このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 

セマルハコガメ
(1992.4.26)



 

セマルハコガメ

西表島の浦内川河口から由布島へと向かう途中、乗っていたバスがいきなり停車しました。
運転手兼ガイドのおじさんが、「亀です」と一言。
バスの前を横断していたのは、天然記念物のセマルハコガメ。

セマルハコガメは、日本では石垣島と西表島にだけ生息する陸性のカメ。
腹甲(お腹のほうの甲羅)が前後ふたつにわかれていて、
ちょうつがいのようなものでつながっているので、
敵に襲われた場合、頭、手足、しっぽを引っ込めて、腹甲で完全に蓋をしてしまいます。

この時も、絶好の被写体とばかりにカメラ片手に降りてきた観光客の集団に取り囲まれ、
恐れをなしたカメさんは、手足を引っ込めて「ハコ」になってしまいました。
バスは道路の真ん中のカメさんを大きく迂回して発車していきました。


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