沖縄でとっても印象的なのが、建物の壁にじかに描かれた「看板」。

　台風の多い土地ですから、なまじっかの看板を取り付けたところですぐに吹き飛ばされてしまうし、
だいいち飛んだ看板がどんな思わぬ事故をひきおこさないとも限らない。
というわけで、沖縄にはこの「直描き形式」の看板が多いのです。

　「かりゆしおきなわ」で那覇から石垣に行く途中、寄港した宮古島の平良に上陸しました。
ぶらぶらと街を歩いているうちに出くわしたのがこの「マルマサ菓子店」のビル。
どうやらお菓子の問屋さんらしいのですが、今までいろいろな「看板」を見てきたわたしも、
このビルには「うーむスゴイ」と脱帽しました。

　こうなるともう、ビル全体が看板と言っていい。
描かれたお菓子のパッケージも、風雨に打たれてちょっと色あせたけれどもけっこうリアルだし。
ここまで凝った看板屋さんにも、描かせたお店の人にも「あっぱれ」と言ってあげたいです。

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