賀歳

　黄美詩ちゃんの、普通のアルバムとしては４作目にあたるのがこのアルバムでした。まだ、声は子どものもので、高音がちょっと苦しいのが「お子ども」時代ですが、年齢が上がると少しずつ歌いやすくなってきたようです。曲順は(　)内はCDの方になります。
　ここでも曲は子どもらしいものが選ばれていて、画像もそれに併せて作られているのは、かつての「お子ども」世代と様変わりしました(^^;。が、それに併せた演技が出来るので黄美詩ちゃんは得をしています。
　ここでの作品としてはタイトル曲の「有一个姑娘」が語り的な出だしですので、ちょっと異色ですが、むしろこういう曲は合っています。タイトル曲にしただけのことはありますね。「採蓮曲」も声が楽そうです。他には「唐詩三百首」の速さがあっているようです。低音は完全に「お子ども」ヴォイスになりますが、そのあたりは可愛らしいということにしてしまいましょう。

１(１)．有一个姑娘
２(２)．太陽出來喜洋洋
３(３)．Diu Diu 銅
４(７)．踏雪尋梅
５(５)．吹泡泡
６(４)．蝸牛與黄[麗鳥]鳥
７(８)．[父巴][父巴]的草鞋
８(９)．唐詩三百首
９(12)．扇子歌
10(10)．鵝
11(６)．鶏園
12(11)．採蓮曲

　　　　　　　　　　　　　　　曲順ですが()内の方がVCDの順番です。また、実際には簡体字で記されています。
　　　　　　　　　　　　　　　2001年のアルバムですから、そろそろ声変わりがしていてもよさそうですが、まだ
　　　　　　　　　　　　　　「お子ども」ヴォイスでした。ですから、卓依[女亭]の『中國山歌小調』と同じくら
　　　　　　　　　　　　　　いの年齢の録音にあるでしょうが、黄美詩ちゃんの方は可愛らしさが基調です。そち
　　　　　　　　　　　　　　らは問題なく◎でしょう(^^;。
　さて、では製作側はどのあたりを心掛けているかといいますと本人が歌いやすいようにとアレンジをやや遅めで施しています。基本的にはそれは正解かと思いますが、賀歳專輯などで聞きますと速めの曲が合わなくなさそうですから、そう少し速めの部分があっても良かったように思います。「一把情種」はそれほど遅くしていないようで、それで歌いづらそうではなさそうですから、このテンポの曲がもう少しあると曲調がヴァラエティに富んだように思います。「梨山痴情花」は少し遅くしたという感じでしょうか。これがいちばんこの当時の美詩ちゃんに合っているようです。

１(１)．[女那]奴娃情歌　　　　２(10)．原郷情歌
３(２)．上山崗　　　　　　　　４(９)．採檳榔
５(４)．烏來山下一朶花　　　　６(13)．海棠姑娘
７(11)．年軽人的心聲　　　　　８(３)．馬蘭山歌
９(８)．碧蘭村的姑娘　　　　　10(12)．梨山痴情花
11(７)．一把情種　　　　　　　12(５)．願嫁漢家郎
13(14)．真情比酒濃　　　　　　14(６)．再会[口巴]！心上人