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〜平成14年1月1日〜

東京のお台場で年越しカウントダウンに参加し、それからそのまま電車に乗って北日本方面を1日で往復して来るという、
私にとっては恒例の、しかし、普通の人にとっては奇妙な旅でした…

年越しカウントダウン(東京・台場にて撮影)
 年越しの瞬間には、各地でカウントダウンイベントが催されますが、東京・お台場にあるフジテレビ本社ビルでも、盛大に催されました。
 会場は大混雑で、途中の階段も、上段中央の写真のように長蛇の列をなしていました。メイン会場は7階の広場で、上段左の写真のように、きれいなツリーが飾られていました。(カウントダウン中には消灯)
 イベントそのものは盛り上がっていて良かったのですが、マナーの悪い客も少なくなく、ツリーによじ登ったり、また、会場付近で花火が打ち上げられたと知り、それを見に行くために、植え込みの木々を構わず踏みつぶして窓際に走っていくものも多々見かけたのが残念でした…(嘆)
 勿論、フジテレビ本社ビルのみならず、周囲の建物もきれいなイルミネーションが施されていました。
 下段の写真のレインボーブリッジの照明は通常通りで、この日限定ではないのですが、周囲の雰囲気とよくマッチしていました。

正月パスで行く北日本
 前述のカウントダウンイベントの後、私は、"正月パス"(1/1または2に、JR東日本全線が一日中乗り放題;\10,000)を使用して、電車に乗りまくりました。
 まず最初に行ったのは鎌倉。東京から横須賀線に乗っていきました。車内は、最初は空いていたのですが、横浜を出る頃から次第に混雑し、鎌倉到着前にはラッシュ時状態。駅周辺には、初詣箇所がたくさんありますからね…
 鎌倉からは湘南新宿ラインで新宿へ。こちらは終始空いていましたが、逆方向はやはり、先ほどの列車と同じだったのでしょうかね…。いずれにせよ、新しい初詣ルートの登場には違いありません…
 寄り道しながら東京に向かい、そこからは東北新幹線で盛岡へ。始発列車はかなり混雑していました(指定席も早い時期に売切)が、私が乗った2番列車は多少余裕があったようです。今年から正月パスが指定席利用可となったせいか、乗客が自由席と指定席に上手く分散し、昨年までのように自由席が以上に混雑することも減ったような気はしましたがね…
 盛岡からは東北本線で八戸まで往復。盛岡〜八戸では、今年末に新幹線が開業する予定で、東北本線は第三セクターに移管し、特急"はつかり"も廃止されるので、はつかりに記念乗車してきました。新しい新幹線もだいぶ出来上がっていたのですが、地平区間(高架でない区間)が多く、長野新幹線と似た雰囲気ですね…(汗)
 再び盛岡に戻り、東北新幹線で仙台へ。ここで乗った車両は八戸開業対応のもので、一足お先に開業気分が味わえました。(まさに、現在・未来を一挙に体験…(何!?))
 仙台からは仙石線であおば通りまで往復。地下化された仙石線ホームを初めて見ました。地下鉄的な雰囲気ですが、何となくこぢんまりとした感じも…。近く撤退予定の103系にも乗れ、良い記念となりました。
 再び仙台に戻り、東北新幹線で大宮へ。ここで乗った車両はMax(2階建て車両)で、私は1階に乗りました。1階は駅ホームより下に位置し、線路にも近いので、人によっては車窓風景が怖いと感じるかも…(私は平気なほうですが…)
→新幹線が高速走行にもかかわらず、乗客が怖いと感じないのは、窓から線路を見下ろすような位置に客室があるからだという話が以前からあるのですが、Maxの1階席は多分、この考え方に合わせるのは困難でしょうからね…
 大宮からは長野新幹線で長野まで往復。私は以前、長野県に住んでいたことがあり、新幹線車窓からも、私がよく通っていたことのある道なども見えたので、住んでいた当時のことが頭に浮かび、とても懐かしく感じました。
 以上が今回の旅の行程ですが、結論としては"疲れるけどお得。お得だけど疲れた…"といったところでしょうか…(何!?)
(↑)
 大晦日の夜は、多くの路線で終夜運転が行われました。
 12月から走り始めた湘南新宿ラインも終夜運転を実施し、横須賀線から新宿行きの列車が運転されました。
 (↑の写真は横須賀線鎌倉駅にて撮影)
(↑)
 こちらは毎日終夜運転を実施している東海道本線(夜行列車が走っているので…(爆))
 休み期間中は、ムーンライトながら(大垣〜東京;毎日運転)では乗客を運びきれないとあってか、臨時増発列車も走っており、この日も夜明け前に、その列車が東京駅に到着していました。(急行型165・167・169系併結の9両編成)
 それにしてもこの列車、"色が色々"状態ですね…(寒)
(↑)
 東京駅には、西方面(JR東海・JR西日本)・北方面(JR東日本)の、両方の新幹線が発着します。
 国鉄時代の計画では、両者の線路をここでつなぎ、北〜西を直通する新幹線が走ることになっていました。
 諸事情により、両者の線路は未だにつながっていませんが、すぐ隣同士に線路が並んでいるため、見かけ上、JR3社の新幹線車両が一同に会する形となっています。
(←)
 異なる形式の車両を併結したり、途中駅で分割・併合することが多々あるのが、東北新幹線系統の特徴です。
 ←の左写真は、秋田新幹線"こまち"秋田行きと、東北新幹線"やまびこ"盛岡止まりが併結されているシーンです。(東京駅で撮影)
 東京〜盛岡はこの状態で一緒に走り、盛岡到着時に、←の右写真の様に編成分割を行い、"こまち"のみが秋田まで行きます。
 (ちなみに写真では、連結器が露出していますが、発車後すぐに、連結器カバーが自動的に閉まる仕掛けになっています。)
(↑上の3段)
 東北新幹線は現在、東京〜盛岡で営業していますが、平成14年12月までに、盛岡〜八戸(はちのへ;青森県)が延伸開業する予定です。
 新幹線の延伸開業後は、現在の東北本線の盛岡〜八戸はJR東日本から分離され、岩手県や青森県の第三セクターに移管する予定です。
 同区間を走る特急列車"はつかり"(上段左・中央の写真の列車)に乗車できるのもこれが最後のチャンスかと思い、今回、乗車してきました。(中段左・中央のような写真(八戸駅で撮影)も、今年で見納めですね…)
 ちなみに、新幹線延伸部の設備はかなり出来上がっています。中段右の写真は八戸駅の新幹線ホームですが、今回新設される駅は、このように丸いシェルターでスッポリと覆われています。(恐らく、雪対策なのでしょうね…)
 八戸延伸用の増備車両(E2系1000番台;下段左・中央の写真)も既に走り始めています。以前から活躍中のE2系基本番台との違いは、窓の幅が広いことや、パンタグラフがカバーで覆われておらず、しかもシングルアーム("く"の字型)となっていること、そして、50Hz区間専用である(長野新幹線のような60Hz区間では走れない)ことなどでしょうか…
 東北新幹線開業以来、長きにわたって活躍してきた200系も、大多数の車両がリニューアル改造を受け、下段右の写真の様な塗装となっています。昔ながらの塗装の車両を見つけるのに大変苦労しました…(汗)
(←)
 仙台から出ている仙山線(せんざんせん)には、"愛子(あやし)"という駅があり、愛子止まりの列車もあります。
 ということで、内親王誕生にちなんでではありませんが、駅の行先表示を撮ってきました…


(→)
 同じく仙台から出ている仙石線(せんせきせん)は、東北地方では異色の路線です。
 東北地方のJR線は、電化路線といえば原則として交流ですが、仙石線だけは、首都圏と同じく直流です。ということで以前から、首都圏で使われていた電車がお古で転用されています。
 とはいうものの、近代化と無縁という訳でもなく、写真の電車(103系)も近い将来、新型車(205系;山手線等から転用)に置き換えられる予定です。
(←)
 長野駅は、平成9年の長野新幹線開業時に、新駅舎に生まれ変わりました。
 以前の、善光寺を形取った駅舎も、なかなか趣があったのですが、新駅舎も、なかなか素晴らしい作りになっています。
 具体的には、アーチのような丸い天井がや、その下に置いてある時計あたりが見所でしょうか…
 また、壁には、平成10年の長野オリンピックを記念した看板もはめ込まれており、"長野オリンピック開催→長野新幹線建設→新駅舎建設"という、一連の経緯を回想させるものとなっています。

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