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郵便配達車
(1994.2)
スウェーデンの冬はとにかく寒い。
わたしが最初に行った2月には、時にはマイナス20度なんて日もありました。
そうなってくると、昼頃0度を越えたりすれば、「今日は暖かいなあ」などとも感じます。
もちろん、一日中マイナスの日もあるわけで、道路に積もった雪は融けません。
道には雪と滑り止めの砂が堆積し、路面のアスファルトや石畳はほとんど見えなくなります。
この時期、スウェーデンの車はとてもバッチイです。さわったら泥だらけになりそう。
洗車なんて不可能だし、したって無駄ですもの。
ここに写っているのはスウェーデンの郵便配達車です。
スウェーデンでは(ドイツもそうですが)郵便の色は黄色です。
そしてマークはホルンと王冠(ドイツはホルンだけ)。
車のない時代、郵便配達は馬車の仕事。その馬車でクラクションに使われていたのがホルンなのです。
スウェーデンにもやがて雪解けの季節がやってきます。
道路はさぞかしぐっちゃぐちゃになるんだろうなぁ……
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