韓国の街角

１．街のアーティスト

　配電盤みたいな大きな箱に絵が描かれているのを良く目にします。

	サッカーは韓国の国技。「民族の自尊心」とも形容されるほどで、国家代表への熱の入れようはハンパではない。中央の赤いユニフォームが韓国代表。デザインからフランスW杯のころの作と思われる。相手はよくわからん。 アジアでは依然トップレベルだが、W杯ではこれまで１勝もできず。さらに宿敵イルボン（日本）にも追い抜かれようとしている。 代表の試合は超満員だが、Kリーグの人気はそれほどでもない。愛国者は多いが、サッカーファンは少ないといわれる所以である。が、日本も大差ないか・・・
	こちらは世界の選手編。左面の左から中田（日本）、オルテガ（アルゼンチン）、ダービッツ（オランダ）。 右面の最も左にいるのはロナウド（ブラジル）だが、その下の青ユニと隣りの黒いオッサンがよくわからん。
	左面中央のオレンジユニはベルカンプ（オランダ）。隣りのフサフサ金髪はバルデラマ（コロンビア）だろうか。 右面は左からスーケル（クロアチア）。隣りは全然似ていないがハゲ具合でジダン（フランス）と目される。

２．広告・看板

	プサン郊外のトンネ温泉でみつけた一コマ。やはり歩道に置かれた配電盤みたいな箱に描かれていた。トンネ温泉のイメージキャラクターなんだろうか？ 温泉に浸かって良い気分のオッサンといったところだろうが、オッサンの表情がなんとも不気味というかなんというか。 観光地なんだから、もうちょっとなんとかならんのか？
	こちらはソウル駅構内の広告。なんの広告かはよくわからん。 なんとなく、関西ノリの感じがするのは私だけだろうか。
	こちらはプサン。プサンの繁華街「南浦洞」には映画館が固まっていて、そこでの一コマである。夕暮れ時には放課後の高校生がそこらじゅうで買い食いを楽しんだりしている。 どうも「チング」という映画らしいが、なんとも懐かしいツッパリ君だ。高倉健風の角刈り硬派ツッパリ君。ありあまるエネルギーのぶつけ方が解からず、校舎のガラスを割りまくったりしているのだろうか？ 日本ではもう相当田舎に行かないと詰襟の制服自体が見られなくなっているが、韓国では健在なのか？街角ではあまり見かけなかったが・・・
	韓国南西部の港町モッポ（木浦）での一コマ。一見映画館の看板のようだが、店構えはどう見てもただの居酒屋である。青年は敬礼というより、ジャイアント馬場のギャグをかましているように見える。 こういう怪しげな看板は何もここに限ったわけではないようで、韓国広告界の奥深さが感じられる。
	コンビニで緑茶やウーロン茶をあまり見かけることがない韓国だが、それ以外の飲料は日本とよく似ている。ファイブミニ（写真）やポカリスウェットは日本のものがそのまま売られている。 が、よく見ると結構謎の飲料もあって、やっぱり韓国文化の奥深さを感じてしまう。。 ※飲料については こちら が詳しい。

３．謎のキャラクター

	W杯開催地でもあるスウォン（水原）で見かけたキャラ「ハハスウォン」。韓国でも笑い声は「ハハ」と書くようだ。笑う門には福来る。いやはやまことに結構。 スウォンは街をぐるりと取り囲む城壁が残る韓国有数の歴史のある街である。そのスウォンがなぜこんなアイスクリームみたいなオッサンをイメージキャラにしたのか？？？外観とは違ってすっかり街は荒廃していて、笑いすら絶えてしまったからか？ 確かに韓国のオッサンは笑っているより怒っているほうが多いような気がするが・・・
	これもスウォンでの一コマ。すっかり風化してしまってなにが何だかわからなくなってしまったが、おそらくホランイ（虎）と思われる。ソウル／インサドン（仁寺洞）にあるホランイの彫刻がよく知られているが、あれだってホランイだと言われなければ猫だか狸だがわからんわな・・・ ホランイは韓国サッカー代表のユニフォームのエンブレムにもなっているように、韓国の象徴みたいな動物である。何をどう間違えばホランイがこんなブクブクの丸顔の動物になるのか？
	これは訪韓したことのある方ならきっと見かけたことがあるだろうが、インチョン（仁川）国際空港のイメージキャラである。 インチョン空港ターミナルは新千歳空港を一段とスケールアップしたような横長の形をしているが、まだまだ拡張の計画があるようで、遊休スペースにぬいぐるみが置かれていた。 このキャラも猫だが熊だがよくわからないが、割とよくできているように思う。
	アンドン（安東）市のイメージキャラ（？）らしい。アンドンは慶尚北道の古都。仮面劇や焼酎で有名だが、今はただ田舎街に過ぎない。 韓帽・韓服でバシっと決めたのはアンドンの矜持の表れか。