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『小妹來拜年 18首賀歳金曲』 銀城 SC1398
『賀歳金曲』 南方 NSR-CD-30006



A1.小妹來拜年〜新年笑[口米][口米]〜富貴迎新年〜
  新春好過年〜向大家拜年〜新年如意
A2.年年有今時
A3.焼香拜神來過年
B1.百花齋放〜爆竹一聲報喜春〜恭喜中萬字〜
  金銀鈔漂算[衣末]離〜大家講恭喜〜拜年良縁〜迎春花
B2.過一個大新年
B3.五路財神送金錢
B4.萬事順利笑顔開

 小萍萍の最初の賀歳專輯がこれでしょうか。カセットの発行が1990年となっていますから、1991年向けのものではないかと思います。南方のCDは銀城から権利を買い取ったものをCD化したもので1997年に出されており、曲順はオリジナル通りです。

 賀歳專輯の場合は「切れ」に出来が左右される部分が少なくありませんから、銀城時代の小萍萍のように粘っこい唱法の場合は、曲によって向き不向きが出てくるようです。たとえば最初の串焼きでは2番目の「新年笑[口米][口米]」は小萍萍にあった作品でしょうが、最後の「新年如意」などは小萍萍向きのアレンジにされていますが、小鳳鳳の切れ味には及ばないでしょう。B面の串焼きもアレンジは合っているのでしょうが、「拜年良縁〜迎春花」あたりは少し速いようです。しかし、その前の「大家講恭喜」あたりはかなりはまった作品かと思います。「五路財神送金錢」も悪くはありませんが、侯美儀により合った曲調でしょうか。
 しかし、全体でいちばんの出来は「廟宇朝拜」の福建語ヴァージョンの「焼香拜神來過年」になるかと思います。丁寧に歌われたミディアムの佳曲で、この頃の小萍萍の唱法に非常によく合う作品です。

『八仙過海慶猴年』 銀城 SC9879
『八仙過海慶猴年』 銀利 SS-1025
小萍萍・侯美儀 『福建新年2in1』 銀城 SM9900・SM8888 (SM9900が該当)
『八仙過海迎新春』 影月 VMF-104(香港盤)
『福星高照賀新年』 北京北影録音録像 ISRC CN-A06-97-434-00/V.j6(中国盤)






1(A1).八仙過海慶猴年※
2(B10).八仙拜年
3(A2).大紅包※
4(A5).弄獅
5(A6).福星高照慶新年※
6(B4).福禄壽拜大年
7(A8).招財進寶※
8(A7).財神爺到
9(A3).鑼鼓[口冬][口冬]鏘
10(A4).縁[イ分]註定趁過年
11(B1).福建人拜年
12(B2).焼香接財神
13(B3).新年錢多多※
14(B5).大吉大利新春如意
15(B6).小妹拜年
16(B7).大家講恭喜
17(B8).牽手去拜年
18(B9).新春好財氣

 1992年の新春向けのアルバムになりますが、全18曲が串焼き形式ナシで盛り込まれています。なお、曲順は香港盤・中国盤のVCDは最初が「目録・介紹」になりますので、最後の「新春好財氣」が19番目という表示になります。曲名は「新年錢多多」がSC9879では「錢多多」でしたが、銀利のヴィデオで「新年錢多多」でしたので、これでいいかと思います。また、「大紅包」は香港盤が「十紅包」と誤植したためか中国盤も同様です。誤植といえば、銀城のSM9900での曲名もB面に誤植がいくつかありました。それと、曲名の後に※があるものはヴィデオでは小萍萍の「おしゃべり」が収録されているものですが、この部分は華語です。他には曲自体ですが、「小妹拜年」は「小妹來拜年」と同じものですがアレンジが変わっています。「牽手去拜年」は「五路財神送金錢」と曲の出だしが似ています。
 出来の方ですが、『小妹來拜年 18首賀歳金曲』と比べますと、これはという部分が少ないかもしれません。その中で、しかし、歌い方がいいのは「福禄壽拜大年」でしょうか。テンポが速めのものでは「財神爺到」は合っているようです。ただ、その後の「縁[イ分]註定趁過年」・「福建人拜年」・「焼香接財神」とヴィデオ・VCDでは続いているあたりがまとまりは良いように聴こえます。

目次へ戻る    (C)2003 Yiteng

『天開財路賀豐年』 銀城SM1003-94・瑞華SWCD-8830・天聲TS1703(泰)
『新年風專輯』 雅歌YKM-2013



A1(1).恭喜恭喜〜拜年    A2(5).天開財路賀豐年    A3(11).恭喜行行都賺錢
A4(7).鞭炮鑼鼓響連天    A5(2).財神到我家      A6(3).人財兩旺富貴全

B1(6).快樂年慶團圓     B2(9).新年恭喜發財     B3(8).向歌友拜年〜福星高照
B4(10).開心又一年      B5(4).平平安安過新年    B6( ).獅鼓賀年

 1994年の賀歳專輯で、CDとMTVとで1曲違っていますが、「獅鼓賀年」はインストですから、実質的には曲数は同じです。
 賀歳專輯になりますと普段と人格が変わるようなアルバムを作る向きもありますが、小萍萍の場合は賀歳專輯でも極端に作りがかわることはありません。ですので、ここの作りを見ても賀歳專輯らしい派手は音は入りますが、小萍萍の歌い方はかなり丁寧です。
 ですので、爆発的に出来がいいという曲は入らないのですが、まとまりとしては非常にいいアルバムになっています。このうち「天開財路賀豐年」と「平平安安過新年」はオリジナルかなと思いますが、「天開財路賀豐年」の曲調はやや福建的ですが、よく歌われている作品です。また、「新年恭喜發財」は版権は快樂(Happy)ですが、これも新作なのかもしれません。若干音が低めですが、作りは悪くありません。
 定番の曲では「恭喜恭喜」のアレンジがやや速めにしてあるようですが、この調子は小萍萍に合っているようです。「向歌友拜年」のアレンジにも同じことがいえ、こちらの方がさらに出来がいいようです。
 画像では極楽寺や天后宮などが多く、変わった映像はありませんが、小萍萍の服装が注目でしょうか。賀歳專輯ですが、スポンサーからの普通の衣装でも登場しますが、アルプスの少女風の衣装などは赤も目立って使われていますが、こういった格好もやはり似合っています。



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