このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください




京成3300形を撮る

Keisei Elektrischen Bahn Triebwagen 3300 

2010.10.9 UPDATE

京成電鉄3300形は1968年から1972年にかけて製造された、通称「赤電」シリーズの最終形式である。
合計54両が製造され長らく主力電車として活躍を続けてきた。
3000形をはじめとして他の赤電形式が淘汰された今、3300形は唯一残った赤電形式として貴重な存在といえよう。
2010年現在、8編成32輛が現役であり、千葉線や金町線を中心に活躍を続けている。

僕は都内の城南地区で生まれ育ったので、京成沿線とは馴染みが薄いが、赤電に親近感を覚えるのは地元の都営地
下鉄1号線(現 浅草線)に乗入れて来る赤電に接する機会が多かったためであろう。
そんな3300形を今のうちに記録しようと、暇を見つけては京成沿線を訪ねている。

撮影:2009年2月〜2010年6月各日
機材:OLYMPUS E-410 14-42mm 40-150mm


3300形 現有全編成から
3301 (3304F) 幕張本郷駅

3309 (3312F) 京成検見川〜京成稲毛間
ファイヤーオレンジ復活直後なので床下のライトグレーが引き立つ。

3309 (3312F) 京成検見川〜京成稲毛間

3309 (3312F) 幕張本郷〜京成幕張間

3333 (3344F) 京成検見川〜京成稲毛間

3337 (3348F) 堀切菖蒲園〜お花茶屋間

3341 (3320F) 2010年7月のダイヤ改正で消滅した上野発金町行電車。
堀切菖蒲園〜お花茶屋間

3345 (3324F) 幕張本郷〜京成幕張間

3345 (3324F) 京成幕張

3345 (3324F) 京成稲毛

3349 (3328F) 京成高砂駅

3353 (3356F) 幕張本郷〜京成幕張間



今回の赤電復活色、青電復活色に関し、昔の色をご存知の諸兄から色の違いが話題になった。
京成ファンであるTrazom氏がモハシ21003氏と共に興味深い検証をされたのでご紹介する。
Trazom氏は昔の青電の塗料見本を大切に保管されているが、その色見本を復活青電と並べたのが以下の画像である。
(本コンテンツ作成にあたりTrazom氏には画像掲載のご快諾をいただきました。Trazom氏には厚くお礼申しあげます)



左が昔の本物の塗料、右が復活。
明らかに色調が異なる。これは今回の復活に際して、昔の塗装を忠実に再現するというより、現代の感覚にあわせ、調整を加えたのではなかろうか。
昔のベージュより赤みの強い復活赤電の色もまた然りである。

3300形の情景あれこれ
京成といえば松の木。
かつては千葉県内の沿線には多くの松がみられたようだが随分減ってしまった。
枝ぶりが気に入っていた京成幕張付近のこの松も2009年に切り倒された。

3349 (3328F) 桜の咲く頃。

3309 (3312F) 若葉の頃。

鎮守の森を横目に踏切を渡る。

お寺の門の向こうを赤電が通り抜ける。

3301 (3304F) 京成稲毛〜みどり台間


午後の昼下がり、花見川を渡る復活赤電。

曇天の下では青電塗装が一層地味に見える。

花見川の水面に塗りたてのファイヤーオレンジが映える。

北総鉄道 7260形
北総鉄道へリースされ7260形となったもので、8連1本のみの存在。
これを撮るには相当の時間、及び北総線内で撮るなら相当の散財が必要である。白井

初夏の頃。白井

千葉ニュータウンへ滑り込む7260形。

まだまだ頑張って走ってもらいたい電車である。




HOME




このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください