65の重連(上野方からEF81 95・EF65 1118)が使用されました。特に後者は、普段では見られないペアのため、注目の的でした。
(機関車はきれいだったのですが、肝心の客車がすっかり色あせていたのが痛々しく感じられました…(汗)…結局、最近は殆ど運用されておらず、老朽化と言うよりはむしろ余剰廃車に近い形での引退だったのでしょうかね…)

(↑の写真について)
 上野駅の地平ホームは行き止まり式のため、機関車の付替ができません。そのため、入出庫時の回送では、客車は機関車に牽引されるのではなく、推進されることとなります。
 営業時間中に本線を走行するので、作業は特に慎重に行われ、客車先頭には前方監視のための運転士が乗務し、貫通扉を開けたまま45km/h以下でゆっくりと走行します。

(↑の写真について)
 客車の車掌室には、車内放送設備、方向幕(行き先表示器)操作盤、機関車との連絡のための無線電話、そして非常ブレーキ弁などが所狭しと並んでいます。
 ちなみに、車掌室付きの客車(緩急車という)には形式称号に"フ"の文字が付きます(例:スハフ14)が、これは非常ブレーキの"ブ"から濁点を取ったものです。(非常時における車掌の役割を象徴した称号ですね…)

(↑の写真について)
 JR東日本の北方面で使用される客車は、その多くが尾久(東オク)に配置されています。
 この車両は昭和49年製造ですが、14系座席車そのものは昭和47年のデビューで、私と同年齢です。(何!?)

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