Anis

１．Pusing Lagi　　　　　　２．Amoy Goyang Dangdut
３．Amoy Jatuh Cinta　　　４．Jangan Tergoda Setan
５．Yang Sayang　　　　　６．Abang Sayang
７．Kasmarn　　　　　　　　８．Bulan Terang
９．Kenangan Manis　　　　 10．Rendi
11．Padamu Kang Mas　　　　12．Cintaku Diketok
13．Goyang Dangdut　　　　 14．Bulan Pumama
15．Egois

　ジャッケトを見ますと、"Yang Sayang"・"Amoy Goyang Dangdut"・"Abang Sayang"・"Pusing Lagi"・"Jangan Tergoda Setan" と５種類のカセットのジャケットが刷られています。これらのうちいくつかは見たことがありますが、マレーシア盤で見たものですから、インドネシアでのカセットとは編まれ方が違うこともあるかもしれませんので、上記の曲がいつ頃のものか細かくは知らないのですが、"Jangan Tergoda Setan"が写真の感じではいちばん若く見えますからこの辺りが初期のものではないでしょうか。また、"Kasmarn"と"Bulan Terang" はインドネシアでおそらくは1995年に出された"Cinta" というアルバムに収められていますので、これらが最新のものということになりそうです。
　Anisがいちばん伸び伸びと歌っているのは、"Yang Sayang" のようなミディアムの、それほど癖のない作りのものかと思いますが、一方"Jangan Tergoda Setan"のようなリズムを強調したDisco DangdutもさすがにDangdutのシンガーだなと感じさせるように、うまくのって歌っています。２曲目の"Amoy Goyang Dangdut"には"Amoy Goyang Disco"というヴァージョンもあるのですが、出来はそちらの方がよさそうです。おそらくヴォーカル・パートは同じだろうと思うのですが、リズムを強調したものがもう少しあっても良かったかと思います。
　しかし、中身の濃いアルバムですからそれは贅沢なのかもしれません。４〜６・８・９・11・14・15といったところが強力なところでしょうか。７曲目の"Kasmaran"だけがバラード・タイプで悪くはないのですが、強力な布陣の中へは今一歩届いていないようです。