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* * (2007/08/18)2007列島縦断ひたすら汽車の旅8 * *




* * (2007/08/17)2007列島縦断ひたすら汽車の旅7 * *
「「「「「「「「「「 2007年8月18日 土曜日 」」」」」」」」」」
◎◎札 幌 駅◎◎

 日付変わって8月18日土曜日、稚内から戻ってきて約24時間、札幌にてお休み。昼間は札幌ドームへ・・・とも思ったが、外野自由エリアのチケット取れなかったのと体力限界のため、実家でのテレビ応援となった。疲れからか、テレビ中継の途中にもかかわらず寝てしまった。結果は敗戦。。。翌日も負けて連敗であった。金曜日から「WE LOVE HOKKAIDO シリーズ」ということで、ユニフォームも色を変えての試合だった。シリーズ1勝2敗の成績はちょっと不満?
 さて小生は夜に釧路へ向けて動き出した。札幌駅に行く前にちょっとだけ札幌の街を歩いてみる。まずはSTV。この土日は日本テレビ系列で「24時間テレビ」を放送している。ちょうど夜汽車に乗っている時間に“欽ちゃん”が一所懸命に走っていたのだ。この機会にアナウンサーのいる募金所で募金をする。STV前
(STV前)
24時間テレビの募金所
(24時間テレビの募金所)
 まだ寄り道。写真は北海道庁旧本庁舎、通称の赤レンガ庁舎である。昼間は中に入ることができるが、夜は門が施錠されている。普段は明るい時間しか通らないので、ちょっと珍しい写真を撮れた。もうひとつが札幌西武。ここも外壁はレンガ色で、夜はライトアップされている、ということを初めて知った。北海道庁旧本庁舎
(北海道庁旧本庁舎)
札幌西武
(札幌西武)
 やっと札幌駅。専門学校時代は夜になってから帰る生活だったので、この風景は見慣れたものである。地下鉄から改札口への通路は帰宅するサラリーマンで混雑している。さすがに札幌だ。この時間の釧路駅は特急到着時を除いて既に静かである。駅前の北大通も人通りはなくなっている。駅前通り
(駅前通り)
札幌駅駅舎
(札幌駅駅舎)





◎◎4013D・札幌発釧路行き特急「まりも」◎◎
(札幌2310→釧路550)
 いよいよ今遠征最後の汽車となる4013Dを待つ。4013Dの入る6番線の向かいには9029D稚内行き臨時特急「はなたび利尻」が入線する。9029Dは昨年春のダイヤ改正にて臨時列車となり、2シーズン目の夏季繁忙期を迎えた。普通車に加えて、お座敷車に寝台車とバラエティ豊かな列車である。5番線にて9029D
(5番線にて9029D)
6番線にて4013D
(6番線にて4013D)
 22時55分頃に5番線9029D入線、その後22時58分頃に6番線4013Dが入線する。二つの夜行列車が肩を並べて発車を待つ光景は何ともいいものだ。4013Dが入線した横、7番線には3033M特急「スーパーホワイトアロー33号」も出発を待つ。この列車は稚内、網走行きそれぞれの夜行列車廃止の代替として新設されたL特急である。
 稚内、網走と夜行列車が臨時となった次は・・・とささやかれていたが、やはり現実となった。今年10月のダイヤ改正にて釧路行き「まりも」も遂に臨時列車に格下げとなる。以前に廃止となった特急とは異なり、週末と繁忙期の通年運行となる。これまで夜行が残されていたのが奇跡なのか、いずれにせよ残念な限りである。
5・6番線
(5・6番線)
4013Dと3033M
(4013Dと3033M)
 撮影を一通り終え、車内に。今日は「まりも」では初めての寝台車だ。夜行には快速や急行、特急を含めよく乗る機会はあるが、開放B寝台に乗車するのは久しぶりである。おそらく高校生の時の青森〜上野を乗車した「北斗星」以来かもしれない。車内は予想に反して閑散としていた。
 寝台車だけで言えば、乗車率3割ほどだろう。上段は見事に空いている。「まりも」の往復特割で10,000円、それに往復の寝台を付けたとしても計22,600円となってしまう。小生も長期遠征の体力を考慮して寝台車を選択したが、通常は普通車しか利用しない。今回は片道のみ利用なので運賃6,090円、特急料金2,520円、寝台料金6,300円の計14,910円也。最後に乗る列車が一番豪勢な列車となった。
 23時10分定刻に発車。発車後の車内放送があり、寝台車は釧路到着直前まで車内放送を休むことが伝えられる。車内放送終了後、寝台車より車内改札が開始される。
 小生も素早く寝る体制に入る。新札幌を出て上野幌の夜景を眺めていたところまでははっきり覚えているが、その後がはっきりしない。南千歳以降ほとんど記憶はなく、完璧に寝ていた。
寝台車の通路
(寝台車の通路)
B寝台下段
(B寝台下段)
白糠→釧路
(白糠→釧路)
 気がつけば白糠停車中。せっかくの夜行列車も全く記憶がない。釧路到着までに急いで降りる仕度を済ます。釧路市街地に入る手前の直線、恋問で通路の座席に腰をかける。早朝の国道38号線を走る車の向こうには太平洋が広がる。久しぶりの釧路が何となく美しく見えた。釧路到着
(釧路到着)
釧路駅1番線
(釧路駅1番線)
 釧路の市街地に入り、終点の車内放送が流れる。釧路には1番線、定時に到着した。重い荷物を背負い、ホームへ。寒さは覚悟していたが、思ったほどでもない。早朝なのに半袖で過ごせるのはすごい。ちょっとびっくりした。
 4013Dは到着後の早い時間に車両所へ引き上げてしまうので、素早く撮影をする。ただその中で根室方のヘッドサインが発車時は確かに「まりも」だったものが、かつての「おおぞら」に変わっていた。最後の列車でちゃんとしたヘッドサインを撮りたかったと思う反面、貴重なものが見れたかもしれない。
釧路駅駅舎
(釧路駅駅舎)
 改札を出て、駅前の風景を撮影する。「いよいよこれで終わりだなぁ」と実感した瞬間だ。1週間前にここを出た時と何も変わらない風景である。駅前の北大通では夕方から盆踊りのために閉鎖されるようだ。元気があれば見に行きたかったが、明日のことを考えこの日は一日中ひきこもっていた。
* *  お わ り  * *


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