このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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バートはリッチモンド、エルセリート、バークレー、オークランドを通っています●リッチモンド市 Richmond 99,200人
  エルセリートのすぐ北隣に位置する市で、バートの終点駅やアムトラックの駅、そして湾の対岸とを結ぶ橋の起点でもある交通の要衝です。以前はサンフランシスコへのフェリーも運航されていました。大都市近郊都市らしく、トイザらスなどの大型店や、ヒルトップモールなどの大規模ショッピングセンターが数多く存在します。内陸部はほぼ住宅地なのですが、沿岸部では工業がさかんで、そのためそのあたりでは治安に多少の問題があります。ただ、イーストベイ北部の中心都市として、お世話になることの多い街です。

●ケンジントン町 Kensington 5,000人
  エルセリートから丘を登っていったところにある小さな町です(正式名称は The Community of Kensington だそうですが、ここでは「町」と表現します)。ここの小学校には、エルセリート東部に住む児童が多数通っています。それ以外には特に大きな施設もなく、静かな住宅地が広がっています。

●アルバニー市 Albany 16,500人
  エルセリートとバークレーの間、海岸部にある非常に小さな市です。面積は4.4平方キロメートル、日本で最も狭い埼玉県蕨市の面積の8割しかありません。しかしこの市は交通の便がとてもよく(バートの駅はありませんが)、エルセリートから高速道路に乗る場合にはここのインターチェンジを使用することになります。また海岸部には Golden Gate Field という競馬場があり(上の地図、「Albany」と書かれた左側の灰色の部分)、レースを開催していることがあります。なお、このアルバニー市以下(南側)は、アラメダ郡Alameda County 所属です。

●バークレー市 Berkeley 102,750人
  バークレーといえば、おなじみカリフォルニア大学バークレー校の所在地としてよく知られています。またここは、自由な風土を重んじる傾向があり、公民権運動やベトナム反戦運動もここから始まりました。バークレーの街は、大学を中心にして作られていると言っても過言ではありません。また、バークレーに限らないのですが、このあたりには動物が住みついていて、キャンパス内でもリスや鹿の姿を見ることがあります。キャンパスの南側と東側は比較的治安が悪いので注意が必要です。海岸部にはヨットハーバーがあり、毎年独立記念日には盛大に花火が打ちあがります。

●エメリビル市 Emeryville 6,900人
  この市はアルバニー市よりさらに狭く、なんと3.2平方キロメートルしかありません。が、それでもこの市は重要な役割を2つ果たしています。1つは、1989年のサンフランシスコ大地震によって破壊されたオークランド駅に代わって、エメリビル駅がアムトラック大陸横断列車の終着駅になっているということです。ここからシカゴやシアトル、ロサンゼルスへの長距離列車、また州内の近郊列車などが発着しています。もう一つは、交通の大動脈であるベイブリッジのふもとにあるという地の利を生かして、交通・宿泊の便が非常によくなっているということです。オークランドやバークレーと比べてエメリビルの治安は比較的良好で、空港にも近いことから宿泊客が多く訪れます。

●オークランド市 Oakland 399,500人
  イーストベイ最大の都市、カリフォルニアでも7番目に人口の多い大都市です。交通や経済の中心地でもあり、バートの全路線が市内を通っているほか国際空港もあります。また、大リーグのオークランド・アスレチックスや、フットボールのオークランド・レイダーズの試合をテレビで見たことのある人もいることでしょう。この市で注意して欲しいのは、このあたりでは最も治安が悪いということです。特に市内中心部から南側、コロシアムにかけての一帯は、昼間でも細心の注意を払うことが必要です。公共交通機関に乗っている分には全く問題はありませんが、自動車や徒歩の場合は特に気をつけてください。沿岸部には工業地帯が発達しています。


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