このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 

良寛堂
(1993.9.22)


出雲崎、良寛堂

新潟県の柏崎市と刈羽村の間には、東京電力の原子力発電所があります。
そこで作られる電気は、新潟県で使われるのではなく、
送電線によって遠い首都圏に運ばれていきます。
その柏崎から、田中角栄元首相の生まれた西山町を通り、新潟市へ行く途中に、
「奥の細道」で芭蕉が「荒海や……」という有名な句を作った出雲崎という町があります。

この町の名主の家に生まれたのが、あの有名な「良寛さん」。
でも、生来のまっ正直な性格が、ある意味で海千山千の政治力を要求される
名主の仕事には合わなくて、それもあってか18歳のときに出家します。

今、良寛さんの生まれた立派なお屋敷の跡には小さなお堂がひとつ建っており、
その裏手には良寛さんの座像があります。
良寛さんの視線の先にひろがる海……そこに浮かぶ佐渡が島。
そこは、良寛さんの母親の故郷でもあります。

 

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