このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

グランドキャニオン国立公園(11月)

  11月22日、デスバレー国立公園 Death Valley National Park にて。この一帯は標高が海面より低く、西半球の最低地点・標高マイナス約85メートルもここにあります。その名が示す通りここの夏の暑さは過酷で、50℃を越えることもしばしば。動植物はそのほとんどが生息することができず、地面からは塩が浮き出てくるという、まさに地獄のような公園です。僕が行ったときはそれほどでもありませんでしたが、それでも水は必需品です。写真の山のふもとが塩で白くなっているのがわかるでしょうか。この道路(州道190号線)の脇に立っている標識には、「Sea Level」と書いてあります。

  少し暗くて分かりづらいかもしれませんが、カリフォルニア州とネバダ州の州境にあるフーバーダム Hoover Dam を上から覗いたところです。ここを通ったのは往路も復路も夜だったので、その迫力ある全景や堰止湖である美しいミード湖 Lake Mead の姿を見ることはできませんでした。ちなみにはるか800キロも離れたロサンゼルスの水道は、ここからとられています。ちなみにフーバーとは、アメリカの第31代大統領フーバー Herbert Hoover のこと。

  延々と続く一本道のハイウェイ。これはアリゾナ州ウィリアムズ Williams からグランドキャニオンへと続く州道64号線です。さえぎるものが何もないので、ちょっと走ったくらいでは景色が変わることはありません。

  11月24日、ついにグランドキャニオン国立公園 Grand Canyon National Park に到着です。グランドキャニオンは写真のコロラド川が何億年もかけて大地を削った渓谷で、長さ300キロ、幅十数キロ、深さ1キロにもなります。リム(崖のてっぺん)には展望台がいくつかあり、渓谷を上から見下ろすことができるのですが、大きさを肌で感じるには、やはりキャニオン内のトレイルを自分で歩いてみるのが一番でしょう。体力に自信のある人は、谷底にある宿(あるのです! ファントム・ランチ Phantom Ranch)まで往復2日かけて下ってみては。ただし宿の予約を取ってから! 

  「グランドキャニオンを見るなら朝夕に限る」とよく言われます。僕らも朝早起きして日の出を拝んだり、夕暮れの渓谷をじっと眺めたりしましたが、その入り組んだ地形と影の織り成す景観の変化は、見ていて飽きることがありません。暑くなる昼間は買い物などをして過ごしました。こんなところでも、ひょっこりシカが登場したりします。

  ンだこれは?? 帰路、ネバダ州内にて。クラゲのようなUFOのような雲がワンサカ浮かんでいます。最初は山にかかる傘雲かなとも思ったのですが、山のないところにもあってなんか変。というより気持ち悪い。UFOの研究施設があるらしいというネバダ、これも何かの実験だったのか?


 

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