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* * (2012/01/27)厳冬の北東北をゆく3 * *



* * (2012/01/27)厳冬の北東北をゆく2 * *
◎◎十和田観光電鉄3レ・三沢発十和田市行き◎◎
◎◎十鉄6レ・十和田市発三沢行き◎◎
(三沢727→[733]大曲745→三沢750)
 ※[ ]は時刻表上の発時のため、正確な着時は不明。以下、十鉄線内は同じ。

 ここから先はひたすら乗ったり、降りたり、歩いたり。久しぶりに厳しい修行の始まりだ。
 待合室で既にわかっていたことだが、車内は学生ばかりだ。最後部の扉から乗り、先頭まで歩いたが、通勤は2,3人だった。定刻に発車した電車はさっそくの急曲線を登っていく。ひと駅だが、十鉄線内で一番長い駅間であり、走行音も堪能できた。
十鉄三沢駅の線路終端
(十鉄三沢駅の線路終端)
三沢3レ
(三沢3レ)
 大曲で降りたのはもちろん小生のみ、乗車券を運賃箱へ投入する。ここで12分ほど待って折り返し三沢に戻る。暇を持て余し、とりあえずうっすらと積もったホームの雪かきをしてみたり、大曲県道踏切を撮ってみたりしたが、まだ暇だ。寒さに耐えながら、ようやく折り返しの三沢行きが見えた。三沢〜大曲間の往復で280円也。
大曲県道踏切
(大曲県道踏切)
大曲6レ
(大曲6レ)




◎◎十鉄5レ・三沢発十和田市行き◎◎
(三沢809→工業高校前[834])

 もう一度三沢駅。やや減ってはいるが、この時間でも高校生の姿がある。今度は少し長い距離の移動となり、車窓を楽しむ暇もあった。工業高校前まで520円也。
十鉄三沢駅待合室
(十鉄三沢駅待合室)
三沢駅バスのりば
(三沢駅バスのりば)
三沢5レ
(三沢5レ)
工業高校前5レ
(工業高校前5レ)




◎◎十鉄10レ・十和田市発三沢行き◎◎
(北里大学前852→高清水[855])
 駅名そのまんま、工業高校の学生がごっそり降りたあと、最後にゆっくりと降りて駅風景の撮影。北里大学前までは徒歩の移動である。この時間でも気温はまだ氷点下5.8度であった。北国では普通の寒さだけど、歩いていると結構厳しい。北里大学前では駅見学をする時間があった高清水まで140円也。北里大学前
(北里大学前)
北里大学前〜高清水
(北里大学前〜高清水)
高清水10レ
(高清水10レ)




◎◎十鉄7レ・三沢発十和田市行き◎◎
(三農校前908→十和田市[918])

 高清水から三農校前の徒歩は時間の余裕があまりない。途中若干の積雪があったものの、丈の長い靴を履いてきたので早歩きでどんどん進む。三農校前でも駅を見学する時間ができた。十和田市まで180円也。
高清水〜三農校前
(高清水〜三農校前)
三農校前7レ
(三農校前7レ)




◎◎十鉄12レ・十和田市発三沢行き◎◎
(ひがし野団地957→古里[1007])

 十和田市はまた来るので、とりあえず先へ急ぐ。線路の終端を写真におさめ、駅舎の反対側から車両を撮る。また吹雪いてきた。次駅までがすごく遠く感じる。
 さっき乗ってきた折り返し電車にまた乗り込み、次は古里まで240円也。
十和田市駅の線路終端
(十和田市駅の線路終端)
十和田市〜ひがし野団地
(十和田市〜ひがし野団地)
ひがし野団地駅
(ひがし野団地駅)
ひがし野団地12レ
(ひがし野団地12レ)
ひがし野団地〜古里
(ひがし野団地〜古里)
古里12レ
(古里12レ)




◎◎十鉄14レ・十和田市発三沢行き◎◎
(七百1103→柳沢[1105])
 本日一番の難関が古里→七百間の徒歩である。鉄道の距離は2kmほどだが、線路際に道路の無いところはう回となるので、実際にはもう少し距離が延びる。
 途中、古里県道踏切にて下り電車を撮影も、急な出来事にうまく撮れず。一昨年の春に通った県道10号線の歩道は雪に埋もれ、踏切を渡って車通りの少ない道を行く。初めての道を雪が降るなかひたすら歩き、ようやく見たことのある風景にたどり着いた。
 駅近くの自動販売機にてあったかいココア120円也を買い、駅待合室の雪印牛乳と書かれた懐かしいベンチでひとりくつろぐ。まもなく上り電車がやってくる。柳沢まで140円也。
古里〜七百
(古里〜七百)
7キロポスト
(7キロポスト)
七百県道踏切
(七百県道踏切)
七百変電所その1
(七百変電所その1)
七百駅構内
(七百駅構内)
七百変電所その2
(七百変電所その2)
広告入りベンチ
(広告入りベンチ)
七百14レ〜11レ
(七百14レ〜11レ)
柳沢14レ
(柳沢14レ)




◎◎十鉄13レ・三沢発十和田市行き◎◎
(七百1230→十和田市1245)
 もう少し間合いの少ない行程を計画したかったのだが、柳沢から七百までの徒歩区間は外せなかった。三沢行きの電車を見送り、今来た十和田市方へ引き返す。左の緩やかな曲線を過ぎ、右の曲線にさしかかる辺りが東北新幹線との交点である。目印かなんかあればわかりやすいけど、当然そんなものはない。携帯電話の地図を見ながら、道路と線路の形状から見当をつけて写真撮影。ほんとにここが交点かはわからない。けど、このあたりの地下にE5系が走っているのは間違いないだろう。十鉄と新幹線の交点、と思われる場所
(十鉄と新幹線の交点、と思われる場所)
七百踏切
(七百踏切)
七百車両区その1
(七百車両区その1)
用水路の看板
(用水路の看板)
8キロポスト
(8キロポスト)
 また吹雪のなかをしばらく歩き、七百駅に戻った。まだ時間が余ったので、更に十和田市方へ行ってみる。 小学校前踏切の近くに8キロポストがあった。七百駅、七百車両区の見学を終え、ようやく十和田市行きの電車に乗る。しばらくぶりに暖まることができた。十和田市まで350円也。
七百車両区その2
(七百車両区その2)
七百13レ〜16レ
(七百13レ〜16レ)
 朝の三沢から昼の十和田市まで、全駅乗降にかかった費用は合計1,850円也。通常料金で全線乗降を行なっても、さほど高い金額にはならないのが十鉄の良いところである。東北新幹線が新青森まで開通し、追い打ちをかけるように東日本大震災は発生した。業績が悪化して、3月31日限りでの十鉄線廃止が決まった。時代の流れと言ってしまえばそれまでなのだが、寂しいものである。




◎◎ 十和田市駅 ◎◎
 十鉄十和田市駅のあるとうてつ駅ビル内にはツーリストサロンなる旅行代理店があり、JR線のきっぷも扱っている。クレジットカードは使えないものの、以前も親切に発券してもらったことがあったので、今回もここで買うことにした。
 当初はこの日青森→弘前間だけ乗ろうとしていた下り寝台特急「日本海」の指定席特急券を取りたかったのだが、あっさりと運休となってしまった。急ぎ十鉄十和田市駅の待合室にあったJTB全国版時刻表をめくり、今後の行程を練り直した。とりあえず、七戸十和田→新青森の乗車券と特定特急券を買う。
 その後、同じく駅ビル内にある駅そばを食し、バスに乗る準備は整った。
十和田市13レ
(十和田市13レ)
待合室の蔵書
(待合室の蔵書)
全盛期のとうてつ駅ビル
(全盛期のとうてつ駅ビル)
とうてつ駅ビル
(とうてつ駅ビル)
十和田市駅の駅そば
(十和田市駅の駅そば)
* * (2012/01/27)厳冬の北東北をゆく4 * *

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