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晩年の京王 6000系

Keio Elektrischen BahnTriebwagen 6000

2011.2.10 UPDATE

1972年に京王電鉄初の20m車として登場した6000系。
特徴ある左右非対称の前面は、アイボリーの塗装と相俟って京王の新しい顔として定着した。
しかしその後の新車増備で淘汰が進み、2011年3月、ついにその活躍に終止符が打たれる。
ここでは晩年に撮影した情景をご覧いただく。

撮影:2009年4月〜2010年5月
機材:OLYMPUS E-410 14-42mm 40-150mm


前パン堂々
都営地下鉄新宿線乗入れの6000系10連は下り側の先頭に前パン車が立った。
下り側の先頭車は京王線が走る方角の関係で順光状態で撮影しにくい。
しかし初夏の夕方に順光で撮れることが分かり、何度か通ってようやく撮影できた。
地下鉄乗入れの10連は2009年6月で運行を終了した。
つつじヶ丘付近にて。

西日に向かって走る前パン編成
この画像を撮った頃は既に9000系が主力で、地下鉄乗入れ6000系10連は1本か2本の運用であった。
延々と待ち、ようやく来たのに上り列車と離合!などということもあった。
しかも側面に陽が当たるのはごく限られた時間であり、線路脇からは建物の影が忍び寄りハラハラしながら列車を待った。
柴崎付近にて。

8連各停
晩年、本線での活躍はご他聞にもれず各駅停車が中心であった。
柴崎付近にて。

地下鉄からの快速8連
地下鉄乗入れは急行の10連、快速の8連という具合である。
つつじヶ丘付近にて。

準特急10連
京王本線は列車密度が高いのでせっかくの10連も上りと離合し尻切れトンボ・・・。

復活色2連
競馬場線に臙脂帯を復活させた2連が登場した。
サイドには「KTR」の銘板も復元されていた。
この編成、僕は3度目の訪問でようやく撮影できた次第。
せっかく復活したこの編成も2011年2月に廃車解体された。

競馬場線を行く
草生した支線をのんびり走る6000系。
これもまた晩年の一コマである。




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